語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【保健】入浴で循環器ケアを ~睡眠不足ケア~

2019年01月18日 | 医療・保健・福祉・介護
(1)科学誌「PLOS ONE」に載った愛媛大学の研究によると、中高年期の日本人は週に5回以上の入浴で動脈硬化リスクが低下し、血中BNP(心臓に負担がかかると増えるホルモン)の上昇が抑制されるようだ。

(2)本研究は、同大・老年内科が立ち上げた疫学調査「しまなみ健康推進プログラム」の一環。
 2006~3年に同大附属病院抗加齢・予防医療センターの抗加齢ドックを受診した1,593人を対象に、入浴頻度や時間、温度についてのアンケート調査を実施。回答があった873人(男性345人、女性528人)を解析対象とし、そのうち164人については、追跡期間中に2回以上の時点でデータを比較している。

(3)対象者の入浴頻度は平均5.8回/週、1回の入浴で湯船につかる時間は平均12.4分だった。
 入浴回数で対象者をグループ分けし、動脈硬化と心機能との関係を調べた結果、5回以上/週の群は、4回以下/週の群に比べて、血管年齢が有意に若く、心臓の元気度が高かった。
 入浴頻度や温度との関連では、入浴回数が多くなるほど血圧が低く心臓が元気になり、お湯の温度が41℃以上では、それ以下より血管年齢が若いことが判明している。
 また「週に5回以上、41℃以上のお風呂につかる」という習慣を続けると血中BNPの上昇が抑えられ、心機能と血管年齢を若く保つことができるようだ。

(4)入浴が心臓・血管に良い理由として、温熱作用で
  (a)血流が良くなり血圧が下がる。
  (b)血管内皮細胞の機能が改善し動脈硬化を抑制する。
の2点が知られている。
 さすがに湯船につかることは難しいが、最近は慢性心不全患者に対する乾式サウナ(40~60℃)を使った温熱療法(和温療法)の有効性と安全性が多施設の臨床試験で確認されている。
 また、タイミングの良い入浴は「睡眠負債」の返済にも有効。この夏、睡眠不足だった人は就寝90分前に41℃のお湯につかって体温を一時的に上げるといい。身体の「お休みスイッチ」が入り、寝付きが良くなる。猛暑で酷使された心臓のケアとで一石二鳥である。

□井出ゆきえ(医学ライター)「入浴で循環器ケアを/睡眠不足ケアとで一石二鳥 ~カラダご医見番・ライフスタイル編 No.412~」(「週刊ダイヤモンド」2018年9月1日号)

 【参考】
【保健】入浴で循環器ケアを ~睡眠不足ケア~
【保健】1日30品目神話は過去の話 ~米国心臓協会が声明~
【保健】10月10日は目の愛護デー ~中高年は眼の健診を~
【保健】身長と死亡リスクとの関係 ~高身長の男性はがんに注意~
【保健】飲んでも飲まなくても? ~アルコールと認知症リスク~
【保健】フクロウ族は死亡リスク ~朝型へどう切り替える?~
【保健】アトピー性皮膚炎の最新治療 ~健康な皮膚の「常在菌」を移植~
【保健】定年までに2型糖尿病を発症 ~30歳男性の3人に1人!?~
【保健】酸味はあなたを大胆にする ~ここ一番に梅干しを!!~
【保健】高血圧は血管内治療の時代へ? ~腎デナベーション~

【保健】アスパラガスを食べるとおしっこが芳しい香水になる?
【保健】大量飲酒の健康リスク ~認知症発症が3倍以上に~
【保健】世界一辛い唐辛子にご注意 ~脳血管れん縮リスクあり~
【保健】帯状疱疹は予防できる時代 ~50歳以上はワクチン接種を~
【保健】資産損失ショックは健康リスク ~無資産なみに死亡率が上昇~
【保健】薬で顎が腐る? ~骨粗しょう症の人は要注意~
【保健】電子たばこで禁煙成功率が向上 ~約16万人の全米調査~
【保健】完璧主義者の抑鬱 ~親友に接するように自分にやさしく~
【保健】子どものエナジードリンク摂取 ~米国スポーツ医学会が警告~
【保健】高血糖で認知機能が低下 ~健康的な生活が脳を守る~
【保健】心筋梗塞の自覚症状は? ~吐き気や腹痛、男女差も~
【保健】世界各国のパンを比較 ~意外に塩分が高いと判明~
【保健】片頭痛持ちは脳・心血管に注意 ~特に診断後の数年間は節制を要す~
【保健】高い平熱は1年死亡リスクと関連? ~男性も基礎体温を測ってみよう~
【保健】急性虫垂炎の治療は手術か、薬か? ~外科医が選ぶのは~
【保健】シリコンバレーの贖罪? ~元役員らがネット依存警鐘団体~
【保健】花粉症シーズン始まる ~今年の飛散量は多いか、少ないか~
【保健】トマト2個で肺機能を守る ~「前」喫煙者にも効果~
【保健】ナッツを食べて心疾患を予防 ~1日30グラムのお手軽健康法~
【保健】ついに薬もIoT ~胃液センサーで服薬管理~
【保健】犬を飼うと長生きする ~特に、一人暮らしにお勧め~
【保健】何年禁煙したら帳消しになるか ~女性は11年、男性は~
【保健】食後の血糖値スパイク ~カーボ・ラストでまったり改善~
【保健】米砂糖業界の苦々しいお話 ~不利なデータを半世紀も隠蔽?~
【保健】対人過敏は早く老ける? ~遺伝子レベルに影響~
【保健】慢性便秘に「考える人」 ~全国1,000万人のお悩みに~
【保健】ストレスでがんリスク上昇 ~ただし、男性に限る~
【保健】死亡率が最大5倍超に ~がん代替療法の選択で~
【保健】認知症と性格の関係 ~責任感は予防的に働く~
【保健】手洗い励行の季節 ~CDC推奨の方法は~
【保健】何を食べていましたか? ~認知良好な69~71歳の場合~
【保健】SNSに投稿した写真が鬱病診断の手がかりに?
【保健】もし妻が乳がんに罹患したら ~10月はピンクリボン月間~
【保健】ダイエット法の新説は最大18時間の絶食 ~朝・昼2食でBMI低下~
【保健】秋の登山でも水分補給を ~脱水係数で消費量を把握~
【保健】歯周病と全身疾患との関係
【保健】尿のpHで糖尿病の発症予測 ~酸性度が高いとリスクが上昇~
【保健】ビタミンB群の過剰摂取にご注意 ~男性の肺癌発症リスクが上昇~
【保健】長距離タイムは血液型しだいか ~影響は普段の練習に匹敵~
【保健】活動格差が肥満を招く ~72万人に対する調査で判明~
【保健】認知症の発症を予防する/10代から意識すべき9因子
【保健】10代の望まない妊娠を防ぐ ~長期間効果がある避妊法を選択~
【保健】糖尿病網膜症リスクを軽減 ~26メッツ・時/週以上の運動~
【保健】ヒアリにどう対処する? ~アナフィラキシーに注意~
【保健】鬱に効くボルダリング ~悲観的な自動思考を解消~
【保健】主食をしっかり食べると公平な判断ができる
【保健】梅雨明け~お盆は熱中症の季節 ~危ない人、予防と対応法~
【保健】塩分過剰で空腹に ~高血圧どころかメタボに~
【保健】満腹より栄養素に目を向けて ~収入が低い世帯は主食頼み~
【保健】だるいときほど階段昇降を ~カフェインより効果的~
【保健】成人ADHDの予備診断 ~六つの質問でクリーニング~
【保健】“ベンゾ系薬剤”に注意 ~常用量でも薬物依存を形成~
【保健】ギャンブル依存症ってなに? ~最新の定義は「プロセス依存」~
【保健】グルテンフリー食の功罪 ~結局、2型糖尿病に?~
【保健】アジア系2型糖尿病でも全がん死リスクが上昇
【保健】「男の更年期」改善効果に疑問符 ~テストステロン補充療法~
【保健】狩猟・採集民族のチマネの人々に学ぶ ~現代的な生活は健康リスク~
【保健】玄米でカロリー消費! ~30分程度の運動に匹敵~
【保健】1日あたり0.5合程度が上限 ~認知症を予防する飲酒量~
【保健】電子たばこで禁煙補助? ~英米で見解の相違~
【保健】二つの睡眠時無呼吸症候群 ~閉塞性か中枢性かで違い~
【保健】不安やうつはがんの初期症状? ~結腸・直腸、膵臓などで関連~
【保健】赤身肉は魚や鶏肉に置き換えて ~大腸憩室炎の発症リスクを軽減~
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【保健】前立腺癌の手術で優れているのは ~ダ・ヴィンチvs人の手~
【保健】サウナで認知症リスクが低下 ~本場フィンランドの報告~
【保健】ポケモンGOで運動量up! ~仲間でワイワイの効果~
【保健】「過剰診断」か「見落とし」か ~マンモグラフィー検診のリスク~
【保健】悪性腫瘍ばりの「足の狭心症」 ~運動・喫煙で早期に対応を~
【保健】ワクチンを接種し損ねても ~インフル予防に補中益気湯~
【保健】高齢者は健康な生活、他方、若い世代は生活習慣に課題
【保健】子供の感染性急性胃腸炎に ~家庭でできる経口補水療法を~
【保健】痛風発作の薬は低用量で/米国のガイドラインが推奨
【保健】社会文化的伝統は肥満のもと ~年末~春は危険だらけ~
【保健】サルコペニア肥満で糖尿病!? ~筋肉減でインスリン分泌低下~
【保健】子どもの砂糖摂取量は1日25g以下に ~肥満症対策のため清涼飲料より水~
【保健】偽薬効果は学習効果? ~慢性的な腰痛が軽減~
【保健】中高年の性行動と認知機能
【保健】揚げ物はレジリエンス(心の弾力・回復力)に悪影響?
【保健】カロリー制限か運動療法か、どちらか一つじゃダメか?
【保健】遺伝子検査で再発リスクを評価 ~乳癌、抗癌剤治療の回避も~
【保健】慢性疲労症候群に関係か ~腸内細菌叢~
【保健】脳トレに有酸素運動をプラス ~認知機能と記憶力が向上~
【保健】標準体重なのに2型糖尿病?/BMIが「1」増加しただけで
【保健】受動喫煙は確実に癌、脳・心疾患、乳幼児突然死症候群を生む
【保健】嫌な気分の時こそ、動く ~うつ病治療に行動活性化療法~
【保健】孤独リスクも欧米化する?/宴会文化が廃れた後は
【保健】茶カテキンによる肝障害でノルウェーがサプリメント含有量規制へ
【保健】学んで4時間後に運動すると記憶が定着 ~記憶術~
【保健】飲む抗癌剤で生存率改善へ ~膵臓癌の再発を抑制~
【保健】恐竜も腫瘍を患う ~癌は進化の宿命~
【保健】高血圧にはモーツァルト ~安静に寝ているより効果的~
【保健】塞栓症リスクが低いピルは?/エストロゲン量と黄体ホルモンで違い
【保健】悲しいと食べすぎる ~食べ放題は幸せなときに~
【保健】「夏の蚊対策国民運動」 ~ジカ熱対策~
【保健】2型糖尿病発症にも民族差/アジア系は「BMI23」でリスク
【保健】ジャガイモに高血圧リスク/ノンオイルでも要注意 
【保健】ADHDに「ゲーム療法」?/2製品が臨床試験へ
【保健】男性は運送業、女性は医療・介護 ~メタボになりやすい業種~
【保健】健康生活の王道は「食」 ~食事バランスガイドと死亡率~
【保健】眼底検査で何がわかるか ~眼疾患だけではない~
【保健】弾性ストッキングが効果的 ~エコノミークラス症候群対策~
【保健】マインドフルネスで腰痛改善 ~認知行動療法と同じ効果~
【保健】歯磨きが心血管疾患を予防 ~毎食後で発症リスクを軽減~
【保健】ガン=生存時代の就労支援 ~治療と仕事の両立に指針~
【保健】糖尿病患者の降圧目標値 ~140mmHgでよい?~
【保健】睡眠不足でスナック菓子を渇望、体重増加 ~大麻並みの快楽
【保健】コーラ1缶で薬の吸収率がアップ ~抗癌剤の薬効~
【保健】その一言で妻の2型糖尿病リスクが減少 ~「先に寝ていて」~
【保健】先進国では認知症が減少? ~予防の鍵は生活習慣の改善~
【保健】生活設計は長期戦か短期決戦か ~癌の臓器別・病期別生存率~
【保健】イチゴとオレンジはEDに効く ~米国の研究報告~
【保健】高齢者の服薬適正化にGL ~容易な多剤併用に警鐘~
【保健】朝食抜きに脳卒中リスク 阪大など調査 大規模調査で1.18倍高
【保健】下剤は脳・心血管疾患リスク> ~背景にストレスや運動不足~
【保健】高脂肪食でシナプスが消失? ~動物実験~
【保健】2型糖尿病とフライド・ポテトとの関係 ~ポテトは煮物で~
【保健】世帯の所得と健康リスクの関係 ~食習慣と飲酒習慣~
【保健】抗がん剤の価格差は最大4倍以上 ~WHOの調査~
【保健】より危険な睡眠時無呼吸 ~脳・心疾患のリスク増~
【保健】初日の出の心身的効果 ~鬱対策は光を浴びて~
【保健】日本人肥満男性の食事と運動 ~糖尿病予防~
【保健】適性な「降圧目標値」 ~120未満で関連疾患が3割低下~
【保健】自由な裁量権でスリムに ~ストレスでメタボ~
【保健】目の老化には赤と緑と橙色 ~加齢黄斑変性症の予防~
【保健】早期発見のためにエコーと併用 ~乳がん検診~
【保健】骨折予防はカルシウムのほかに・・・・
【保健】前糖尿病患者は食習慣の改善を ~全国糖尿病週間~
【保健】糖質制限より脂質制限? ~体脂肪を減らす~
【保健】受動喫煙が歯周病リスクに ~ただし男性のみ~
【保健】貧乏ゆすりが命を救う? ~マナーより健康~
【保健】「高収入の勝ち組」の健康リスク? ~50歳以上の有害な飲酒~
【保健】照明用白色LEDのブルーライトは安全か?
【保健】目の愛護デー ~緑内障による失明を予防~
【保健】長時間労働は脳卒中リスク ~週41~48時間でも上昇~
【保健】ほぼ毎日食べると、死亡リスクが14%減少 ~唐辛子~
【保健】水族館でリラックス効果 ~血圧・心拍数に好影響~

