ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

大阪市役所の地下が「まいどおおきに食堂」になっていた。

2020-06-05 18:37:00 | うまいもん
おなじみ、大阪市役所。

もう12年ほど前に市長が平松、知事が橋下のいわゆる「くにお・とおる体制」になってから何かとお騒がせで、特に今年のコロナ禍では府庁ともどもよく報道に取り上げられる。

この地下に、以前は誰でも利用出来る大食堂があった。
メニュウはそんなになく、日替わりのAかBか、あとは麺類みたいな感じだったのだがワンコインでお腹いっぱいになり、栄養のバランスも悪くなかったのでたまに利用していた。

今もよくその前は通り、地下には行かなくなって久しいのだが数年前にその地下食堂がご存知フジオフードサービスの「まいどおおきに食堂」になった、というのを聞いていた。
普段から「まいど」にはあまり行かず、定食が食べたくなればもっぱらごはんおかわり自由の「やよい軒」や「街かど屋」だったのだが、たまにはいいかとばかりに偵察してみた。

確かに、そこは「市役所食堂」となっていた。


藁で書いたような、おなじみフジオフードのロゴ。
以前にTVでやっていたが、この書体は社長が1店1店自分で書くのだそうな。

テイクアウトコーナーもある。

食堂ではなく、自分のデスクで食べたい人も少なくないのでありがたいのではなかろうか。

私もお盆を手に取り、行列に並ぶ。
眼下に広がる、出来立ておかずの数々。

いつもだと「おかず、小鉢、ごはん、味噌汁」のパターンなのだがなぜか今日はそれに抗ってみたくなった。
「昔懐かしい味」という触れ込みの中華そばに、ごはんとほうれん草のおひたしを合わせてみた。

おびただしい量のワカメは、レジ横にあるフリートッピングだ。
コレで税込み638円、安いんだか高いんだか(笑)…

せっかくなので、中華そばをアップで。

まずスープをひと口。
をっ、ごま油が効いてる!
ともすれば頼りなくも思える醤油ラーメンのスープも、ごま油を加える事でアクセントが出来る。
麺は冷凍だが、別にまずくもない。
カウンター越しにオーダーをした時に、お兄さんが四角い冷凍の麺を湯に漬けていたのを、見てしまった(笑)。
食べごたえはないが、たったの300円であり言ってしまえば汁代わりだ。
で、またぞろ
「炭水化物に炭水化物を合わせやがって…」
と陰口を叩かれるのはわかっているので、免罪符的にほうれん草を取った。
(余談だが、ケンミンショーでケンドーコバヤシが至言を語っていた。
関西人はお好み焼き定食のように炭水化物+炭水化物が好きなのを全国で馬鹿にされる、という風潮に対し、
『ほなオマエら、パスタ食う時にバゲット食うなよ!』
と反論していた。素晴らしい)

安くいただけてカスタマイズが利くのはありがたいし、何の文句もないのだが私は少し寂しい気持ちになった。
ここ数年、大阪の地下鉄は見違えるほど美しくなった。
民営化され「大阪メトロ」となり、駅やトイレも本当に美しくなった。
反対に、売店が全てローソンになってしまったのは何とも言えず寂しい。
同じ事はJR西日本にも言え、構内の売店が全てセブンイレブンになってしまったのは実に面白くない。
コンビニというのはまさに集積化されたデータのカタマリであり、見事に売れるもの、必要なものしか置いていない。
ゆえに、面白くないのである。
極端に言えば、全国の駅弁がある1社のほか弁屋に統一されてしまったら、どんなにつまらないだろうか。
駅の売店ごとき、市役所の食堂ごときに個性を求めるのは間違いかもしれないが、昔から市民に愛されてきた魅力、大手チェーンにはない魅力がそこにはあるし、それは決して効率だけでは計れないものだと思うのだが…







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