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毎週発表される「今週のTV視聴率トップ20」、今朝の発表は衝撃だった。
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大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が、トップ20から脱落してしまった。
あの悪評高い、毎朝ゲンナリする朝ドラ「ちむどんどん」がトップなのに、まさに「まさかや〜」だ。
「鎌倉殿」はあの三谷幸喜脚本、主人公・北条泰時に小栗旬、源頼朝に大泉洋、北条政子に小池栄子など豪華キャストで私も毎週楽しんでいるのだが、頼朝の死を境に平均で3〜4%は下がってしまい、ほぼ11%くらいで推移してしまっている。
今朝のスポーツ紙の記事で、三谷幸喜氏が
「小栗旬は期待以上の泰時を演じてくれたが、大泉洋は私の期待したような頼朝を演じてくれなかった」
とコメントしていたのを見かけたが、視聴率はそれとは正反対の結果となっている。
確かに戦国の信長・秀吉・家康の三英傑や幕末の坂本龍馬・西郷隆盛らのような分かりやすいキャラや時代背景ではなく、源平合戦から鎌倉幕府はそれほど興味を持たれていなかったのかもしれない。
しかしこのドラマは、頼朝の没後から風雲急を告げる、言わば「勝者なき内ゲバ」になっておりしかもそれが現代社会に通じる示唆に満ちている。例えば、
「跡目争いほど、見苦しいものはない」
「派閥は、所詮数合わせでしかない」
「一人を悪者に仕立て上げて潰しても、世の中は全然良くならない」
「うまい話には、必ず罠がある」
(義時の3人目の嫁)
「ジジイがいつまでも権力を振りかざすのは良くない」
など、一連の池井戸潤作品ではないが現代サラリーマンのストレス社会に見事に通じるものがあるのだ。
物語は、ラスト3ヶ月。
史実によれば泰時や政子ら以外の主要人物はほぼ抹殺されたそうだが、その過程をしっかりと見届けたい…
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