ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

18きっぷで紀伊半島一周の旅おまけその3・民宿はげやま。

2021-09-03 19:48:57 | 鉄分の多い話
菅首相が辞意を表明したが、特段の感想もないので旅行の小出しで(笑)。

今回お世話になったのが、こちら。

「民宿はげやま」。
なぜ「はげやま」なのかは知らないが(笑)。
ここは圧倒的に飲食が主で、宿泊はオマケの印象。
良いように言えば、オーベルジュだ(笑)。

食堂としてのメニュウは、こんなん。

おいしそうではないか。

飲食が主だが、部屋もちゃんとしている。
チェックインすると、もう布団が敷いてあった。

独房ではない(笑)。
ただしアメニティは歯ブラシしかなく、タオルも結局持参のものを使った。
聞けば、あったのかもしれないが…

料金は1泊2食6,500円。
夕食は、こんなん。

名物まぐろの刺身、トンカツ、筑前煮。
シンプルだが基本は押さえており、ボリウムも文句ない。

せっかくなので、まぐろをアップで。

赤身で、トロリと溶けるのにキレがある、おいしいまぐろだった。

布団に寝転がって天井を眺めたところ(笑)。
朝食もシンプルだが焼魚・冷奴・玉子と基本は押さえている。
コレで6,500円は安いか?高いか?
その判断基準として、共用の洗面はこんなん。

共用のトイレは、こんなん。

…コレで大丈夫な人は、どうぞ(笑)

18きっぷで紀伊半島一周の旅おまけその2・紀伊勝浦はレトロなまぐろの街だった。

2021-09-02 19:11:11 | 鉄分の多い話
今回泊まったのが、和歌山県の那智勝浦町。
その中心・JR紀伊勝浦駅。

いかにも観光地の駅という風情だが、改札は2階の跨線橋上にある。
朝は、運良く「銀河」に遭遇。

駅前の、ひなびたアーケード。


勝浦港。

観光港の桟橋。

撮影によく使われるという、レトロな街並み。

赤い郵便ポストも、昔のままだ。

さてこの紀伊勝浦は、言わずと知れたまぐろの街。
駅には、こんなパンフレットがある。

まぐろをおいしく食べさせてくれる店の情報が、ズラリ。

そして驚いたのは、まぐろの無人販売店がこんなにあるのだ。


その中のひとつの、ここに来たのだが…
…あいにくの臨時休業(泣)。

火曜は漁港の市場が定休日で、それに合わせてほとんどの店が閉まっているようだった。
来た曜日が、悪かった…

そこで、やっと開いている店を発見。
こちらの「中虎商店」さん。

こちらで、めばちまぐろを買って帰る事に。
但し㌘580円もするので、400㌘が限界だった(笑)。

そして、昨夜の写真のように家で刺身にして、おいしくいただいたのだった…






鉄分補給・18きっぷ紀伊半島一周の旅おまけ;買ったもんあれこれ。

2021-09-01 19:31:54 | 鉄分の多い話

今回はテツ旅で、手で持てる分しか買わなかったのと超のつくケチケチなので(いつもの事だが)、コレだけしか買わなかった。

右奥は職場用の「鮪せんべい」。
ちゃんと名産のまぐろの身が入っているらしく、「ホテル浦島」の部屋にも用意されているそうな。

左奥は「まぐろのとろ煮」。
日持ちするまぐろの土産というと、甘辛く煮込んだコレになる。
コレは、闘う同士のmoriくん用。

そして手前は家族用の、紀伊勝浦産生まぐろ。
メバチマグロで、㌘580円もするので400㌘ほどしか買えなかった(泣)。
で、コイツを刺身にして、

おいしくいただいたのだった…


鉄分補給・18きっぷで紀伊半島一周の旅その2。

2021-08-31 18:00:00 | 鉄分の多い話
「民宿なまはげ」の朝は早く、6:45には朝食だ。

シンプルだが、必要最低限なものは揃っており「これぞ旅館の朝ごはん」だ。

チェックアウトから電車までは2時間以上あったので勝浦の街を散策したのだが、それはまた後日詳しく(笑)。

 2328M 紀伊勝浦1005発→紀伊田辺1212着
旅情はないが、快適な227系1000番台ロングシート。
みんな山側に座り、窓越しに太平洋を観ながら乗っている(笑)。

太地、串本、周参見…
馴染み深い駅名を聞いているうちに、11:52白浜着。
59分の発車までは、7分ある。
駅弁を買うには、充分だ。
首尾よく、駅弁とビール(発泡酒だが)をゲット。

紀伊田辺に着くのは、12:12。
今はロングシートで食事ははばかられるし、乗り換えてから食べよう、と思っていたら…

2356M 紀伊田辺12:19発→御坊13:08着
なんと、コレも227系1000番台のロングシートだった(泣)…
弁当を食べるわけにもいかず、せめてぬるくなる前にビールだけでも…

…この暑さ、3口ほどでロング缶が胃の中に吸い込まれた(笑)。
ビールの余韻で、車窓にグイグイ迫る海を楽しむ。


354M 御坊1310発→和歌山1412着
関空・紀州路快速でおなじみ223系、待望のクロスシート。
満を持して、駅弁開封。

「弁鶏(べんけい)」という、白浜や紀伊田辺で売られている弁当だが鶏ももが炭火で香ばしく焼かれており、大層ウマい。
これでこそ、テツ旅だ…

4582H 和歌山1414発→天王寺1525着
おなじみ紀州路快速で、日根野で関空から来る関空快速と連結。
もうここまで帰ってくるとほぼ日常感覚なのだが、それまでオール各停で紀伊半島を一周してきただけにいざ快速に乗るとものすごく速く感じる。
普段は関空からの帰りに乗っていて
「おっそいな〜、カネかかっても『ラピート』にしといたらよかったか?」
と思ったりもするのだが、贅沢になってしまっていた自分に気付く。

