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私はプロボクシングはあまり好きではない。
そしてTV放送はじっくり観た事はありませんでした。2年ほど前までは・・・
亀田三兄弟があのパフォーマンスで世間を騒がすようになってから・・・私も世間並みに観ていました。
どこか心の中で「生意気な礼儀知らずの亀田が負ける瞬間」を期待しながら・・・でも、今まで勝ってきました。
勝っていたから、いろいろな事が許されてきたのでしょう!
でも今回・・弟の大毅が負けてからマスコミは一転した。
若い子が一途に頑張っている姿は、親として好感はもてるし今、職をもたず何をしていいか解らない若者よりずっとすばらしいと思う。
今回の反則は遺憾であるが、マスコミの態度の変貌は観るにみかねる。
ランキング上位、チャンピオンになるに連れ、人間の品格が問われるようになるのである。
そしてここで、常識・教養があるかないかの差がでてくるように思う。
これから親離れして成長していく事を期待したいと思います。
でも世のお父さん、お母さん・・・貴方は自分の子供に「世界一のおやじ」「世界一のおふくろ」と言ってもらえますか?
私は、亀田興毅が「世間の人がなんといっても、俺にとって世界一のおやじやから・・・」と言った親子関係は少なからず認めたいと思います。
どんなにお金をかけても、どんなに教育しても親子関係の薄さが増し、いろいろ事件が起きる中、亀田の親子関係だけは成功したのではないでしょうか?
昔、子供は「尊敬するのは両親です」「親のようになりたい」などと親を大切にしていましたが・・・今はそういう子供も親も少なくなってきました。
私も親を尊敬して、母親のようになりたいと思っていましたが・・・
子供は親の背中をみて育つ・・・尊敬される親になろう
実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな・・・いろいろな意味で賢くなるほど低姿勢で
私は子供からみてどう思われているのかな??
「亀田ボクシング」については、金儲け(興行)のプロスポーツの世界でいいも悪いもない、というのが私の考えです。優等生ばかりで興行が成功するはずがありません。そして今の流行りの「亀田バッシング」も所詮興行の世界の出来事と考えるべきでしょう。亀田史郎氏は、「勝負の世界」に生きているのではなく「興行の世界」に生きていることを自覚するべきであり、息子たちにボクシングを教えると同時に「興行の世界」に生きていることも教えるべきだったと思います。「興行の世界」なら日本ボクシング界ではだれもなしえなかった成果をあげたのだから。「勝負の世界」なら自分がすればいいのに、息子たちを追い込んでしまった、ということでしょうか。
そんな親爺でも「世界一のおやじ」これほど息子のために生きた人は少ないはず。私もそうだけど、世の父親は恥ずかしいと思うのではないでしょうか?でもそんなことまでできなかった自分でも息子や娘のために毎日仕事にも通えたこと、子供たちの手前と思いいい加減なことができなかったこと、ちょっといい成績をとると自分のことのようにうれしく自慢できたこと、そう思えるのは親子であって、そんな関係は人生の至宝と言えるでしょうね。
親のことは、尊敬しています。
息子・嫁、これからもよろしくね。