ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

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大滝詠一、没後7年になる。

2020-12-30 19:49:02 | No Music,No Life.

ミュージシャンの大滝詠一が2013年の今日亡くなって、まる7年になる。
大滝さんに出逢わなければここまで音楽に興味を持つ事になるとは思わなかっただけに、私にとって大滝さんは言わば「音楽の父」だった。
先月は故郷・岩手で大滝さんの展示をやっており、ひとりPeachに乗って行ってきた件もここで記した。
ちなみに山下達郎は「神」。根本要は「兄」である(笑)。

もうすぐ53歳になるオッサンの、大滝詠一を軸とした自分語りなんて誰も興味はないと思うので最小限にとどめるが、日本の音楽史に燦然と輝く名盤「A LONG VACATION」を聴いた時の衝撃。
以前にも書いたが、レコードに針を落とした瞬間に腕をグッと掴まれて海に連れてかれたような音世界が広がった。
何より、その鼻にかかった口ごもったボーカルに、生理的な快感を覚えた。

そして大滝氏自身に興味を持ち、過去を掘り下げ「NIAGARA MOON」を聴いた時のあまりのリズム遊びの面白さ。そして伝説のバンド「はっぴいえんど」に行き着きそこで聴いた日本語のロックの萌芽。
どれを取っても、同じ人がやっているのだろうかと疑ってしまうほどの広さ、奥行きである。
エコーとストリングスを多用したあの爽やかな音だけがナイアガラ・サウンドてはない。あの大滝氏の自宅の「FUSSA45スタジオ」で録られた、狭いならではの部屋鳴りのするスタジオで林立夫とドラムや鈴木茂のギターが炸裂した音こそが、まさしくナイアガラ・サウンドだ。

大滝氏の功績は、自身の作品のみならず多方面への曲提供にも及ぶ。松田聖子「風邪達」森進一「冬のリヴィエラ」小林旭「熱き心に」など枚挙にいとまがないが、どれを聴いてもいわゆる大滝節を感じられてしまうのも興味深い。

音楽研究家としても類稀な存在である。
氏の作品にいくつも仕掛けられたアメリカン・ポップスへのオマージュの数々。
自身の作品だけではなく、それらを自身のトークに乗せて世に伝えるミュージシャンDJとしても先駆者だ。
ラジオ日本でかつての「ゴーゴーナイアガラ」を再放送していたが、私はラジコプレミアムで全て録音した(笑)。

大滝さんが7年前の今日亡くなり、私がすぐに取った行動の写真がコレ。

大滝さんが手掛けた数々のCMソングの中でも特に名作と云われる「三ツ矢サイダー」「出前一丁」「大関」の各商品を買い込み、供えたのであった(笑)…





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