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【南雲つぐみ】温泉の効果

2018年10月14日 | 医療・保健・福祉・介護
 温泉の作用は①温熱作用②水圧作用③化学作用④総合的生体調節作用-があるとされる(日本温泉気候物理医学会)。
 温熱と水圧の作用は、家庭の風呂でも味わえる。化学作用は泉質に含まれるさまざまな有効成分が人体に与える影響で、皮膚からの吸収だけでなく呼吸により肺から吸収することにある。
 総合的生体調節作用とは、温泉地の季節ごとの景色やすがすがしい空気、鳥の声などの自然界の音などリラックスできる環境が、張り詰めた神経の緊張を解きほぐす効果のことをいう。
 実は、この作用が最も重要ではないかといわれる。さまざまな要因が人体に総合的に作用して、自律神経や内分泌系のバランスを整え、健康な状態に近づけてくれるからだ。だから、日帰りでも温泉を楽しむことはリクラセーション効果を促してくれるのだ。
 入浴中は表皮の血行がよくなる分、胃腸の血流量が減る。すると消化吸収能力が下がるので、食後すぐお湯につかると消化不良を起こしやすい。食前か、食後1時間以上たってから入るようにしよう。

□南雲つぐみ(医学ライター)「温泉の効果 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2018年4月30日)を引用

 【参考】
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【保健】1日30品目神話は過去の話 ~米国心臓協会が声明~

2018年10月13日 | 医療・保健・福祉・介護
 <1985年、当時の厚生省が提唱した食生活指針に「1日30品目」というものがある。
 ようは多品目をバランスよく食べましょう、ということなのだが、実は、この「30」という数字にはこれといった根拠はない。
 結局、15年後の2000年には、指針から1日30品目という言葉が消え、「主食、主菜、副菜」を基本にバランスの良い食事を、という目標に変わった。
 さらに今年8月、米国心臓協会(AHA)が、「多品目を食べることが、適正体重の維持につながるという“エビデンス”はない」という声明を出した。
 声明の作成にあたり、米テキサス大学公衆衛生大学院疫学・ヒト遺伝学・環境科学のOtto氏らは、2000年1月~17年12月に発表された食生活と体重に関する調査研究を解析。
 その結果、多品目を食べることが適正体重の維持や健康的な食生活につながるとする根拠はないことが示された。さらに、多品目にこだわった食生活は、摂取カロリーが増加するばかりか、食事がパターン化して体重が増える可能性が示唆されたのである。
 声明では食品数をむやみに増やすのではなく、果物類、野菜類、豆類、全粒穀物、低脂肪の乳製品や植物油、鶏肉を適量食べ、赤身肉や菓子類、甘い飲み物を控えめにするよう推奨。「品目数よりも健康的な食品を食べ続けることが大切だ」としている。
 米疾病対策センターの報告によると、米国では成人の実に4割(39.6%)が体格指数30以上の肥満体形だ。肥満が引き起こす2型糖尿病、心疾患などの治療に費やされる医療費は年間2,000億ドルに達する。AHAが多品目神話にメスを入れたのも、肥満大国=米国の将来に危機感を覚えたからだろう。
 われわれも「1日30品目」にこだわる必要はない。もっとシンプルに、日本食品標準成分表の大分類──穀類、豆類、魚介類、野菜類などの14カテゴリー(菓子類、調理加工食品類などを除く)から1品ずつ選び、1日1回は食べるようにしよう。それだけで十分に五大栄養素をカバーできる。>

□井出ゆきえ(医学ライター)「1日30品目神話は過去の話/米国心臓協会が声明 ~カラダご医見番・ライフスタイル編 No.417~」(「週刊ダイヤモンド」2018年10月6日号)を引用

