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以下、京都新聞より転載。
…なんとも盛り上がらない市長選で、地方選独特の相乗り、争点の曖昧さ、コロナの影響もあり投票率はかつてないほどに低迷するのは間違いない。
行政として目の前のコロナ対策という大問題に立ち向かわねばならないのは仕方ないが、そもそも宇治市民の気持ちがどこにあるのか、候補者はわかっているのだろうか。
私は宇治市民となって四半世紀が過ぎたが、宇治は衰退の一途を辿っている。
去年まではインバウンド効果が平等院などにも及び、観光面ではなんとかなっていたのだが今年は寂しいものだ。
しかしそんなものは単なる風頼みで、宇治の行政が汗をかいて稼いだものではない。
この四半世紀で、まず日産車体の工場が閉鎖になり、納税額も人口も減った。
夏の風物詩だった宇治川花火大会も、水害の護岸工事やら何やらがいい口実になりなくなってしまった。
かと思えば、宇治橋近くの塔の島のソメイヨシノも無残に切り倒され、花見も出来なくなってしまった。
何度も指摘しているが、近鉄小倉駅はクルマの送迎が出来ないほどに道が狭く、駅前には商業施設「レインボー小倉」が廃墟となり無残な姿を晒している。
その小倉駅の南北の踏切も渋滞がひどく、高架化は遠い夢。
府道69号、いわゆる旧R24はあれだけの交通量にもかかわらず慢性的に渋滞しており、改善される気配は一向にない。
そんなにイヤなら宇治になど住まねばよいではないか、と言われそうだが、正直ここまでの衰退は私が住み始めた時にはとても想像がつかなかっただけに今さらどうしろと言われても厳しいものがある。
これらの明らかな問題点を、この2人の候補者が何とかしようとしてくれる気配が全くないだけに私は新・宇治市長に全く期待出来ないのである…
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