語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】胸の痛みを感じたら ~狭心症と心筋梗塞~

2018年04月26日 | 医療・保健・福祉・介護
 狭心症と心筋梗塞の症状は、どちらも「胸が締めつけられる」「心臓をわしづかみにされるような」などと表現される。
 狭心症は、1~2分、長くても15分ほどで治まる。運動中や階段を上がっている時、緊張している時、寝ている時など、一定の状態でのみ痛みが出る場合もある。
 それがもし、これまで経験したことのないような強い胸の痛みであれば、しばらくして治まっても放置せず、早めに医師の診察や検査を受けておこう。その結果、狭心症ではなく、胃潰瘍や逆流性食道炎が見つかるケースもある。
 一方、心筋梗塞の強烈な胸の痛みは、冷や汗や吐き気を伴って30分以上も続く。放散痛といって、左肩、首、左の奥歯、左腕など、心臓から少し離れた場所で痛みを感じることもある。
 心筋梗塞は命の危険を伴うので、すぐに救急車を呼ぶ必要がある。待っている間はあおむけに寝るよりも、クッションを前抱きにしてテーブルにもたれるなど、やや前かがみの姿勢になると心臓を圧迫しない。

□南雲つぐみ(医学ライター)「胸の痛みを感じたら ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2018年3月29日)を引用

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