 【参考】
【保健】10月10日は目の愛護デー ~中高年は眼の健診を~
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【保健】犬を飼うと長生きする ~特に、一人暮らしにお勧め~
【保健】何年禁煙したら帳消しになるか ~女性は11年、男性は~
【保健】食後の血糖値スパイク ~カーボ・ラストでまったり改善~
【保健】米砂糖業界の苦々しいお話 ~不利なデータを半世紀も隠蔽?~
【保健】対人過敏は早く老ける? ~遺伝子レベルに影響~
【保健】慢性便秘に「考える人」 ~全国1,000万人のお悩みに~
【保健】ストレスでがんリスク上昇 ~ただし、男性に限る~
【保健】死亡率が最大5倍超に ~がん代替療法の選択で~
【保健】認知症と性格の関係 ~責任感は予防的に働く~
【保健】手洗い励行の季節 ~CDC推奨の方法は~
【保健】何を食べていましたか? ~認知良好な69~71歳の場合~
【保健】SNSに投稿した写真が鬱病診断の手がかりに?
【保健】もし妻が乳がんに罹患したら ~10月はピンクリボン月間~
【保健】ダイエット法の新説は最大18時間の絶食 ~朝・昼2食でBMI低下~
【保健】秋の登山でも水分補給を ~脱水係数で消費量を把握~
【保健】歯周病と全身疾患との関係
【保健】尿のpHで糖尿病の発症予測 ~酸性度が高いとリスクが上昇~
【保健】ビタミンB群の過剰摂取にご注意 ~男性の肺癌発症リスクが上昇~
【保健】長距離タイムは血液型しだいか ~影響は普段の練習に匹敵~
【保健】活動格差が肥満を招く ~72万人に対する調査で判明~
【保健】認知症の発症を予防する/10代から意識すべき9因子
【保健】10代の望まない妊娠を防ぐ ~長期間効果がある避妊法を選択~
【保健】糖尿病網膜症リスクを軽減 ~26メッツ・時/週以上の運動~
【保健】ヒアリにどう対処する? ~アナフィラキシーに注意~
【保健】鬱に効くボルダリング ~悲観的な自動思考を解消~
【保健】主食をしっかり食べると公平な判断ができる
【保健】梅雨明け~お盆は熱中症の季節 ~危ない人、予防と対応法~
【保健】塩分過剰で空腹に ~高血圧どころかメタボに~
【保健】満腹より栄養素に目を向けて ~収入が低い世帯は主食頼み~
【保健】だるいときほど階段昇降を ~カフェインより効果的~
【保健】成人ADHDの予備診断 ~六つの質問でクリーニング~
【保健】“ベンゾ系薬剤”に注意 ~常用量でも薬物依存を形成~
【保健】ギャンブル依存症ってなに? ~最新の定義は「プロセス依存」~
【保健】グルテンフリー食の功罪 ~結局、2型糖尿病に?~
【保健】アジア系2型糖尿病でも全がん死リスクが上昇
【保健】「男の更年期」改善効果に疑問符 ~テストステロン補充療法~
【保健】狩猟・採集民族のチマネの人々に学ぶ ~現代的な生活は健康リスク~
【保健】玄米でカロリー消費! ~30分程度の運動に匹敵~
【保健】1日あたり0.5合程度が上限 ~認知症を予防する飲酒量~
【保健】電子たばこで禁煙補助? ~英米で見解の相違~
【保健】二つの睡眠時無呼吸症候群 ~閉塞性か中枢性かで違い~
【保健】不安やうつはがんの初期症状? ~結腸・直腸、膵臓などで関連~
【保健】赤身肉は魚や鶏肉に置き換えて ~大腸憩室炎の発症リスクを軽減~
【保健】学会監修の防災セットが限定発売 ~心臓を守るリストも~
【保健】前立腺癌の手術で優れているのは ~ダ・ヴィンチvs人の手~
【保健】サウナで認知症リスクが低下 ~本場フィンランドの報告~
【保健】ポケモンGOで運動量up! ~仲間でワイワイの効果~
【保健】「過剰診断」か「見落とし」か ~マンモグラフィー検診のリスク~
【保健】悪性腫瘍ばりの「足の狭心症」 ~運動・喫煙で早期に対応を~
【保健】ワクチンを接種し損ねても ~インフル予防に補中益気湯~
【保健】高齢者は健康な生活、他方、若い世代は生活習慣に課題
【保健】子供の感染性急性胃腸炎に ~家庭でできる経口補水療法を~
【保健】痛風発作の薬は低用量で/米国のガイドラインが推奨
【保健】社会文化的伝統は肥満のもと ~年末~春は危険だらけ~
【保健】サルコペニア肥満で糖尿病!? ~筋肉減でインスリン分泌低下~
【保健】子どもの砂糖摂取量は1日25g以下に ~肥満症対策のため清涼飲料より水~
【保健】偽薬効果は学習効果? ~慢性的な腰痛が軽減~
【保健】中高年の性行動と認知機能
【保健】揚げ物はレジリエンス(心の弾力・回復力)に悪影響?
【保健】カロリー制限か運動療法か、どちらか一つじゃダメか?
【保健】遺伝子検査で再発リスクを評価 ~乳癌、抗癌剤治療の回避も~
【保健】慢性疲労症候群に関係か ~腸内細菌叢~
【保健】脳トレに有酸素運動をプラス ~認知機能と記憶力が向上~
【保健】標準体重なのに2型糖尿病?/BMIが「1」増加しただけで
【保健】受動喫煙は確実に癌、脳・心疾患、乳幼児突然死症候群を生む
【保健】嫌な気分の時こそ、動く ~うつ病治療に行動活性化療法~
【保健】孤独リスクも欧米化する?/宴会文化が廃れた後は
【保健】茶カテキンによる肝障害でノルウェーがサプリメント含有量規制へ
【保健】学んで4時間後に運動すると記憶が定着 ~記憶術~
【保健】飲む抗癌剤で生存率改善へ ~膵臓癌の再発を抑制~
【保健】恐竜も腫瘍を患う ~癌は進化の宿命~
【保健】高血圧にはモーツァルト ~安静に寝ているより効果的~
【保健】塞栓症リスクが低いピルは?/エストロゲン量と黄体ホルモンで違い
【保健】悲しいと食べすぎる ~食べ放題は幸せなときに~
【保健】「夏の蚊対策国民運動」 ~ジカ熱対策~
【保健】2型糖尿病発症にも民族差/アジア系は「BMI23」でリスク
【保健】ジャガイモに高血圧リスク/ノンオイルでも要注意 
【保健】ADHDに「ゲーム療法」?/2製品が臨床試験へ
【保健】男性は運送業、女性は医療・介護 ~メタボになりやすい業種~
【保健】健康生活の王道は「食」 ~食事バランスガイドと死亡率~
【保健】眼底検査で何がわかるか ~眼疾患だけではない~
【保健】弾性ストッキングが効果的 ~エコノミークラス症候群対策~
【保健】マインドフルネスで腰痛改善 ~認知行動療法と同じ効果~
【保健】歯磨きが心血管疾患を予防 ~毎食後で発症リスクを軽減~
【保健】ガン=生存時代の就労支援 ~治療と仕事の両立に指針~
【保健】糖尿病患者の降圧目標値 ~140mmHgでよい?~
【保健】睡眠不足でスナック菓子を渇望、体重増加 ~大麻並みの快楽
【保健】コーラ1缶で薬の吸収率がアップ ~抗癌剤の薬効~
【保健】その一言で妻の2型糖尿病リスクが減少 ~「先に寝ていて」~
【保健】先進国では認知症が減少? ~予防の鍵は生活習慣の改善~
【保健】生活設計は長期戦か短期決戦か ~癌の臓器別・病期別生存率~
【保健】イチゴとオレンジはEDに効く ~米国の研究報告~
【保健】高齢者の服薬適正化にGL ~容易な多剤併用に警鐘~
【保健】朝食抜きに脳卒中リスク 阪大など調査 大規模調査で1.18倍高
【保健】下剤は脳・心血管疾患リスク> ~背景にストレスや運動不足~
【保健】高脂肪食でシナプスが消失? ~動物実験~
【保健】2型糖尿病とフライド・ポテトとの関係 ~ポテトは煮物で~
【保健】世帯の所得と健康リスクの関係 ~食習慣と飲酒習慣~
【保健】抗がん剤の価格差は最大4倍以上 ~WHOの調査~
【保健】より危険な睡眠時無呼吸 ~脳・心疾患のリスク増~
【保健】初日の出の心身的効果 ~鬱対策は光を浴びて~
【保健】日本人肥満男性の食事と運動 ~糖尿病予防~
【保健】適性な「降圧目標値」 ~120未満で関連疾患が3割低下~
【保健】自由な裁量権でスリムに ~ストレスでメタボ~
【保健】目の老化には赤と緑と橙色 ~加齢黄斑変性症の予防~
【保健】早期発見のためにエコーと併用 ~乳がん検診~
【保健】骨折予防はカルシウムのほかに・・・・
【保健】前糖尿病患者は食習慣の改善を ~全国糖尿病週間~
【保健】糖質制限より脂質制限? ~体脂肪を減らす~
【保健】受動喫煙が歯周病リスクに ~ただし男性のみ~
【保健】貧乏ゆすりが命を救う? ~マナーより健康~
【保健】「高収入の勝ち組」の健康リスク? ~50歳以上の有害な飲酒~
【保健】照明用白色LEDのブルーライトは安全か?
【保健】目の愛護デー ~緑内障による失明を予防~
【保健】長時間労働は脳卒中リスク ~週41~48時間でも上昇~
【保健】ほぼ毎日食べると、死亡リスクが14%減少 ~唐辛子~
【保健】水族館でリラックス効果 ~血圧・心拍数に好影響~
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【保健】10月10日は目の愛護デー ~中高年は眼の健診を~

2018年10月13日 | 医療・保健・福祉・介護
 < 眉毛と眼に見えるから、10月10日は目の愛護デー。
 いささかこじつけのようにも思えるが、1931年から続く(戦時中に一時中断)由緒ある失明予防デーである。
 日本人が人生の途中で視覚を失う原因のトップは緑内障だ。
 少々古いが、日本緑内障学会が岐阜県多治見市の住民を対象に行った疫学調査「多治見スタディ(2000~01年)」によると、40歳以上で緑内障と確定診断された人は5%だった。普通に生活している中高年の20人に1人は中途失明リスクがあるわけだ。
 緑内障は、眼から入力された情報を脳に伝達する「視神経」に障害が生じ、情報処理できない部分の「視野欠損(認識されない=見えない)」や、視野が狭まる「狭窄」が生じる病気。
 発症初期は正常な目が見え方を補うので、異常に気づきにくい。「疲れ目かなぁ」「近眼が進んだみたい」と思っているうちにじわじわ視野が欠けていく。
 視野異常以外の典型的な自覚症状は①階段を踏み外す、②距離感の異常、③人にぶつかりやすくなる、④人や自転車が急に横から飛び出してくるように感じる、などだ。情報処理できない欠損部で生じた“死角”から人や物がいきなり視野に入ってくる状態で、交通事故を起こしかねない。
 最近は、テレビの「ノイズ(砂嵐)」を利用したセルフチェックを提供するサイトも増えている。気になる方は利用してみるといいだろう。ただし、こうした症状に気づいた時は、すでに緑内障が進行している可能性が高い。
 いったん、視野が欠けてしまうと回復は不可能だ。点眼薬などで緑内障の進行リスクである眼内圧力を下げ、進行抑制するしか手がない。また眼からの「情報入力」が減ると認知症リスクが上昇する。本来なら、無症状のうちに眼の健康を確認するべきだろう。
 特に、緑内障の家族歴がある、ステロイドを服用している(いた)、糖尿病など慢性疾患がある、眼の外傷、あるいは屈折矯正術の経験があるなど発症リスクがある方は、10月10日を機に眼科の定期健診を始めるといい。>

□井出ゆきえ(医学ライター)「10月10日は目の愛護デー/中高年は眼の健診を ~カラダご医見番・ライフスタイル編 No.418~」(「週刊ダイヤモンド」2018年10月13日号)を引用

 【参考】
大岡昇平、佐藤優、読書
【保健】身長と死亡リスクとの関係 ~高身長の男性はがんに注意~

【保健】飲んでも飲まなくても? ~アルコールと認知症リスク~
【保健】フクロウ族は死亡リスク ~朝型へどう切り替える?~
【保健】アトピー性皮膚炎の最新治療 ~健康な皮膚の「常在菌」を移植~
【保健】定年までに2型糖尿病を発症 ~30歳男性の3人に1人!?~
【保健】酸味はあなたを大胆にする ~ここ一番に梅干しを!!~
【保健】高血圧は血管内治療の時代へ? ~腎デナベーション~

【保健】アスパラガスを食べるとおしっこが芳しい香水になる?
【保健】大量飲酒の健康リスク ~認知症発症が3倍以上に~
【保健】世界一辛い唐辛子にご注意 ~脳血管れん縮リスクあり~
【保健】帯状疱疹は予防できる時代 ~50歳以上はワクチン接種を~
【保健】資産損失ショックは健康リスク ~無資産なみに死亡率が上昇~
【保健】薬で顎が腐る? ~骨粗しょう症の人は要注意~
【保健】電子たばこで禁煙成功率が向上 ~約16万人の全米調査~
【保健】完璧主義者の抑鬱 ~親友に接するように自分にやさしく~
【保健】子どものエナジードリンク摂取 ~米国スポーツ医学会が警告~
【保健】高血糖で認知機能が低下 ~健康的な生活が脳を守る~
【保健】心筋梗塞の自覚症状は? ~吐き気や腹痛、男女差も~
【保健】世界各国のパンを比較 ~意外に塩分が高いと判明~
【保健】片頭痛持ちは脳・心血管に注意 ~特に診断後の数年間は節制を要す~
【保健】高い平熱は1年死亡リスクと関連? ~男性も基礎体温を測ってみよう~
【保健】急性虫垂炎の治療は手術か、薬か? ~外科医が選ぶのは~
【保健】シリコンバレーの贖罪? ~元役員らがネット依存警鐘団体~
【保健】花粉症シーズン始まる ~今年の飛散量は多いか、少ないか~
【保健】トマト2個で肺機能を守る ~「前」喫煙者にも効果~
【保健】ナッツを食べて心疾患を予防 ~1日30グラムのお手軽健康法~
【保健】ついに薬もIoT ~胃液センサーで服薬管理~
【保健】犬を飼うと長生きする ~特に、一人暮らしにお勧め~
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【保健】歯磨きが心血管疾患を予防 ~毎食後で発症リスクを軽減~
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【保健】糖尿病患者の降圧目標値 ~140mmHgでよい?~
【保健】睡眠不足でスナック菓子を渇望、体重増加 ~大麻並みの快楽
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【保健】生活設計は長期戦か短期決戦か ~癌の臓器別・病期別生存率~
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【保健】下剤は脳・心血管疾患リスク> ~背景にストレスや運動不足~
【保健】高脂肪食でシナプスが消失? ~動物実験~
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【保健】世帯の所得と健康リスクの関係 ~食習慣と飲酒習慣~
【保健】抗がん剤の価格差は最大4倍以上 ~WHOの調査~
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【食】ブルーベリーの美肌効果 ~100%カラダにいい食品(5)~

