日本はラグビーワールドカップの開催国になろうとしていますが、実際の足下はどうなのでしょうか。
いや~近所の岩手大学のラグビー部が、第63回全国地区対抗大学ラグビーフットボール大会に出場したのですよ。全国大学ラグビーフットボール選手権の下に位置づけられる大会でして、ここで優勝すると全国に上がれます。重要な大会です。
ただ彼らにあっておめでとうと言うと、いや勝つとは思っていなかった、とか、全然考えていなかったからお金が大変とか、とぼけた事をいいます。フツーなら何バカな事いってんだと怒る所ですが、そうだよね~と思わず同意してしまいました。私も全国に出場できるとは、全く考えていなかったのです。
まあその後、大学のグランドが整備に入って全く使えなくて練習不足気味だったとかイロイロありますが、結果は130対5で愛知学院大に負けたのですが、よくよく見ると出場校8校の内、4校が国立大学です。
北海道・岩手・新潟・東京学芸大が並んでいます。そして東京学芸大が2位ですよ!学芸大にスポーツ関連のコースがあったかしら、と疑ってしまいます。(ありました。でもラグビー専門の先生がいるのか?あ、一人いました。多少人を集められる環境にあるようです)
しかしだ、私学はそれなりに人を集めていたのだろう。それでも国立大が出ていると言う事は、ラグビーのレベルが全体で下がって来ているとなる。
さて第92回全国高等学校ラグビーフットボール大会を見てみましょう。
1回戦で60点差以上ついた試合が、19試合中4試合あります。100点差と言うのもありますね。2回戦でも16試合中2試合あります。55点差というのもあります。3回戦8試合中1試合あります。
これは各県ごとで、ラグビーの盛んな地域と前々マイナーな地域とが極端だから、となります。代表は佐賀県でしょうか。県内予選で300対0と言う試合もあったようです。島根県もマイナーです。今年花園にいった石見智翠館が202点差で勝っています。
なんでこうなるのかと言えば、少子化でただでさえスポーツを目指す子供が少ないのに、定期的に出る死亡事故、そして怪我などが競技人口を減らしています。この状態でラグビー部のある高校に進学しようとしたらどうなるのか。強い所に人が集まります。島根と佐賀は、ラグビー部のある学校がとても少ないので、更にこの傾向が強まります。
そうすると、更に集中してしまう。だけどそれで子供が100人集まったとしてもレギュラーとして出れるのは15人です。試合に出れないのに、とても厳しい練習。じつはここで、かなり脱落します。大学に進学してもラグビーを続けない子が半分以上でしょうか。入る子も先輩からの引きとかで、入る子が多いように見えます。
ラグビーはどちらかと言えば、大人のスポーツです。ルールがそうです。だから大学にはいってからが、本番と言う所があります。それがうまくいっていないと言う現実が、私からでも見えるのですが。
ラグビーエリートを育てるのに、ラグビーフットボール協会はがんばっていますが、ボトムがもの凄く薄くなっている状況が、見えているのでしょうか。
小学生に向けてタグラグビーの普及に力を入れていますが、その小学生が、高校生になって、大学に進む頃には相当の辞退者が出ているというのが現状です。
いや~近所の岩手大学のラグビー部が、第63回全国地区対抗大学ラグビーフットボール大会に出場したのですよ。全国大学ラグビーフットボール選手権の下に位置づけられる大会でして、ここで優勝すると全国に上がれます。重要な大会です。
ただ彼らにあっておめでとうと言うと、いや勝つとは思っていなかった、とか、全然考えていなかったからお金が大変とか、とぼけた事をいいます。フツーなら何バカな事いってんだと怒る所ですが、そうだよね~と思わず同意してしまいました。私も全国に出場できるとは、全く考えていなかったのです。
まあその後、大学のグランドが整備に入って全く使えなくて練習不足気味だったとかイロイロありますが、結果は130対5で愛知学院大に負けたのですが、よくよく見ると出場校8校の内、4校が国立大学です。
北海道・岩手・新潟・東京学芸大が並んでいます。そして東京学芸大が2位ですよ!学芸大にスポーツ関連のコースがあったかしら、と疑ってしまいます。(ありました。でもラグビー専門の先生がいるのか?あ、一人いました。多少人を集められる環境にあるようです)
しかしだ、私学はそれなりに人を集めていたのだろう。それでも国立大が出ていると言う事は、ラグビーのレベルが全体で下がって来ているとなる。
さて第92回全国高等学校ラグビーフットボール大会を見てみましょう。
1回戦で60点差以上ついた試合が、19試合中4試合あります。100点差と言うのもありますね。2回戦でも16試合中2試合あります。55点差というのもあります。3回戦8試合中1試合あります。
これは各県ごとで、ラグビーの盛んな地域と前々マイナーな地域とが極端だから、となります。代表は佐賀県でしょうか。県内予選で300対0と言う試合もあったようです。島根県もマイナーです。今年花園にいった石見智翠館が202点差で勝っています。
なんでこうなるのかと言えば、少子化でただでさえスポーツを目指す子供が少ないのに、定期的に出る死亡事故、そして怪我などが競技人口を減らしています。この状態でラグビー部のある高校に進学しようとしたらどうなるのか。強い所に人が集まります。島根と佐賀は、ラグビー部のある学校がとても少ないので、更にこの傾向が強まります。
そうすると、更に集中してしまう。だけどそれで子供が100人集まったとしてもレギュラーとして出れるのは15人です。試合に出れないのに、とても厳しい練習。じつはここで、かなり脱落します。大学に進学してもラグビーを続けない子が半分以上でしょうか。入る子も先輩からの引きとかで、入る子が多いように見えます。
ラグビーはどちらかと言えば、大人のスポーツです。ルールがそうです。だから大学にはいってからが、本番と言う所があります。それがうまくいっていないと言う現実が、私からでも見えるのですが。
ラグビーエリートを育てるのに、ラグビーフットボール協会はがんばっていますが、ボトムがもの凄く薄くなっている状況が、見えているのでしょうか。
小学生に向けてタグラグビーの普及に力を入れていますが、その小学生が、高校生になって、大学に進む頃には相当の辞退者が出ているというのが現状です。