もうこの件は大体こちらのサイトがよろしいしいかと。
http://buzzpics.blog.fc2.com/blog-entry-2704.html
よく集めたもんだと感心します。
体罰の根本的な問題は、根拠がない、ということだ。
これは説明しなければいけない。体罰を与える場合、与える側が絶対的な根拠をもっていなければいけないと言う事だ。これは履歴なり何なりとなるのだが、それだけでは足りない。知識を伝えられる指導力、つまり言語能力があるのか。それを正確に出来たのかだ。
体罰以外の手段を尽くしたのかどうか。
実はこれを証明するのは難しいのだ。根拠がないと言ったのはこのためだ。たとえ体罰が有効であっても、実際はかなり制限されたものにならざるを得ない。
しかしこの高校、相当ブっ飛んでいる。バレー部の顧問も体罰で問題になっているが、なかなか子供たちもしたたかで、何発どこで殴られていたかを記録し、一定期間経ってそれをもって顧問と交渉し、それでもダメだったから教育委員会に出した。
おかげで数字が残っているが、20発殴ったは無いだろう。
ちなみにバスケットボール部では、詳細な記録は残っていないようだが、バレー部の記録とゴッチャになっているように思える。ネットでの言論には注意したいと思います。
体罰と言うのは、旧日本陸軍から来ているとも言われています。この説はあながち間違いではありませんが、少し違います。
旧陸軍では上に行けば行くほど体罰はしないものです。なぜでしょうか。体面が悪いからです。エリートなのにと言う事です。エリートは言葉で戦うしかありません。
体罰は、下部で行われている現象でした。しかも思いっきり理不尽な事ばかりです。
中略
軍隊での体罰はある程度容認されます。理由は誰もが死にたくないからです。そういった直接的な意味もあって、濃厚な人間関係からイジメや体罰が出てしまいます。もちろん言葉によって指導した例もあります。自分の部隊からはじめると言ってがんばった例があります。
軍隊は一人のために5人死んでいいのかという問題があります。軍隊での正義は5人生きて一人死ぬ事です。この倫理無くしては、軍隊での問題では語れません。
スポーツでの死亡事故はあってはならないものです。戦地ではないのです。
とはいえ、旧陸軍の話しはそれこそ有象無象が来る徴兵制の時代の話しです。最も単純なのが鉄拳で、単純に効果があったと言うだけの話しです。生活もかかっていました。
スポーツで死ぬのも、もちろんそのスポーツに添い遂げるのは個人の自由です。ただ後輩に強いるのはどうかと思います。それが指導者としての器です。
自分がされたから、そうする。そういった負の連鎖と対峙できるかどうか、指導者としてそこを見極められない、悲しさを感じます。
少し前から、スポーツで言われている言葉があります。「同じ身体能力だったら、頭がいい(賢い)、同じ頭だったら、美男美女が勝つ」という言葉があります。これは間違いなくそうです。コーチの言う最新体育理論を理解し、すぐに自分に適用してゆく能力が重要になっています。あわない場合、なぜ自分とその理論が合わないのか説明出来なければいけません。美男美女と言うのは、コーチがチヤホヤしてくれるとか、監督が何となく見てしまうというのもあります。えこひいきじゃないのかと言われますが、能力が同じだったら、スポンサーがつきやすいと言う点で美男美女が勝ちます。その上で、意図的に美男美女が選択される場合もあります。
多分なのですが競技人口が減る中で、少しでも増やしてゆこうと思ったら、メディアでの露出を増やす必要があります。そこで美女のペアを作り、コーチ陣営を集中強化するということで実力も高め、メディア露出度を高くして競技人口を増やすという事もあるようです。
後これは何とも言えませんが、生まれついての美人にはなかなか凡人は気後れするものです。そういったことも影響しているのかもしれません。
まあその上、ネットでの評判とかそういったのもあるでしょう。美男美女は有利です。
こういった傾向にあるのは、陸上女子フィールド競技でしょうか。競技人口が多いのだが盛り上がりが微妙な競技に見られます。
さて美人かどうかは、整形と言う手段もあります。まあスポーツの世界では好まれる手段ではないと思いますが、出来ない訳ではありません。それで自信がつくのだったら、安いものかもしれません。あの松井が巨人でデビューして間もなく、エステに通ってあのアバタ面をきれいにしたと言うのがあります。本人は本当に悩んでいたのに、マスコミでさんざん揶揄されて踏み切ったのですが、成功したと思います。
ただ、賢い子を育てるのが今後の体育指導のあり方なのすが、この方法論はまだありません。ある事はあります。ただそれは最初から賢い子です。更に理論を理解できる子となれば、少ないと思います。