3384K 天王寺1530→奈良1603
これまたいつもの、221系大和路快速。

2634M 奈良1623→城陽1650
221系みやこ路快速。

1648M 城陽1701→(最寄り)

2日間を通じてこれ以上ない好天(というか猛暑)に恵まれ、どの列車も全く遅延しなかった事に感謝を申し上げたい。

自分のブログを繙くと、18きっぷの旅は私自身5年ぶりのようだが今回強く思ったのは
「テツ旅における『旅情』の感じ方を、アップデートせねばならない」
という事だ。
18きっぷで各停に揺られ、車窓を眺めながら昼間っから缶ビール飲んで…という旅を嫌いな鉄道ファンは、ほぼいないだろう。
しかし昨日今日と読んでいただいてお分かりいただけたように、紀勢本線は東は亀山から西は御坊まで、ロングシート車両しか走っていない。
先ほどの旅情を感じるなら特急のロマンスシートや急行・近郊型クロスシートがよいのだが、ロングシート車両はそういった旅情を徹底的に排除し通勤・通学などの「地元の足」としての機能に特化した車両なのだ。
普段行かない土地に乗り込んでロングシートばかり乗らされて「旅情がない」とボヤくのは愚かな事であり、その人達の生活の中に我々がお邪魔しただけの話だ。
国鉄が民営化されて34年経ち、もう日本中のどこを探してもキハ28/58なんて走っていないし、キオスクに冷凍みかんやゆで卵など売っていないのである。

私は本当に旅が好きで、カネもないのに年に何度も小旅行に出るのだがクルマの旅でも「道の駅」の地元野菜には旅情を感じるし、飛行機の旅においても出発ロビーに響き渡るアナウンスやチャイムを耳にするたびテンションが上がる。
極言すれば、私のような昭和のオッチャンは国鉄の非効率な商売が好きだっただけで、令和の今はとにかくデータに次ぐデータ、効率に次ぐ効率の世の中だ。
令和の鉄道事情の中での旅情に、私は早く気付かねばならないのだがあいにく私は水戸岡鋭治の作品を全く好きになれないのである…

鉄分補給・18きっぷで紀伊半島一周の旅その1。

2021-08-30 19:48:00 | 鉄分の多い話
てなわけで、なかなか売ってなかった時刻表を片手にしばしの鉄分補給である。

615M 最寄り→木津921着
コレはいつもの221系。6両なのでガラガラで快適!

322K 木津926発→加茂932着
これもごく普通の大和路快速221系8両。
夢の「車両独占」(笑)。

230D 加茂936→亀山1103
やっと雰囲気が出てきた。キハ120の2両編成。

やはりテツ旅となると、1本はディーゼルに乗らねば。
車内はロングシートとクロスシートが半々で、運良くクロスシートに座れたがまるでクッションがない。
伊賀上野までは木津川沿いに走るが、なかなかの渓谷美。
しかし、およそ「本線」とは思えない線路(笑)…

923C 亀山1116→多気1218
JR東お得意の、オールロングシートによるディーゼル、キハ25。

18きっぷで東海道本線を走られた方は、熱海〜豊橋間がロングシート車両しかない事に面喰らわれた経験がおありだと思うが、まさしくアレである(笑)。
一身田で地元の女子高生がドカーンと乗ってきて焦ったが、次の津で大半が降りた(笑)。

多気に降り立ってちょうどお昼時となったが、駅弁などあるはずもなく駅前にはこんな食堂がポツンと1軒。

腰の曲がった老女が切り盛りしており、お昼はほぼ日替わり定食以外頼まないでほしいような圧を受けたため(笑)、日替わり定食650円に。

いいではないか。
このヘルシーでストイックな感じ、細部に至るまでの手作り感が嬉しい。

331C 多気1322→新宮1704
こちらも噂には聞いていた、旅情のカケラもないキハ25のロングシート。

紀伊長島あたりまでは山間部を走るが、それを過ぎると待望の海が。

しかし尾鷲で20分止まったり…
鉄分の多い人でなければ耐えられないだろう。
そりゃ、みんなクルマで動くよね(笑)


2340M 新宮17:10発→紀伊勝浦17:37着
新宮まではJR東海、新宮から西はJR西日本。
ここからは電車特急くろしおが走っているように電化されており、同じロングシート2両でも227系1000番台だ。



宿は紀伊勝浦駅の北側なのだが、駅前もなぁんもない(笑)。

今宵お世話になるのは、「民宿はげやま」。

完全に食堂がメインで、その意味ではオーベルジュだ(笑)。

名物のまぐろをフィーチャーした、夕定食。

素晴らしい。
民宿の食事は、こうでなくてはいけない。
まぐろがメインだがそれだけだと物足りないので、ボリウムを補完するトンカツ。
この「民宿はげやま」は、例によって後日特集にさせていただく事にする(笑)。

中の風呂はショボいらしいので、歩いてすぐのこちらで500円を払って日帰り温泉。

塩辛い、天然温泉だ。

これまた歩いてすぐのローソンに寄り、炭酸水と氷を買って帰り、持ち込んだウイスキーをハイボールにしてチビチビと…

カネは全くかかっていないが、この夏一番の贅沢な夜である…