(写真は、オリコンニュースより)
「多目的トイレ」で複数女性と関係をもった事で騒ぎになり活動を自粛していたアンジャッシュ・渡部建の会見が先週末行われ、ワイドショーはこぞってこの話題を取り上げた。
もう私はこのテの話題が大嫌いで、そもそもワイドショーを観ないようになって久しい。
少し前は東出昌大で、今回は渡部建。
ともに人も羨む美人女優を妻に持つ芸能人である。
マスコミが「マスゴミ」と揶揄されるようになって久しいが、もっとも芸能マスコミの下劣さは今に始まった事ではなく、私が子どもの頃から梨元勝や福岡翼がえげつないレポートをしていた。
「報道の自由」は憲法で保障されているが、人の「道」に「報いる」のが報道であり、芸能人の身の下話は人の道に報いる話ではない。
多少の語弊は覚悟だが、そもそも芸能界というのはそういうところである。
私は去年の吉本興業のいわゆる「闇営業」問題についても、全く違和感はなかった。
大昔から、いわゆる興業というものにはいろんな人達が付いて回って然るべきものである。
さらに不快なのは、それを取り上げるマスコミの姿勢だ。
私はマスコミが聖人君子だとは全く思わず、多少はまともな人もいるのだがむしろ権力を傘に着た鼻持ちならないカネ持ちが少なくない。
特にTV業界は、「番組に出してあげるから」と片っ端から若い女性を食い物にしていた人の話は枚挙にいとまがない。
そんな連中が、報道の自由や権力を振りかざし、身の下のだらしない芸能人に寄ってたかる様は、まさしく集団リンチにしか見えない。
大変申し訳ないが、例え本当に聖人君子がいたとしてもそんなリンチなどという乱暴な手法は取らない。
マスコミがリンチをしてよい理由は、どこにもないのだ。
若者のTV離れが叫ばれて久しいが、こんな汚くどうでもいい話題ばかり取り上げていては、観られなくなって当然だ。
ネットからしか情報を得ない若者が、その情報の真偽を見定められるリテラシーを持った者ばかりだとも思わないが、TVにはこれからも公器であり続けるために放送法で定められた「公共の福祉に寄与する」視点をどうか忘れないでいただきたいのである…
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