花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

昭和33年お正月の映画館は?

2022年01月09日 | レモン色の町

ポケットラジオが意外に高い!

昭和33年1月3日付の中日新聞に、ゼネラル電機の広告が掲載されていました。ところが、初めの挨拶文の左半分がコピーされなかったため、半分の文面で残りを想像するしかありませんでした。

『・・(昭和33年は、文)化の年といわれてい(る昨今ですが、皆様お変わり御座いませんでしょうか?)・・・(まず、なによりも文化的かつ合)理的な生活をするため(には)・・・(合理)化ということがどんな(に大切なものであるかは、申し上げる)・・・までもありません。・・・(文化的)になれるゼネラル電化(製品)・・・(を)揃えて一日も早く無駄(遣いせずに、経済的な)・・・日が過ごせるよう新し(い生活様式に変更し)・・・(て、まっ)たりあなたの電化生活・・・(をおお)くり下さい。???』

何となく言わんとすることが想像できます。当時の電気製品の小売価格が明示されているので、興味ある広告になっています。

さて、昭和34年1月3日の中日新聞。映画館の様子はどうでしょうか?

弥生館では、黒澤明の「隠し砦の三悪人」を上映しています。おそらく四日市東映では「忠臣蔵」が第1弾(1月2日)で終了して他の劇場へフィルムを回し、第2弾(3日より)で「旗本退屈男」の上映のようです。日活では、石原裕次郎の「紅の翼」をやっています。

年末から歳末・正月興行に入り、3日から第2弾の正月興行に入りました。お客さんも目白押し、上映作品も目白押しです。

昭和35年1月3日付 中日新聞

上映映画の欄はよく見たものです。昭和35年の上映作品は、四日市東映が切れてしまった見えないですが、どの映画館も今一つ大作不作の様子です。「四日市ニュース」劇場は、オカダヤの2階、西南隅にあった小さな映画館のことです。唯一お正月らしい上映は世界館で、美空ひばりの「初春狸御殿」と、若尾文子の「女経」で完全暖房です。

ここで気になる記事を掲載します。正月3日は、どこも大変な人出でした。という事で・・・

「四日市スリーランド」?(仮設の遊園地?)では大変な人出だったという記事がありました。昭和35年のお正月に、仮設遊園地がどこにあったのか?

これは岡野先生が描かれた、戦前の諏訪神社ですが、「スリーランド」は、諏訪公園内で設置された遊園地だったと想像できます。毎年のように市民壇の前では、サーカスが開催されていました。

 

 

 

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