この季節になると私は毎年言うが、本当に今年もクライマックスシリーズ(以下CS)を観るたび腹が立つ。
ご存知のようにパ・リーグはファーストステージで2位ロッテが3位楽天を下しファイナルステージに進出したが、セ・リーグは2位阪神が3位読売に敗れ、あえなく敗退してしまった。
私は読売のファンでも阪神のファンでもないが、あのペナントレースでわずか5厘差までヤクルトを追い詰めた熱戦は何だったのか、となってしまう。
12球団が揃って同じ条件、すなわちCSを勝たないと日本シリーズに進めないのを折り込み済みで戦ってきたので今年の結果に文句は言えないが、せめて再来年、2023年からでもCSを廃止出来ないか。
私がCS廃止を唱える論拠は、これも繰り返しになるが
「なんとかペナントレースを勝ち切ったが、CS時点でケガ人が続出している満身創痍のチーム」
がまともに戦えない事だ。
反対に、シーズン中は苦しみどうにかAクラスになり、CS時点でたまたま戦力が揃ったチームが目先の何戦かを勝つだけで日本シリーズに行けるなんて、そんなおかしな話はない。
今年で言えば、オリックスは終盤に攻守の要である吉田正尚が死球を受け骨折。その代役を務めた紅林まで死球であわや長期離脱だったが元気にプレイしている。
今年のオリックス優勝は若手の活躍もあるが、言うまでもなくエース山本と主軸の吉田の活躍抜きには語れない。
吉田を欠いているオリックスが、楽天を下して勢いに乗るロッテに敗れるような事があるとオリックスの年間を通した頑張りがフイになってしまう。
実際、西武は2018・19年とリーグ優勝をしていながらCSでソフトバンクに敗れ、シリーズに進めず辻監督はファンの前で号泣していた。
たまたまポストシーズンに戦力が揃い、短期決戦に強かったチームが目の前の何試合かを勝ったところで、そのチームを日本一だとは私は認めたくないのである…
一昨日とCSはセ パ 共に好ゲームでした。
ペナントレースはリーグ戦としての長期決戦ですが、
CSは短期決戦としての面白さはあるとは思うんです
いつもありがとうございます。
おっしゃる通り、短期決戦には短期決戦の面白さがあります。
後先考えずにどんどん投手を注ぎ込める。
しかしそんな短期決戦の結果が日本シリーズ進出権を決めるというのに私は納得がいきません