2018年09月23日 | 医療・保健・福祉・介護
 <ワインとの相性が抜群なのが、チーズ(★★)です。良質なタンパク質が多く含まれる一方、血糖値の上昇を防いでくれます。またカルシウムも多く含まれますから、骨粗しょう症予防にもつながる。
 チーズは乳酸菌などの働きで自然に牛乳を固めたナチュラルチーズと、加熱した上で乳化剤などを添加して成型したプロセスチーズに分かれます。加熱すると乳酸菌が死んでしまいますから、ナチュラルチーズのほうが断然いい。特に、モッツァレラはAGEが少ないのでオススメです。
 コーヒー(★★)は、最近になって糖尿病の発症を抑えたり、動脈硬化を予防する効果があることがわかり、すっかりブームです。1日に1杯は飲んでほしいと思います。
 ただし、インスタントはオススメできません。面倒でコストもかかりますが、自分で豆を挽いたコーヒーでないと時間が経つにつれAGEは増えてしまいます。
 コーヒーとは似て非なるものが「コーヒー飲料」。コンビニなどで売られているペットボトルに入ったカフェオレなどは、1本につき角砂糖10個分以上の糖分が含まれているものもあります。健康にとっては百害あって一利なしです。
 高熱で焙煎された豆も多くのAGEを含むので要注意です。選ぶ際は黒く焦げているものはできるだけ避けること。酸味が強く飲みにくいですが、薄茶色の浅炒りの豆の方が健康にはいいのです。
 果物は糖質が多いので摂りすぎには注意して欲しいと思います。ただ、ブルーべり-(★★★)は積極的に摂って欲しい食材です。豊富に含まれるポリフェノールの一種、アントシアニンは抗酸化作用を持ちAGEも抑制してくれる。また美肌効果もあります。世界的な化粧品メーカーのロレアルの研究所では、肌の老化を防止する効果を検証しています。私もメーカーとともに、ブルーベリーの成分を入れた美容マスクを開発しています。
 玉子(★)は人体に必要な必須アミノ酸を全て含むなど栄養価が豊富。ただ以前はコレステロールを上げるとされ敬遠されがちでした。
 ところが最近になって、コレステロールの約9割は肝臓で作られていて、食事から摂取するのは1割ほどしかないことがわかりました。その結果、2015年から日本でもアメリカでも食事によるコレステロールの摂取基準が撤廃されています。
 健康な人が1日に2、3個程度食べる分には問題ないでしょう。ただし、コレステロール値が高めの人は1日1個までに制限した方が良いと思います。
 これまで合計18の健康に良い食品を紹介してきましたが、摂取する際には次の三点がポイントとなります。
  ①加熱調理は避け、生で食べられるものは生で食べる
  ②少し値が張っても安心できる食品を選ぶ
  ③糖分が多いものは極力避け、炭水化物の摂り過ぎに注意する
 加齢に伴い酸化や糖化は確実に進み、AGEは少しずつ体内に蓄積されていきます。いま食生活を意識して代えることが5年、10年後の健康を左右するのです。いつまでも若く健康であるために毎日の食事に気を配って下さい。>

□牧田善二(AGE牧田クリニック院長)「100%カラダにいい食品(18品目リスト付き) 世界最高峰の医学雑誌が保証する 一週間に一回は摂って欲しい」(文芸春秋 2018年9月号)から一部引用

 【参考】
【食】ワインは一日一、二杯 ~100%カラダにいい食品(4)~
【食】「老けない食品の王様」 ~100%カラダにいい食品(3)~
【食】「焼く、揚げる」に要注意 ~100%カラダにいい食品(2)~
【食】酸化・糖化・AGE ~100%カラダにいい食品(1)~

 100%カラダにいい18品目(1) (クリックして拡大)
 

 100%カラダにいい18品目(2) (クリックして拡大)
 
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【食】ワインは一日一、二杯 ~100%カラダにいい食品(4)~

2018年09月22日 | 医療・保健・福祉・介護
 <豆腐や豆乳、納豆などの大豆製品(★★★★★)も日本人の健康長寿に大きく貢献してきた食品です。
 ポリフェノールの一種である大豆イソフラボンは、AGEの生成を抑えてくれます。女性ホルモンに近い作用もありますから、肌のくすみ防止や美白効果も期待できる。さらには、細胞や脳の若返り効果があるレシチンも含まれ、理想的なアンチエイジング食品といえるのです。
 特に大豆イソフラボンを多く含むのが納豆です。発酵食品ですからビタミン類やアミノ酸なども豊富。できれば毎日1パック食べてほしい。
 豆腐に含まれる良質なタンパク質は、血圧を下げる効果もあります。豆腐は朝食のお味噌汁にたっぷり入れれば、それだけで十分な量の栄養分が摂れます。1日で豆腐半丁が摂取の目安です。
 牛乳を毎日飲んでいる方は豆乳に代えることをオススメします。ただ、糖分が添加されている商品も多いので購入時には成分に注意を。必ず無調整の豆乳を選んでください。
 夕食時の適量のお酒は身体にいいのでオススメします。なかでもポリフェノールを豊富に含むワイン(★★★)の健康作用は、既に一流の医学雑誌に数々の研究が発表されており、もはやお墨付きです。
 赤ワインにはレスペラトロールやケルセチン、カテキンといった成分が含まれ、AGEを抑えて動脈硬化を防いでくれます。
 白ワインも健康効果では負けていません。1日に120cc、つまりグラス1杯程度の白ワインを3ヵ月飲み続けると、体重減少に加え、体脂肪や血圧の値が改善されたという研究があります。これは白ワインに多く含まれる酒石酸というミネラルの影響だと考えられます。また、血糖値を下げるという研究もあります。
 私は夕食の際には妻と一緒に白ワインを飲むことにしています。翌朝、血糖値を測ってみるとたしかに下がっているのです。ただし、要注意は甘味が強いワイン。糖質の少ない辛口がオススメです。
 いくら「百薬の長」とはいえ、飲み過ぎは禁物です。適量はどのくらいなのでしょうか。
 それを教えてくれるのが、今年4月に「ランセット」に掲載された飲酒量と死亡率との関係を示す研究です。約60万人を対象とした83の研究を分析したところ、最も死亡率が低かったのは、純アルコールの摂取量が1週間に100g未満のグループでした。これはワインのアルコール度数で計算するとボトル1本程度。一方、摂取量が200gを超えると、脳卒中や心不全のリスクは直線的に上昇しました。
 日本人は欧米人と比べると脳卒中が多いので、ワインなら週にボトル2本を超えないように。週に一度は肝休日を設けて、1日にグラスワイン1、2杯程度です。
 晩酌のおつまみにも健康に良い食品があります。
 まずオススメできるのはチョコレート(★★★★)。チョコレートに含まれるカカオポリフェノールは、強力な抗酸化作用があります。
 1997年に人類史上最高齢の122歳で亡くなったジャンヌ・カルマンさんというフランス人女性は、ワインとチョコレートが大好物で多いときは1週間で約1kgもチョコレートやカカオ成分を多く含むショコラショーというドリンクを飲んでいたそうです。
 ただし、チョコレートで注意すべきは糖分。甘いものは血糖値を上昇させるため逆効果になります。また、ホワイトチョコはカカオポリフェノールの含有量が少ないため、ブラックの方がいい。健康にいいと言えるのは、カカオ成分が70%以上のビターチョコです。目安は1日に25g、個包装になっている小さな板チョコであれば5枚程度食べても構いません。
 地中海食でよく食べられるナッツ類(★★)もいい。クルミやアーモンド、カシューナッツにはビタミンやミネラル、食物繊維などが豊富に含まれ、心疾患や糖尿病など様々な病気を予防してくれます。
 ただし、市販のナッツは塩分が過剰に含まれるので、購入の際は「無塩」のものを選んでください。また輸入ものが多いナッツ類は防カビ剤が添加されているものもあります。私は国産の無添加性落花生をオススメしています。落花生は木の実であるツリーナッツではありませんが、健康に与える効果は変わりません。
 添加物と健康の関係には、様々な議論がありますが、2015年に世界保健機関(WHO)がハムなどの加工肉に発がん性があると発表しました。これは加工肉に含まれる保存料が原因だと考えられています。WHOのような国際機関が注意喚起をするのですからよほどのことです。
 私はパンに含まれるイーストフードに注意を払っています。これはパンを膨らませるイースト菌の働きを強める添加物です。パンを買うときは必ずイーストフードが入っていないものを選んでいます。添加物の悪影響は全てわかっているわけではありませんが、私は、少量であれば大丈夫という考え方はむしろ危険ではないかと考えているのです。>

□牧田善二(AGE牧田クリニック院長)「100%カラダにいい食品(18品目リスト付き) 世界最高峰の医学雑誌が保証する 一週間に一回は摂って欲しい」(文芸春秋 2018年9月号)から一部引用

 【参考】
【食】「老けない食品の王様」 ~100%カラダにいい食品(3)~
【食】「焼く、揚げる」に要注意 ~100%カラダにいい食品(2)~
【食】酸化・糖化・AGE ~100%カラダにいい食品(1)~

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【食】「老けない食品の王様」 ~100%カラダにいい食品(3)~

