花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

鈴虫寺探訪

2005年10月21日 | 四日市商店連合会です

爽やかな秋晴れの10月20日。四日市商店連合会の研修旅行が、厳かに?執り行われました。秋の京都は、新緑も終わり紅葉にもまだ早く、何もない季節(鈴虫寺副住職 桂 紹寿様のお言葉)ですが、お天気が何よりのご馳走。澄んだ空気に程よい汗が心地よい季節でございました。
虫寺様(江戸中期1723年鳳潭上人開創)には頭が下がるばかりでございます。交通の便がよいというわけでもなく、立派な本堂があるというわけでもございません。唯、観光にはうってつけの京都にあるだけで、これだけの多くの参拝者が訪れているのです。
れは、鈴虫寺住職 桂 紹源様の知恵と努力の賜物ではないでしょうか。年中鳴く鈴虫を育て、その音の中で楽しい説教を聴いていただく。わらじを履いた幸福地蔵尊を山門の前にお祭りし、お守りを持ってお願いすれば、お地蔵様が皆さんのところまで必ず出掛けてくださる。この三点セットで売り出したところが、大ヒットとなりました。
中鳴く鈴虫を育てることは、大変なご苦労があったでしょう。また、難しい説教を、面白くてためになる話し方にするには、ずいぶん工夫があったと思います。受け継いだ資産に胡坐をかいているのではなくて、努力によって多くの人を集めることに成功したのです。
法」は爆笑ものです。少し遅れて入ったため、幸いにもお二人のお話を聞くことが出来ました。大まかな台本はあるようですが、若い副住職のお話は説得力がありましたし、もうお一人の年配の方のお話には、昔聞いた懐かしい香具師の口上を思い出させました。参拝者は若い人が多く、仏教が健在であることを思い知らされます。やはり京都です。
回から、研修旅行ということで、昼食は以前に比べて質素になったと聞いていますが、おいしい湯葉の京料理をいただきました。大家さんにビールをよばれて、昼食には十分でした。     つづく