チェルノブイリ事故のとき、野生キノコにかなりのセシウムが蓄積される事が解った。あの時は特にアンズタケが有名になった。そしてキノコを食べる野生動物の採取も禁止された。
岩手県の野生キノコの汚染状況が発表になっていたのだが、やはり驚くべき数字がある。
まずはこちら。
まず奥州市のハツタケ3000Bq/kg、陸前高田のアミタケ1900Bq/kg、一関市のホウキタケ1400Bq/kgと凄まじい数字が並んでいる。もちろんキノコなので一人で1キロ食う事は無いが、あぜんとする数字だ。いかに山地が汚染されているのかが解る。とはいえほとんどが100Bq/kg以下なのだが、県南部ではちょっと高めが多い。
また腐食性のキノコと菌根系のキノコでは腐食性の方が高くなりがちだが、汚染地域ではどちらも危険と言う事になる。ホウキタケはチェルノブイリ事故の時も話題になったキノコだ。この中で特にアミタケはセシウムを蓄積しやすいようだ。表から推察するに盛岡ー宮古間から北の野生キノコは安全だと言えるが、それより南は用心にこした事は無く、県南部は止めた方がいいとなるだろう。それでも種類としてはアミタケ、ホウキタケ、ナラタケ、ハツタケは食べない方がいいかもしれない。まあハツタケを1キロ食べるとなれば大変な金額になるが。キノコに関しては量を食べる事が無い。それが救いだ。
また栽培物でも露地栽培の原木シイタケや原木ナメコは、やはり盛岡より南の物を避けた方がいいだろう。実際私でも昨年から、野生キノコや露地栽培ものや、たとえハウス物でも原木物は避けている。工場出荷のキノコのみ食べている。昨年からは安全な岩泉のキノコすら疑ってかかるようになってしまっている。
実際岩手県に住んでいてこんな事をいうのは気が引ける。風評を煽ってどうするんだと言われるだろう。だが一番驚いたのは産直で売られている物の中から検出されている例があると言う事だ。これは本当に残念な事だ。放射能汚染についてのんびりしすぎているし、無知も甚だしい。怒りさえ覚える。自分で自分の首を絞めるのだから言い訳にもならない。
とはいえ、多分なのだがこのセシウムキノコを産直に出したのは、老人なのだろう。あまり若い人でキノコ採りに夢中な人はいないし、お年寄りなら何にも考えないだろう。
昨年は福島・宮城・岩手の三県に対して、毒を作って売っていると言われたが、このキノコの件はそういわれてもしょうがないものだ。この検出された市町村の野生キノコ(種類別ではなく野生と言えば全部だ)は、現在出荷停止になっている。そして野生キノコはほとんどが地元で消費されているので、他県にはほとんど出荷されていないのが救いだ。
ただ秋田県の人たちはどうするのだろうか。けっこう秋田県の人たちが職業的にキノコやタケノコを捕りに岩手県まで入っているのだ。もう捕り尽くすほどに取って行くのだが、それがどこかに出荷されると言うのは恐ろしい事だ。
PS
岩手県では流通業者や販売業者に対して、自主検査で50Bq/kg以上のセシウムの値が出た場合届け出をして、県が精密再検査するといっていますが、どの程度守られているのでしょうか。一応万が一計測ミスで規制値を上回らないように、対策はしているとはいえます。
岩手県の野生キノコの汚染状況が発表になっていたのだが、やはり驚くべき数字がある。
まずはこちら。
まず奥州市のハツタケ3000Bq/kg、陸前高田のアミタケ1900Bq/kg、一関市のホウキタケ1400Bq/kgと凄まじい数字が並んでいる。もちろんキノコなので一人で1キロ食う事は無いが、あぜんとする数字だ。いかに山地が汚染されているのかが解る。とはいえほとんどが100Bq/kg以下なのだが、県南部ではちょっと高めが多い。
また腐食性のキノコと菌根系のキノコでは腐食性の方が高くなりがちだが、汚染地域ではどちらも危険と言う事になる。ホウキタケはチェルノブイリ事故の時も話題になったキノコだ。この中で特にアミタケはセシウムを蓄積しやすいようだ。表から推察するに盛岡ー宮古間から北の野生キノコは安全だと言えるが、それより南は用心にこした事は無く、県南部は止めた方がいいとなるだろう。それでも種類としてはアミタケ、ホウキタケ、ナラタケ、ハツタケは食べない方がいいかもしれない。まあハツタケを1キロ食べるとなれば大変な金額になるが。キノコに関しては量を食べる事が無い。それが救いだ。
また栽培物でも露地栽培の原木シイタケや原木ナメコは、やはり盛岡より南の物を避けた方がいいだろう。実際私でも昨年から、野生キノコや露地栽培ものや、たとえハウス物でも原木物は避けている。工場出荷のキノコのみ食べている。昨年からは安全な岩泉のキノコすら疑ってかかるようになってしまっている。
実際岩手県に住んでいてこんな事をいうのは気が引ける。風評を煽ってどうするんだと言われるだろう。だが一番驚いたのは産直で売られている物の中から検出されている例があると言う事だ。これは本当に残念な事だ。放射能汚染についてのんびりしすぎているし、無知も甚だしい。怒りさえ覚える。自分で自分の首を絞めるのだから言い訳にもならない。
とはいえ、多分なのだがこのセシウムキノコを産直に出したのは、老人なのだろう。あまり若い人でキノコ採りに夢中な人はいないし、お年寄りなら何にも考えないだろう。
昨年は福島・宮城・岩手の三県に対して、毒を作って売っていると言われたが、このキノコの件はそういわれてもしょうがないものだ。この検出された市町村の野生キノコ(種類別ではなく野生と言えば全部だ)は、現在出荷停止になっている。そして野生キノコはほとんどが地元で消費されているので、他県にはほとんど出荷されていないのが救いだ。
ただ秋田県の人たちはどうするのだろうか。けっこう秋田県の人たちが職業的にキノコやタケノコを捕りに岩手県まで入っているのだ。もう捕り尽くすほどに取って行くのだが、それがどこかに出荷されると言うのは恐ろしい事だ。
PS
岩手県では流通業者や販売業者に対して、自主検査で50Bq/kg以上のセシウムの値が出た場合届け出をして、県が精密再検査するといっていますが、どの程度守られているのでしょうか。一応万が一計測ミスで規制値を上回らないように、対策はしているとはいえます。