2018年09月21日 | 医療・保健・福祉・介護
 <牛肉、豚肉と聞くと警戒する人がいるかもしれません。これまで牛肉や豚肉に多く含まれる飽和脂肪酸は、動脈硬化や血管系疾患を招く「悪玉」と考えられてきたからです。しかし最近、「ランセット」にこの常識を覆す論文が掲載されました。
 「ランセット」に掲載された大規模な追跡研究「ピュア・スタディ」は、世界五つの大陸、18の国の約13万5千人を対象として、世界的な話題を呼んでいる研究の一つです。
 昨年11月に発表された「ピュア」によれば、飽和脂肪酸を含む総脂肪の摂取量が多ければ多いほど総死亡率が低下することが分かったというのです。これだけで十分衝撃的な結果ですが、さらに脂肪は心筋梗塞など心血管病での死亡リスクと関連性がなく、脳卒中のリスクに限って言えば、飽和脂肪酸の摂取量が増えるほどリスクが低下したのです。
 脂肪を「悪玉」と考えるのはお腹に付いた脂肪からの連想でしょう。ところが脂肪は人体におよそ37兆個あるとされる細胞の膜や、生体を調整する様々なホルモンなどの元となる重要な役割があります。お腹の脂肪の原因は炭水化物の摂りすぎ。牛肉や豚肉を敵視するのは間違いなのです。
 ただし、鶏むね肉と同様、ここでも重要となるのが調理方法です。
 今年5月、「ダイアビーティス・ケア」が発表した研究によれば、赤身肉を直火で加熱調理した場合、糖尿病リスクが23%、肥満リスクは44%も上昇したという。また、オーブンで長時間加熱した場合も、同様にリスクが上がりました。つまり、牛肉や豚肉も「焼く」のは避けたほうがいいのです。
 私は牛肉や豚肉を食べるときは、しゃぶしゃぶにすることにしています。糖尿病や肥満のリスクを防ぎ、AGEの発生も抑えてくれます。
 ただ、そうは言ってもたまには焼き肉やステーキを食べたくなるものです。その場合は、フライパンなどで調理して絶対に直火を避けてください。つまり網焼きやバーベキューは良くない。先ほどの「ダイアビーティス・ケア」の研究では、フライパンで調理した場合、糖尿病リスクは15%下がったと報告されています。
 それと焼肉の際には、ぜひお酢(★★★)を活用してください。
 お酢にはAGEの発生を未然に防ぐ効果があります。肉を焼く前にお酢に浸してマリネにする。そのひと手間でAGEの発生量が2分の1以下になります。
 また、お酢には血圧と血糖値を下げる効果もあります。クエン酸やアミノ酸など疲労回復に効果がある成分も多く含まれますから、夏には積極的に摂って欲しい調味料です。
 お酢が苦手という方には「自家製ドレッシング」で摂ることをオススメします。お酢はオリーブオイルとの相性がいい。私も自宅で実践していますが、オリーブオイルにお酢、そして少量の塩と胡椒を混ぜるだけで立派なドレッシングになります。
 注意点としては、天然の醸造酢を選ぶこと。加工酢には、砂糖や甘味料が多く添加されています。
 オリーブオイル(★★★★★)は「老けない食品の王様」です。その健康効果は、「ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」などで繰り返し裏付けられており、非の打ち所がない。
 主成分であるオレイン酸は強力な抗酸化作用があり、動脈硬化も防ぎますから、脳梗塞や心筋梗塞の予防にもつながる。また、前出の「ダイアビーティス・ケア」が2015年に発表した研究によれば、地中海食にオリーブオイルを多めに加えると、糖尿病リスクが40%も低下する。
 私は患者さんに必ず食後に血糖値を測るように指導しています。
 この結果がじつに面白い。油の少ない和風パスタとオリーブオイルをたっぷり絡めたペペロンチーノを比べると、ペペロンチーノの方が血糖値の上昇が明らかに緩やかです。パンについても同様で、パン単体で食べるよりもオリーブオイルを付けて食べた方が血糖値の上昇は緩やかになります。これは、オリーブオイルがパスタやパンをコーティングすることで、消化の速度が緩やかになるからだと考えられます。
 オリーブオイルは酸化の度合いによって格付けされています。なかでも酸度が低く、加熱されていないエクストラバージンオイルはとり強い抗酸化作用、抗AGE力があります。
 私も調理用油に浸かったり、サラダにたっぷりかけたりして積極的に摂っていますが、そのまま飲むこともオススメします。毎日、新鮮なエクストラバージンオイルをおちょこ一杯程度飲むことで、アンチエイジング効果が期待できるからです。ただしエクストラバージンは高価なものも多いので、直接飲むものをエクストラバージンにして、調理用油は安価なものを使うようにしてはどうでしょうか。>

□牧田善二(AGE牧田クリニック院長)「100%カラダにいい食品(18品目リスト付き) 世界最高峰の医学雑誌が保証する 一週間に一回は摂って欲しい」(文芸春秋 2018年9月号)から一部引用

 【参考】
【食】「焼く、揚げる」に要注意 ~100%カラダにいい食品(2)~
【食】酸化・糖化・AGE ~100%カラダにいい食品(1)~

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【食】「焼く、揚げる」に要注意 ~100%カラダにいい食品(2)~

2018年09月20日 | 医療・保健・福祉・介護
 <どんな食べ物にも良い面と悪い面があるのが普通ですが、今回は「100%カラダにいい」と言える食品を選んで紹介したいと思います。いずれも医学的に裏付けられたもので、一週間に一回は絶対に摂って欲しいものばかりです。
 174ページから始まる表をご覧ください。食品をオススメ度別にランキングにしてみました。まずは五つ星の食品から紹介します。
 今年は記録的な猛暑が続き、夏バテ気味の方も多いと思います。そんな方に食べてもらいたいのが、ウナギ(★★★★★)です。疲れや肩こり解消に効果があるビタミンB1が豊富で、古くから夏バテ防止の代表格とされてきました。
 それに加えて私が注目するのは、カルノシンというアミノ酸の一種。これはウナギなどの回遊魚に多く含まれており、酸化、糖化どちらに対しても優れた抑制効果を発揮する「最高の抗酸化・抗糖化物質」なのです。ウナギは他の食品に比べ、とりわけ多く含まれ、「カルノシンの王様」といっていい。
 動物は筋肉やエネルギーを使うと、必ず酸化物質が発生します。酸化物質が体内に溜まると細胞が傷つきエネルギー代謝に異常が生じる。マリアナ海溝付近で生まれたウナギが何千キロも泳いで日本の川を遡上して来られるのは、カルノシンが活性酸素を除去してくれるおかげ。ヒトもカルノシンを多く持っていますが、加齢と共に減少してしまうので、特に高齢の方は食生活で補って欲しいと思います。
 私は平日の仕事に備えて、毎週日曜日の夜にはウナギを食べることにしています。「1週間これからがんばるぞ」という時にはぴったりの食材なのです。
 ウナギと同じ回遊魚のマグロ(★★★★★)とカツオ(★★★★★)も多くのカルノシンを含みます。
 マグロとカツオは種が近く、動脈硬化を防ぐタウリンやビタミンB群が豊富です。また、マグロには肝機能を活性化させるメチオニンが含まれ、カツオには高い抗酸化作用を持つビタミンEやアンセリンが非常に豊富に含まれています。これからの季節、キハダマグロや戻りガツオが旬を迎えますから積極的に食べて欲しいと思います。
 ほかにカルノシンが豊富に含まれている食品は鶏むね肉(★★★★★)です。鶏むね肉はビタミンB群を多く含み、AGEの発生を初期段階で抑えてくれます。また牛肉の10倍以上もビタミンAが含まれていますから、皮膚も粘膜も丈夫にしてくれます。
 マグロやカツオ、鶏むね肉はできれば毎日でも食べて欲しいですが、調理方法には注意が必要です。
 魚や肉は高温で調理すると、AGEが大量に発生します。焼き魚は、生と比べてAGEは2倍以上。また、鶏肉を焼いた場合、生と比べて7倍以上、揚げた場合はなんと10倍のAGEが発生します。特に、鶏皮の焼き鳥やフライドチキンは非常に多くのAGEが含まれる。おいしいのはわかりますが、決してオススメはできません。
 魚は生食ができますから、できるだけ生で食べてください。マグロは絶対に刺身がオススメです。マグロ自体に栄養素が豊富ですし、付け合わせに緑黄色野菜を添えればより完璧な栄養バランスになります。カツオは、表面を火で炙ったタタキでもOKです。中身は生ですからAGEはほとんど発生していません。
 鶏肉は食中毒のリスクもありますから、生で食べるのは控えたほうがいいでしょう。ぜひ覚えていただきたいのは「蒸す、煮る、ゆでる」という三つの調理方法の方が「焼く、揚げる」よりずっと身体にいいということです。蒸し鶏や鶏肉の煮込みなど、少しずつ調理方法を変えて毎日の食卓に加えてください。
 主菜として、できれば二日に一回は食べて欲しいのが牛肉と豚肉(★★★)です。
 牛肉には豊富なタンパク質がバランスよく含まれているほか、鉄や亜鉛といった人体に必須のミネラルが充実しています。豚肉はビタミンB群が豊富です。糖質の代謝を促進することでAGEの発生を予防してくれます。>

□牧田善二(AGE牧田クリニック院長)「100%カラダにいい食品(18品目リスト付き) 世界最高峰の医学雑誌が保証する 一週間に一回は摂って欲しい」(文芸春秋 2018年9月号)から一部引用

 【参考】
【食】酸化・糖化・AGE ~100%カラダにいい食品(1)~

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【食】酸化・糖化・AGE ~100%カラダにいい食品(1)~

2018年09月20日 | 医療・保健・福祉・介護
 <健康で長生きするためには何を食べればいいのか--。
 世界中の人が関心を寄せるこのテーマに、いま、世界中の医学研究者が新しいエビデンス(科学的根拠)を探し求めて取り組んでいます。
 かつて医学雑誌といえば基礎研究が主でしたが、いまや二大巨頭であるイギリスの「ランセット」とアメリカの「ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」までもが「からだにいい食材」について発表し続けているのです。
 トップ・ジャーナル以外でも、例えば、アメリカの糖尿病治療のガイドラインを定める米国糖尿病学会の機関誌「ダイアビーティス・ケア」は食と血糖値に関して注目すべき研究を続々と発表。「食」は「薬」と同等とみなされるようになりました。
 私は若い頃、米国のロックフェラー大学の研究員として、体内で起こる化学的な反応を調べる「生化学」という学問を勉強してきました。生化学を理解していなければ、特定の食品が身体にどのような影響を与えるのか分析することはできません。
 私がライフワークとしてきたのは、老化や様々な病気をもたらすAGE(終末糖化産物)という物質の研究です。日本に帰国してからも久留米大学医学部の教授として研究を続け、15年前、東京・銀座にAGEを専門とするクリニックを開業しました。これまでに延べ20万人以上の患者さんを診断し、生活習慣病や糖尿病を予防・治療するためのアドバイスを続けています。
 最新の医学的知見から言えば、様々な病気や老化の元凶は「酸化」と「糖化」にあります。体内に取り込んだ酵素の一部が活性酸素に変化する「酸化」の危険性はこれまでも盛んに指摘されてきました。
 それに加え、近年注目されているのが「糖化」です。これは糖質がタンパク質や脂質と結びついて体内で劣化する現象を指します。このとき生み出される物質がAGEで、老化現象やあらゆる病気の原因となります。糖尿病や心疾患、骨粗しょう症やアルツハイマー病、果てはがんまで、老けるか老けないかはAGEがカギを握っているのです。
 では具体的に何を食べれば酸化と糖化、そしてAGEを防ぐことができるのでしょうか。>

□牧田善二(AGE牧田クリニック院長)「100%カラダにいい食品(18品目リスト付き) 世界最高峰の医学雑誌が保証する 一週間に一回は摂って欲しい」(文芸春秋 2018年9月号)から一部引用

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【南雲つぐみ】薬箱の整理

2018年09月07日 | 医療・保健・福祉・介護
 「きゅう(9)きゅう(9)きゅう(9)」の語呂合わせから、厚生労働省と消防庁は9月9日を「救急の日」に制定。各消防署では、市民を対象に応急手当の実技指導などのイベントを行っている。
 家庭の薬箱や防災袋に入れた医薬品類のチェックは行っているだろうか。使用期限の過ぎた薬や空き箱ばかりにならないよう、半年に一度は整理しておきたいものだ。
 公益社団法人日本皮膚科学会では、皮膚科領域の軟こうやクリームについて「正しく保存しないと使用期限まで使用できないことがある」としている。例えば「室内保存」とは1~30度の範囲内で保存することだが、夏場は30度以上になることが少なくない。特に、車内などに放置した軟こうやクリームは、高熱で溶ける。冷えて固まったとしても、変質しているため使用できない。
 目薬やうがい薬、ドリンク剤など液体のものは、開封した時点で変質が始まるので早めに使い切ろう。整理の終わった救急箱は、必要なときにすぐ取り出せて、赤ちゃんや幼児の手の届かない安全な場所に置くようにしたい。

