今年2月に行われたワールドカップ韓国大会のクロスカントリー種目で新田佳浩選手(37)が優勝した。同選手は2002年からパラリンピックに連続出場し、10年には金メダル二つを獲得した。来年の平昌(ピョンチャン)大会での活躍が期待されている。
新田選手は3歳の時に稲刈り機に腕を巻き込まれ、左肘から先を失った。以来、知恵と工夫で「できない」ことをなくしてきたという。その半生をつづった「不可能とは可能性だ パラリンピック金メダリスト新田佳浩の挑戦」(笹井恵理子著、金の星社、1,512円)には、魚の骨を取ったり、ミカンの皮をむいたりしてやる祖父にあえて「手を貸さないでください」と強くいう母の姿が書かれている。
家族の協力で、新田選手は靴ひもの結びや、雑巾絞りなどもできるようになった。鉄棒の逆上がりやスキーも就学前にできるようになった。
本書は児童書だが、手伝ってやりたい気持を抑えて見守ることが、いかに子どもの可能性を大きく引き出すか、親の立場で読んでも学ぶところが多い。
□南雲つぐみ(医学ライター)「不可能とは可能性だ ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年8月5日)を引用
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新田選手は3歳の時に稲刈り機に腕を巻き込まれ、左肘から先を失った。以来、知恵と工夫で「できない」ことをなくしてきたという。その半生をつづった「不可能とは可能性だ パラリンピック金メダリスト新田佳浩の挑戦」(笹井恵理子著、金の星社、1,512円)には、魚の骨を取ったり、ミカンの皮をむいたりしてやる祖父にあえて「手を貸さないでください」と強くいう母の姿が書かれている。
家族の協力で、新田選手は靴ひもの結びや、雑巾絞りなどもできるようになった。鉄棒の逆上がりやスキーも就学前にできるようになった。
本書は児童書だが、手伝ってやりたい気持を抑えて見守ることが、いかに子どもの可能性を大きく引き出すか、親の立場で読んでも学ぶところが多い。
□南雲つぐみ(医学ライター)「不可能とは可能性だ ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年8月5日)を引用
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