語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【読書余滴】野中広務の健康法 ~金槌で叩く~

2011年10月08日 | 医療・保健・福祉・介護


 朝、腹筋を30回。
 それから足の裏を金槌で叩く。政治家をやっていると移動は車が多くなり、どうしても歩く距離が不足する。そこで、代わりに小さな突起のついた肉叩き用の金槌で足裏を叩くのだ。爪先、土踏まず、踵をそれぞれ50回。以上を1セットとして、2セット合計300回を朝晩やる。
 また、入浴時、足を風呂の縁にかけ、両腕を挙げて指の屈伸を100回。それから、足を上げて足指の屈伸を100回。これらは20回を1セットとして、手と足を交互に5セットずつ行う。
 それから、腹を上から下にこするマッサージを50回。同じく胸を50回。耳も30回。最後に湯の中で足の屈伸を100回。

 風呂の中の運動は野中の考案だが、朝の腹筋と金槌で足を叩くことは、腰を痛めたときに若い研修医から教えてもらった。
 以前、ゴルフ場で腰が痛くなり、旧知の整形外科の病院に行った。いつもの院長がいなくて、若い研修医が診てくれた。
 「先生、これはね、うちの院長が言うて注射したり、薬を飲んだって、膏薬貼ったって、だめですよ。もうしばらくしたら痺れてきて、そのうち動かんようになります」
 「何を言うんだ」
 「それなら私の言うことを、騙されたと思ってやりなさい」
 以来、20年以上続けている。おかげで足は今もしっかりしている。

□野中広務『老兵は死なず -野中広務全回顧録-』(文言春秋社、2003。後に文春文庫、2005)
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