□南雲つぐみ(医学ライター)「薬箱の整理 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年9月9日)を引用
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【保健】身長と死亡リスクとの関係 ~高身長の男性はがんに注意~

2018年09月07日 | 医療・保健・福祉・介護
 (1)国立がん研究センターなどが実施しているJPHC研究は、生活習慣とがんや脳・心血管疾患との関係を調べている。
 そのJPHC研究から、「日本の成人男女は、身長が高いと脳卒中で死亡するリスクが低く、逆にがんで死亡するリスクが高い」という結果が示された。
 調査対象は、1990年と93年に同研究に登録した40~69歳の成人男女、10万7,794人(男性5万755人、女性5万7,039人)。平均19年間にわたる追跡期間中に、男性1万2,320人、女性7,030人が死亡している。

 (2)今回は、登録時の申告に基づき、男性は身長①160cm未満、②160~1663cm、③164~167cm、④168cm以上に分類。女性は①149cm未満、②149~151cm、③152~155cm、④156cm以上に分類して、死因との関係を検討した。
 その結果、男性の場合、身長が160cm未満の群より、160cm以上の群は脳卒中での死亡リスクが17%低下。身長が5cm高くなるごとに、死亡リスクが5%減ることが分かった。
 また、慢性閉塞性肺疾患などの呼吸器疾患で死亡するリスクは、身長が5cm高くなるごとに8%低下。160cm以上の男性群は、160cm未満の男性群よりも死亡リスクが24~29%低かった。
 一方、がんについては高身長群の方が死亡リスクは高い。168cm以上の群は160cm未満の群より全がん死リスクが17%高く、身長が5cm高くなるごとに4%リスクが増加していた。
 女性は身長と死亡原因に明確な関係を認めなかったが、卵巣がんに限ると、身長156cm以上の群は149cm未満の群に比べて死亡リスクが2.2倍にもなった。

 (3)研究者は「高身長の人は、細胞分裂を促進するIGF-1(インスリン様成長因子)値が高く、それががん化リスクにつながる」と推測している。
 厚生労働省の国民健康・栄養調査(2016年)によると、現40代男性の平均身長は171.4cm、50代は169.8cmだ。十分、高身長群に入る。がん化リスクを助長する生活習慣は改善しよう。

□井出ゆきえ(医学ライター)「身長と死亡リスクとの関係/高身長の男性はがんに注意 ~カラダご医見番・ライフスタイル編 No.405~」(「週刊ダイヤモンド」2018年7月7日号)

 【参考】
【保健】飲んでも飲まなくても? ~アルコールと認知症リスク~
【保健】フクロウ族は死亡リスク ~朝型へどう切り替える?~
【保健】アトピー性皮膚炎の最新治療 ~健康な皮膚の「常在菌」を移植~
【保健】定年までに2型糖尿病を発症 ~30歳男性の3人に1人!?~
【保健】酸味はあなたを大胆にする ~ここ一番に梅干しを!!~
【保健】高血圧は血管内治療の時代へ? ~腎デナベーション~

【保健】アスパラガスを食べるとおしっこが芳しい香水になる?
【保健】大量飲酒の健康リスク ~認知症発症が3倍以上に~
【保健】世界一辛い唐辛子にご注意 ~脳血管れん縮リスクあり~
【保健】帯状疱疹は予防できる時代 ~50歳以上はワクチン接種を~
【保健】資産損失ショックは健康リスク ~無資産なみに死亡率が上昇~
【保健】薬で顎が腐る? ~骨粗しょう症の人は要注意~
【保健】電子たばこで禁煙成功率が向上 ~約16万人の全米調査~
【保健】完璧主義者の抑鬱 ~親友に接するように自分にやさしく~
【保健】子どものエナジードリンク摂取 ~米国スポーツ医学会が警告~
【保健】高血糖で認知機能が低下 ~健康的な生活が脳を守る~
【保健】心筋梗塞の自覚症状は? ~吐き気や腹痛、男女差も~
【保健】世界各国のパンを比較 ~意外に塩分が高いと判明~
【保健】片頭痛持ちは脳・心血管に注意 ~特に診断後の数年間は節制を要す~
【保健】高い平熱は1年死亡リスクと関連? ~男性も基礎体温を測ってみよう~
【保健】急性虫垂炎の治療は手術か、薬か? ~外科医が選ぶのは~
【保健】シリコンバレーの贖罪? ~元役員らがネット依存警鐘団体~
【保健】花粉症シーズン始まる ~今年の飛散量は多いか、少ないか~
【保健】トマト2個で肺機能を守る ~「前」喫煙者にも効果~
【保健】ナッツを食べて心疾患を予防 ~1日30グラムのお手軽健康法~
【保健】ついに薬もIoT ~胃液センサーで服薬管理~
【保健】犬を飼うと長生きする ~特に、一人暮らしにお勧め~
【保健】何年禁煙したら帳消しになるか ~女性は11年、男性は~
【保健】食後の血糖値スパイク ~カーボ・ラストでまったり改善~
【保健】米砂糖業界の苦々しいお話 ~不利なデータを半世紀も隠蔽?~
【保健】対人過敏は早く老ける? ~遺伝子レベルに影響~
【保健】慢性便秘に「考える人」 ~全国1,000万人のお悩みに~
【保健】ストレスでがんリスク上昇 ~ただし、男性に限る~
【保健】死亡率が最大5倍超に ~がん代替療法の選択で~
【保健】認知症と性格の関係 ~責任感は予防的に働く~
【保健】手洗い励行の季節 ~CDC推奨の方法は~
【保健】何を食べていましたか? ~認知良好な69~71歳の場合~
【保健】SNSに投稿した写真が鬱病診断の手がかりに?
【保健】もし妻が乳がんに罹患したら ~10月はピンクリボン月間~
【保健】ダイエット法の新説は最大18時間の絶食 ~朝・昼2食でBMI低下~
【保健】秋の登山でも水分補給を ~脱水係数で消費量を把握~
【保健】歯周病と全身疾患との関係
【保健】尿のpHで糖尿病の発症予測 ~酸性度が高いとリスクが上昇~
【保健】ビタミンB群の過剰摂取にご注意 ~男性の肺癌発症リスクが上昇~
【保健】長距離タイムは血液型しだいか ~影響は普段の練習に匹敵~
【保健】活動格差が肥満を招く ~72万人に対する調査で判明~
【保健】認知症の発症を予防する/10代から意識すべき9因子
【保健】10代の望まない妊娠を防ぐ ~長期間効果がある避妊法を選択~
【保健】糖尿病網膜症リスクを軽減 ~26メッツ・時/週以上の運動~
【保健】ヒアリにどう対処する? ~アナフィラキシーに注意~
【保健】鬱に効くボルダリング ~悲観的な自動思考を解消~
【保健】主食をしっかり食べると公平な判断ができる
【保健】梅雨明け~お盆は熱中症の季節 ~危ない人、予防と対応法~
【保健】塩分過剰で空腹に ~高血圧どころかメタボに~
【保健】満腹より栄養素に目を向けて ~収入が低い世帯は主食頼み~
【保健】だるいときほど階段昇降を ~カフェインより効果的~
【保健】成人ADHDの予備診断 ~六つの質問でクリーニング~
【保健】“ベンゾ系薬剤”に注意 ~常用量でも薬物依存を形成~
【保健】ギャンブル依存症ってなに? ~最新の定義は「プロセス依存」~
【保健】グルテンフリー食の功罪 ~結局、2型糖尿病に?~
【保健】アジア系2型糖尿病でも全がん死リスクが上昇
【保健】「男の更年期」改善効果に疑問符 ~テストステロン補充療法~
【保健】狩猟・採集民族のチマネの人々に学ぶ ~現代的な生活は健康リスク~
【保健】玄米でカロリー消費! ~30分程度の運動に匹敵~
【保健】1日あたり0.5合程度が上限 ~認知症を予防する飲酒量~
【保健】電子たばこで禁煙補助? ~英米で見解の相違~
【保健】二つの睡眠時無呼吸症候群 ~閉塞性か中枢性かで違い~
【保健】不安やうつはがんの初期症状? ~結腸・直腸、膵臓などで関連~
【保健】赤身肉は魚や鶏肉に置き換えて ~大腸憩室炎の発症リスクを軽減~
【保健】学会監修の防災セットが限定発売 ~心臓を守るリストも~
【保健】前立腺癌の手術で優れているのは ~ダ・ヴィンチvs人の手~
【保健】サウナで認知症リスクが低下 ~本場フィンランドの報告~
【保健】ポケモンGOで運動量up! ~仲間でワイワイの効果~
【保健】「過剰診断」か「見落とし」か ~マンモグラフィー検診のリスク~
【保健】悪性腫瘍ばりの「足の狭心症」 ~運動・喫煙で早期に対応を~
【保健】ワクチンを接種し損ねても ~インフル予防に補中益気湯~
【保健】高齢者は健康な生活、他方、若い世代は生活習慣に課題
【保健】子供の感染性急性胃腸炎に ~家庭でできる経口補水療法を~
【保健】痛風発作の薬は低用量で/米国のガイドラインが推奨
【保健】社会文化的伝統は肥満のもと ~年末~春は危険だらけ~
【保健】サルコペニア肥満で糖尿病!? ~筋肉減でインスリン分泌低下~
【保健】子どもの砂糖摂取量は1日25g以下に ~肥満症対策のため清涼飲料より水~
【保健】偽薬効果は学習効果? ~慢性的な腰痛が軽減~
【保健】中高年の性行動と認知機能
【保健】揚げ物はレジリエンス(心の弾力・回復力)に悪影響?
【保健】カロリー制限か運動療法か、どちらか一つじゃダメか?
【保健】遺伝子検査で再発リスクを評価 ~乳癌、抗癌剤治療の回避も~
【保健】慢性疲労症候群に関係か ~腸内細菌叢~
【保健】脳トレに有酸素運動をプラス ~認知機能と記憶力が向上~
【保健】標準体重なのに2型糖尿病?/BMIが「1」増加しただけで
【保健】受動喫煙は確実に癌、脳・心疾患、乳幼児突然死症候群を生む
【保健】嫌な気分の時こそ、動く ~うつ病治療に行動活性化療法~
【保健】孤独リスクも欧米化する?/宴会文化が廃れた後は
【保健】茶カテキンによる肝障害でノルウェーがサプリメント含有量規制へ
【保健】学んで4時間後に運動すると記憶が定着 ~記憶術~
【保健】飲む抗癌剤で生存率改善へ ~膵臓癌の再発を抑制~
【保健】恐竜も腫瘍を患う ~癌は進化の宿命~
【保健】高血圧にはモーツァルト ~安静に寝ているより効果的~
【保健】塞栓症リスクが低いピルは?/エストロゲン量と黄体ホルモンで違い
【保健】悲しいと食べすぎる ~食べ放題は幸せなときに~
【保健】「夏の蚊対策国民運動」 ~ジカ熱対策~
【保健】2型糖尿病発症にも民族差/アジア系は「BMI23」でリスク
【保健】ジャガイモに高血圧リスク/ノンオイルでも要注意 
【保健】ADHDに「ゲーム療法」?/2製品が臨床試験へ
【保健】男性は運送業、女性は医療・介護 ~メタボになりやすい業種~
【保健】健康生活の王道は「食」 ~食事バランスガイドと死亡率~
【保健】眼底検査で何がわかるか ~眼疾患だけではない~
【保健】弾性ストッキングが効果的 ~エコノミークラス症候群対策~
【保健】マインドフルネスで腰痛改善 ~認知行動療法と同じ効果~
【保健】歯磨きが心血管疾患を予防 ~毎食後で発症リスクを軽減~
【保健】ガン=生存時代の就労支援 ~治療と仕事の両立に指針~
【保健】糖尿病患者の降圧目標値 ~140mmHgでよい?~
【保健】睡眠不足でスナック菓子を渇望、体重増加 ~大麻並みの快楽
【保健】コーラ1缶で薬の吸収率がアップ ~抗癌剤の薬効~
【保健】その一言で妻の2型糖尿病リスクが減少 ~「先に寝ていて」~
【保健】先進国では認知症が減少? ~予防の鍵は生活習慣の改善~
【保健】生活設計は長期戦か短期決戦か ~癌の臓器別・病期別生存率~
【保健】イチゴとオレンジはEDに効く ~米国の研究報告~
【保健】高齢者の服薬適正化にGL ~容易な多剤併用に警鐘~
【保健】朝食抜きに脳卒中リスク 阪大など調査 大規模調査で1.18倍高
【保健】下剤は脳・心血管疾患リスク> ~背景にストレスや運動不足~
【保健】高脂肪食でシナプスが消失? ~動物実験~
【保健】2型糖尿病とフライド・ポテトとの関係 ~ポテトは煮物で~
【保健】世帯の所得と健康リスクの関係 ~食習慣と飲酒習慣~
【保健】抗がん剤の価格差は最大4倍以上 ~WHOの調査~
【保健】より危険な睡眠時無呼吸 ~脳・心疾患のリスク増~
【保健】初日の出の心身的効果 ~鬱対策は光を浴びて~
【保健】日本人肥満男性の食事と運動 ~糖尿病予防~
【保健】適性な「降圧目標値」 ~120未満で関連疾患が3割低下~
【保健】自由な裁量権でスリムに ~ストレスでメタボ~
【保健】目の老化には赤と緑と橙色 ~加齢黄斑変性症の予防~
【保健】早期発見のためにエコーと併用 ~乳がん検診~
【保健】骨折予防はカルシウムのほかに・・・・
【保健】前糖尿病患者は食習慣の改善を ~全国糖尿病週間~
【保健】糖質制限より脂質制限? ~体脂肪を減らす~
【保健】受動喫煙が歯周病リスクに ~ただし男性のみ~
【保健】貧乏ゆすりが命を救う? ~マナーより健康~
【保健】「高収入の勝ち組」の健康リスク? ~50歳以上の有害な飲酒~
【保健】照明用白色LEDのブルーライトは安全か?
【保健】目の愛護デー ~緑内障による失明を予防~
【保健】長時間労働は脳卒中リスク ~週41~48時間でも上昇~
【保健】ほぼ毎日食べると、死亡リスクが14%減少 ~唐辛子~
【保健】水族館でリラックス効果 ~血圧・心拍数に好影響~
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【保健】飲んでも飲まなくても? ~アルコールと認知症リスク~

