ヒュースタ日誌

相談機関「ヒューマン・スタジオ」の活動情報、ホームページ情報(新規書き込み・更新)を掲載しています。

「青少年支援オープンカレッジ」のおすすめ・その3(2~3日目編/1日早めました)

2011年06月22日 17時30分31秒 | 過去業務
 先日1日目を終え、今週末に残りの2日を開催するだけとなりました。


 25日(土)の2日目は「不登校・ひきこもりの体験者と考える対応」というテーマで講座をご用意。「体験者」とは当スタジオ代表の丸山のこと。自らの体験に相談員としての援助経験を加えて練り上げられた「体験的不登校・ひきこもり論」が炸裂します!

 その趣旨は、この分野の講座によくある「学校復帰/社会復帰の方法」や「復帰支援のあり方」などではなく「不登校・ひきこもりの青少年の見方」や「本人が求めている対応や支援」という、当スタジオ主催の講座ならではのものです。

 ひとコマ目は『脱常識ひきこもり論~親亡きあとのわが子は・・・~』という講座名どおり「状態が悪化したり長期化したりしているひきこもり青年への理解と対応」という辛いテーマを真正面から取り上げます。ひきこもり青年の心理を知りたい関係者や支援活動志望者の方々にはもちろん、日々本人と接している親御さんにもダイレクトに届き、今後にお役立ていただける内容です。
 それでは予習問題です。「親がひきこもりのわが子に贈ることができる最高の財産は何?」

 ふたコマ目は『事例で考える不登校~主催者が果たした学校復帰の意味~』という講座名ですので、それこそ「学校復帰の方法」や「復帰支援のあり方」が語られるのかと誤解を招きそうですが、丸山の学校復帰のプロセスは「学校復帰をめざしてそれを達成した」というものとはまったく違うものです。
 また、対談相手の加藤誠之氏(高知大学准教授)は学校史に詳しく、氏には多くの人が持っている学校のイメージを覆すお話をしていただきます。
 それでは予習問題です。「戦前に登校率が低かった要因は何?」「『学校』の語源は?」

2日目の要項を見る


 3日目は「不登校・発達障碍等青少年支援の現場から」というテーマで講座をご用意。この手の講座は、支援団体や支援方法の良さをPRする内容になりがちですが、ふたりの講師は、支援現場に身を置きながらも冷徹な視線で支援者や支援方法をとらえているため、関係者への直言も飛び出します。

 ひとコマ目は『相談援助~不登校・ひきこもりの親面接から家庭訪問まで~』という、カウンセリング講座をイメージさせる講座名ですが、技法の習得が目的ではなく「相談する側の立場・気持ちを理解すること」「不登校・ひきこもりの子がいる親御さんに相談援助という営みを理解していただくこと」といった“相談する側”に立った内容を中心にした希有な講座です。
 それでは予習問題です。「多くの親御さんや本人が相談しづらいのはなぜ?」

 ふたコマ目は『フリースクールの実情~子どももスタッフも大変だ!~』という講座で、あるフリースクールに関わっている研究者が“支援者の燃え尽き”というあまり語られない問題を含め、子ども支援の現場をありのままに描き出し、不登校児や発達障碍児と呼ばれる子どもたちの支援に重要なポイントを提起します。
 それでは予習問題です。「熱い気持ちで支援活動に携わることのリスクは何?」

3日目の要項を見る


 予習問題の答えは、当日各講座で。
 どの講座も当日のお申し込みが可能ですので、事前申し込みが間に合わない方は直接会場にお越しください。講師・アシスタント一同、ひとりでも多くの方とご一緒できることを祈っています。
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