2018年09月04日 | 医療・保健・福祉・介護
 (1)認知症リスクと見なされる「飲酒」だが、全く嗜まないのもリスクになるらしい。
 先日、英国医師会雑誌に認知症とアルコール摂取との関連に関する「ホワイト・ホール2試験」の結果が報告された。
 同試験は、ロンドン市の事務所に勤務する公務員(登録時年齢35~55歳、男女比は2対1)1万308人を対象とした疫学調査で、1985~88年の登録以降、定期的な健康診断などにより、フォローアップされてきた。

 (2)今回、研究者らは認知症および心血管疾患(脳卒中、心不全など)と飲酒の関連に注目。データから中年期(平均年齢50.3歳)の飲酒量を割り出し、①非飲酒群、②週に1~14単位(適度な飲酒群)、③週14単位以上(飲み過ぎ群)の3群間で影響を検討。また、初老期までの長期的な飲酒量の変化も加味して解析を行っている。

 (3)追跡中の23年間に認知症を発症したのは397人で、診断時の年齢は、①非飲酒群が76.1歳、②適度な飲酒群が75.7歳、③飲み過ぎ群は74.4歳だった。

 (4)飲酒のタイプ別に発症リスクを比較したところ、非飲酒群は適度な飲酒群より認知症リスクが1.47倍高いことがわかった。
 飲み過ぎ群の発症リスクは適度な飲酒群と同程度だったが、飲酒量が週に7単位(アルコール度数5%のビール、350ml×7本に相当)増えると、リスクが17%有意に上昇している。
 また、中年~初老期に「適度な飲酒」を続けていた群が最も認知症発症リスクが低い一方、長期の非飲酒群ではリスクが1.74倍に、適度飲酒から徐々に量が減った群で1.55倍と、「飲酒=認知症」という通説に反する結果が判明した。研究者は「非飲酒者の認知症リスクは直接的ではなく、むしろ動脈硬化症や高血糖による心血管疾患に由来する」と推測している。

 (5)2016年、英国は1週間の推奨飲酒量を男女ともに従来の21単位から14単位へ引き下げた。アルコール度数13%のワインなら毎日グラス1杯までだ。
 この改訂についてはいまだに賛否両論だが、今回の報告は妥当性を裏付けたといえそうだ。

□井出ゆきえ(医学ライター)「飲んでも飲まなくても?/アルコールと認知症リスク ~カラダご医見番・ライフスタイル編 No.413~」(「週刊ダイヤモンド」2018年9月8日号)

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【保健】中高年の性行動と認知機能
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【保健】遺伝子検査で再発リスクを評価 ~乳癌、抗癌剤治療の回避も~
【保健】慢性疲労症候群に関係か ~腸内細菌叢~
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【保健】標準体重なのに2型糖尿病?/BMIが「1」増加しただけで
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【保健】孤独リスクも欧米化する?/宴会文化が廃れた後は
【保健】茶カテキンによる肝障害でノルウェーがサプリメント含有量規制へ
【保健】学んで4時間後に運動すると記憶が定着 ~記憶術~
【保健】飲む抗癌剤で生存率改善へ ~膵臓癌の再発を抑制~
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【保健】高血圧にはモーツァルト ~安静に寝ているより効果的~
【保健】塞栓症リスクが低いピルは?/エストロゲン量と黄体ホルモンで違い
【保健】悲しいと食べすぎる ~食べ放題は幸せなときに~
【保健】「夏の蚊対策国民運動」 ~ジカ熱対策~
【保健】2型糖尿病発症にも民族差/アジア系は「BMI23」でリスク
【保健】ジャガイモに高血圧リスク/ノンオイルでも要注意 
【保健】ADHDに「ゲーム療法」?/2製品が臨床試験へ
【保健】男性は運送業、女性は医療・介護 ~メタボになりやすい業種~
【保健】健康生活の王道は「食」 ~食事バランスガイドと死亡率~
【保健】眼底検査で何がわかるか ~眼疾患だけではない~
【保健】弾性ストッキングが効果的 ~エコノミークラス症候群対策~
【保健】マインドフルネスで腰痛改善 ~認知行動療法と同じ効果~
【保健】歯磨きが心血管疾患を予防 ~毎食後で発症リスクを軽減~
【保健】ガン=生存時代の就労支援 ~治療と仕事の両立に指針~
【保健】糖尿病患者の降圧目標値 ~140mmHgでよい?~
【保健】睡眠不足でスナック菓子を渇望、体重増加 ~大麻並みの快楽
【保健】コーラ1缶で薬の吸収率がアップ ~抗癌剤の薬効~
【保健】その一言で妻の2型糖尿病リスクが減少 ~「先に寝ていて」~
【保健】先進国では認知症が減少? ~予防の鍵は生活習慣の改善~
【保健】生活設計は長期戦か短期決戦か ~癌の臓器別・病期別生存率~
【保健】イチゴとオレンジはEDに効く ~米国の研究報告~
【保健】高齢者の服薬適正化にGL ~容易な多剤併用に警鐘~
【保健】朝食抜きに脳卒中リスク 阪大など調査 大規模調査で1.18倍高
【保健】下剤は脳・心血管疾患リスク> ~背景にストレスや運動不足~
【保健】高脂肪食でシナプスが消失? ~動物実験~
【保健】2型糖尿病とフライド・ポテトとの関係 ~ポテトは煮物で~
【保健】世帯の所得と健康リスクの関係 ~食習慣と飲酒習慣~
【保健】抗がん剤の価格差は最大4倍以上 ~WHOの調査~
【保健】より危険な睡眠時無呼吸 ~脳・心疾患のリスク増~
【保健】初日の出の心身的効果 ~鬱対策は光を浴びて~
【保健】日本人肥満男性の食事と運動 ~糖尿病予防~
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【保健】早期発見のためにエコーと併用 ~乳がん検診~
【保健】骨折予防はカルシウムのほかに・・・・
【保健】前糖尿病患者は食習慣の改善を ~全国糖尿病週間~
【保健】糖質制限より脂質制限? ~体脂肪を減らす~
【保健】受動喫煙が歯周病リスクに ~ただし男性のみ~
【保健】貧乏ゆすりが命を救う? ~マナーより健康~
【保健】「高収入の勝ち組」の健康リスク? ~50歳以上の有害な飲酒~
【保健】照明用白色LEDのブルーライトは安全か?
【保健】目の愛護デー ~緑内障による失明を予防~
【保健】長時間労働は脳卒中リスク ~週41~48時間でも上昇~
【保健】ほぼ毎日食べると、死亡リスクが14%減少 ~唐辛子~
【保健】水族館でリラックス効果 ~血圧・心拍数に好影響~
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【南雲つぐみ】食べ過ぎを防ぐ ~過体重に直行する早食い~

2018年09月01日 | 医療・保健・福祉・介護
 早食いで満腹になるまで食べる人は、そうでない人に比べて3倍、過体重になるという研究結果が、2008年に大阪大学の公衆衛生学の研究チームから発表された。
 そもそも、早食いの人は大食いになりやすいそうだ。食事を始めてしばらくすると血糖値が上昇し、脳の視床下部にある満腹中枢が働いて、満腹のシグナルを発信する。
 すると、食欲が満たされて食べるのをやめるのだが、このメカニズムが構築されるには少なくとも15分かかる。
 慌ただしく早食いをすると、満腹中枢が働き出す前に食べ過ぎてしまうのだ。そこで最初の15分が肝心だ。
 太りやすい糖質の取り過ぎを防ぐために野菜から始まり、肉または魚、そして米飯(主食)という食べ方が勧められるのだが、野菜ばかり食べたくないという人もいる。
 そんな時は、骨付きの肉や尾頭付きの焼き魚、殻付きの貝など、かみ応えがあって食べるのに手間の掛かる食材を活用するのもいい。

□南雲つぐみ(医学ライター)「食べ過ぎを防ぐ ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2018年7月5日)を引用
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【南雲つぐみ】健康、保健、医療コラムの一覧 (4)

2018年08月28日 | 医療・保健・福祉・介護
 ※180828現在
(2)その他 (32)
【保健】梅雨明け~お盆は熱中症の季節 ~危ない人、予防と対応法~
相模の海は奥が深い
洋食器の日 ~7月12日~
夏のインフルエンザ
納豆の日 ~7月10日~
暑中見舞いとお中元
タナバタウオ(七夕魚)
スイカの薬効成分 ~シトルリン~
ゲリラ豪雨
スイカの栄養
首を冷やさないで ~扁桃の免疫機能~
タコの消費 ~7月2日は半夏生~
レム睡眠と過食
ビートルズと日本武道館 ~6月29日~
首を冷やさないで ~扁桃の免疫機能~
日本人の睡眠 ~世界で2番目に短い~
ウニの色と栄養
夏至 ~6月21日~
北見のハッカ油 ~毎月20日は「ペパーミントの日」~
足がつったとき ~こむら返り対症療法~
朝のグーパー体操
アイソメトリック・トレーニング ~家の中や職場で手軽に~
消費期限を守る ~ウイルス性の食中毒から細菌性の食中毒へ~
低コレステロール ~痩せ形の女性~
血糖値スパイクに注意
ストレスから救う方法 ~東洋の「感謝の原理」~
はやぶさの日 ~6月13日~
稲妻は農作物にいい
トマトをちょい足し
「落ちる」事故に注意 ~法の不備~
気になる汗の臭い
歯と口の健康週間 ~6月4日から~
旬のピーマンを生で味わう
梅雨時の熱中症 ~傾向と対策~
衣更え ~6月1日~
WHOが認めた耳のツボ ~耳鳴りの東洋医学療法~
ヴァージニア・ウルフが指摘するように ~食生活と行動~
夫婦の会話
ヒジキの栄養 ~今が旬~
禁煙を成功させる
小満 ~5月21日~
女性の健康検定 ~女性活躍推進法~
からしの味わい方 ~カラシナ~
地中海料理と健康
夏ミカンのにおい
ソラマメ ~美味しいのは3日間だけ~
神田祭 ~今年は陰祭り~
ナイチンゲールの誕生日 ~5月12日~
チューリップフェア ~富山~
長良川の鵜飼い開き ~5月11日~
ビタミンDの効果 ~筋力強化・抗鬱・抗癌~
呼吸の日 ~5月9日~
タケノコご飯
ちまき ~屈原の逸話~
ギョウジャニンニク(行者葫) ~アイヌネギ~
笑うヨガ ~体調回復~
スズランの毒 ~スズランを贈るフランスの風習~
子供の事故に注意 ~特に7歳児~
クルミとの組み合わせ ~果実と健康~
春キャベツとアサリ
手を振る気功術 ~貧乏ゆすりの精神衛生~
ちゅうりっぷ体操 ~表情を豊かに~
二日酔いの朝に
駅弁の由来 ~明治18年「白木屋旅館」~
歯周病と原因菌
口角炎のケア
ガガーリンはいかにして地球へ帰還できたか ~ソ連の宇宙衛星~
ビールの日 ~日本でもドイツでも~
「4月こと座流星群」 ~こと座流星群の名称変更~
チラシの読み方 ~「Zの法則」~
高齢者の事故防止 ~認知機能検査~
女性が美しく撮影してもらうテクニック
良い眠りのために ~「眠りの相談所」開設~
相手の視線からうそを見抜く
電動歯ブラシ ~大事なことは~
平熱は一定でない~年齢、一日の時刻~
桃源郷へ ~山梨県、福島県~
家電の省エネ ~冷蔵庫ほか~
スナップエンドウ
出会いはストレス? ~4月~
面倒でも試みよう ~認知症防止の第一歩~
軽度認知障害 ~その予防法~
あんぱんの日 ~4月4日~
散歩しながら会議
立って仕事 ~座り過ぎは喫煙と同じほど体に悪い~
カテキンの効果 ~殺菌・消臭・口内の衛生~
健康にいい食べ方
春休みの時差ぼけ
菜種梅雨 ~春雨、催花雨~
お花見 ~3月27日は「さくらの日」~
カテキンの効果 ~殺菌・消臭・口内の衛生~
冷えのぼせに注意 ~血行不良~
栄養はバランスよく ~若者より高齢者の方が健康的~
クロロゲン酸の効用 ~珈琲~
潮干狩り ~アサリの旬~
風が吹けば桶屋が儲かり、歯の数が減ると医療費がかさむ
春は突風に注意 ~飛来物・落下物・転倒事故~
春苗の植えどき ~ハーブ、青菜、花~
お彼岸 ~その心~
せきを抑えるツボ ~自衛法~
加齢黄斑変性とその治療法
頭痛が続く時 ~「気象病」~
クラゲの癒やし ~ストレス解消~
アレルギー性結膜炎 ~目の花粉症~
遺伝子検査と生活習慣
早春の香り ~匂いとセラピー~ 
白酒と甘酒 ~甘酒は栄養豊富~
背骨の新しい治療法
ビーナスベルトと地球影 ~西の空~
火災を防ぐ ~春季全国火災予防運動~
温泉かれい ~北陸~
がんと就労 ~仕事と治療の両立~
富士の笠雲
歩き方いろいろ ~室内でできるスロージョギング~
飲酒のメカニズム ~前頭葉を刺激~
ハリーアップ症候群 ~時間に追われると~
おでんの日 ~車麩~
フローズンショルダー ~肩関節周囲炎~
更年期女性と心疾患 ~微小血管狭心症~
梅の季節
皮膚の乾燥やかゆみ ~傾向と対策~
お菓子の日とビタミンB1
午の時刻、方位、初午の名物料理
添加物が気になる時 ~ワカメのみそ汁の効果~
揺さぶりに注意 ~赤ちゃんの脳震盪や硬膜下出血~
喉あめの効果 ~唾液分泌~
静電気を防ぐには ~綿や麻は電子を帯びにくい~
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大豆とエクオールは女性にとって健康の秘訣 ~今日は節分~
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タイの天ぷら ~徳川家康の死因考~
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ショウガを飲む ~その薬効~
ナマコとコノワタ ~三河湾では今が旬~
寒たまご ~1日2個以上も可~
安納芋の栄養価と味わい ~焼くか蒸す~
小正月には小豆がゆ ~むくみによる体重増の対策~
「おなかの風邪」の予防と事後処理 ~ノロウイルス、「ロタウイルス」~
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温泉の安全な入り方
七草がゆ
ミカンのうんちく ~延命長寿の果実~
鍋で養生 ~今年1月5日は小寒~
お雑煮の食べ方 ~事故の防止法~

 【参考】
【南雲つぐみ】健康、保健、医療コラムの一覧 (1)
【南雲つぐみ】健康、保健、医療コラムの一覧 (2)
【南雲つぐみ】健康、保健、医療コラムの一覧 (3)
【南雲つぐみ】健康、保健、医療コラムの一覧 (4)
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【南雲つぐみ】健康、保健、医療コラムの一覧 (3)

2018年08月28日 | 医療・保健・福祉・介護
 ※180828現在
(2)その他 (2)
肩凝りに肩井のツボ
サトイモのデザート
柿渋色
体に良い起き方 ~脳貧血の対策~
魚焼きグリルの掃除
体重増加と関節の痛み
鴨南蛮
風邪を予防する条件
首や肩の凝りの原因、脳卒中の前触れ ~眼瞼下垂~
インフルエンザの予防
神在月 ~出雲市~
干し柿 ~栄養豊富~
「ながら聞き」は時間の無駄 ~聞こえにおける「図と地」~
ストレッチをするべき時、筋トレをするべき時
乾燥とかゆみ ~10~11月~
子どもの受動喫煙
嗅覚の低下
見た目と血管年齢
1日2食か3食か
コスモス ~「マザー牧場」や「ひたちなか海浜公園」~
紅葉の見ごろ ~北穂高、京都、日本三名瀑~
イシクラゲ ~JAXA宇宙センターの土産~
床屋の起源とその役割
紅葉のメカニズム
六十の手習い ~バイオリン~
キノコの季節に「キノコアドバイザー」
世界食料デー ~10月16日~
の記事一覧

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ショウガの保存
風水とスマホ
夏野菜と秋の果物 ~梨皮は漢方薬の材料~
マグネシウム ~心筋梗塞を防ぐ~
レモンの日
スマホは首の高さで ~身体不調の対策~
道路標識の整備 ~訪問外国人への配慮~
おでんのだし ~骨付きの鶏肉~
血圧が上昇する時期
膝の痛み ~軟骨のすり減り~
コスモス ~「マザー牧場」や「ひたちなか海浜公園」~
カリウムの役割
首の運動に注意
高齢者てんかん
地域診療と遠隔診療
相撲健康体操
獺祭忌 ~子規生誕150年~
平均寿命 ~現代、明治時代、縄文時代~
コーヒーの香り
コーヒーの入れ方
メール送信には一呼吸
サンマの栄養価 ~9月10日は目黒のさんま祭り~
オイスターソース
飲み残しのビールで美味な料理を
政治家が失言を予防するには
気圧と健康
ファイトケミカル ~8月31日は「野菜の日」~
シカ肉の栄養 ~高タンパク、低カロリー、ミネラル豊富~
自分の眠りを大切に ~睡眠手帳~
女性の指の痛み ~エストロゲンの効果~
ペスト菌の発見 ~8月25日~
大人から子どもにうつる虫歯菌
処暑のところてん ~8月23日~
夏座敷とカレイ
スマホ老眼
麦茶オレ
コロンブスと月食
蚊取り線香タイマー
1年の前半を総括する大掃除
着ぐるみの熱中症予防ルール
虫刺されの原因と予防法
盆の入り ~精霊馬~
秋のホタル ~お盆~
抜け毛と季節の関係
不可能とは可能性だ ~金メダリスト新田佳浩選手~
「ういてまて」の着衣泳 ~海や川に落ちたとき~
立秋 ~和服は季節を先取り~
あせも → あせもの
オノマトペで痛みを表現 ~早期診断の手がかり~
「明らか食品」?
痩せメタボ、隠れメタボ
バイキング料理 ~その由来~
水泳後の目の洗浄 ~昔と今~
冷蔵庫のお掃除を ~食中毒を予防~
白衣高血圧症
モヤシで夏を乗り切る
水出しのお茶 ~その味わいと作るコツ~
夏に起こりやすい頭痛
痔になりやすい仕事

 【参考】
【南雲つぐみ】健康、保健、医療コラムの一覧 (1)
【南雲つぐみ】健康、保健、医療コラムの一覧 (2)
【南雲つぐみ】健康、保健、医療コラムの一覧 (3)
【南雲つぐみ】健康、保健、医療コラムの一覧 (4)


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