さてなぜ日本陸軍では体罰が容認されたのでしょうか。
これは、互いに死ぬかもしれない可能性が高い所に行くからです。ミスが許されないのです。なので身体で覚えさせる、と言う方法になります。反復練習が基本で、徹底しなければいけません。訓練だからといって、気が緩んでいるようでは、身体に染み付ける事が出来ません。なので、その手段として体罰が容認されていたようです。
ですが、有名な所では上官が酒飲みたさに別の部隊の靴を盗ませ、換金して酒を飲んでいたりしています。そして体罰も常態化してゆきます。
なぜなのか。答えは簡単で、部下の意味が分かっていない上官がいた、と言う事です。
特にこれ以上出世の見込みのない、上官がする傾向にあったと聞いています。
ただこの鉄拳制裁で日本陸軍は、鉄の規律を確保しました。だが太平洋戦争中、ビミョーな感じになってゆくのは人の性かもしれません。厳しい鉄拳制裁からの抜け道を捜す部下がいたと言う事です。そこからズルズルと規律が緩んでゆく姿が、敗戦の歴史と考えています。
なおこれは明快に言います。有名な内務班問題、理由のない制裁とイジメを一掃出来た部隊もあるのです。鉄拳をほとんど使わなくとも可能だったのです。出来た上司と、出来ない上司がいただけです。
人を育てるためだったら、何でもありと思います。体罰もありです。
ただそれで人が死んでしまったなら、つまり死地でないなら、問題があります。
ルール上、死なないはずの、バレーボールではなおさらです。
さてこの項最後に。
実は、高校スポーツでの死亡事故を考えて欲しいです。自殺の件とあわせて語るのは問題があります。でも私の直感ではこれは一致しています。死亡事故が起きるスポーツには構造的な問題があります。例えばラグビー(本当に解りやすいんですよこのスポーツは)の花園問題があります。レベル差が大きすぎても勝つためにガムシャラなプレーの結果、ラックで死亡するのです。なおこれは審判の責任でもあります。
世界を夢想しすぎて、目の前の現実を理解していないと思います。
柔道も非難されるべきスポーツです。
簡単に言いますが、強ければいいのか?中にイジメとかそういったのが多いのが解っているのかどうか。最近の柔道選手は芸達者です。なぜでしょうか。
生き残るためです。
スポーツと言うものは、本来身もふたもなく言えば、貴族の道楽か貧民の救済手段です。貴族はイザと言う時のために身体を鍛える義務があります。彼らは戦うためが前提で貴族なのですから。ただちょっと娯楽性が欲しいなと言う所で出来たスポーツがあります。ヨットとか乗馬です。
中間でラグビーがあります。
貧民層の娯楽としてサッカーがありました。ただ貧民層が経済的に有利になり、元々の人口構成から言っても大きいので、経済の勃興でサッカーがラグビーよりメジャーになりました。
美男美女の話しではありませんが、大衆を無視してのスポーツは難しくなります。
最後ですが、こういった事件を起こさない方法はあります。まず競争を緩和する事です。
競争をおさえると言う意味で、体罰とイジメが発覚した競技は、全国大会を3年は開催しないと言うものです。
最下位のチームでも体罰とイジメがあったら、全競技停止します。全国大会がないから、大会に向けた強烈な指導法が出来なくなります。その中で有効な方法を指導者同士考えればいいだけの話しです。
3年は厳しいと思うかもしれません。でもイジメや体罰を一掃するなら、学年が一回りするくらいの冷却期間が必要です。出来れば先輩後輩のサイクルが止まる4年がベストでしょう。それくらいのペナルティーは必要です。一校が出場停止程度では抑止力にならないからです。
さて今後の問題ですが、バレーボールメモの公開で部員たちの新しい、顧問に対する方法論が出来ました。顧問に対する不満は常に記録する、多分もうこの時点ではじまっているでしょう。
今後のスポーツの指導法は、かなり変わると思います。
なお私から見ても、とってもダメなのが今回の件です。
http://buzzpics.blog.fc2.com/blog-entry-2704.html
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体罰以外の手段を尽くしたのかどうか。
実はこれを証明するのは難しいのだ。根拠がないと言ったのはこのためだ。たとえ体罰が有効であっても、実際はかなり制限されたものにならざるを得ない。
しかしこの高校、相当ブっ飛んでいる。バレー部の顧問も体罰で問題になっているが、なかなか子供たちもしたたかで、何発どこで殴られていたかを記録し、一定期間経ってそれをもって顧問と交渉し、それでもダメだったから教育委員会に出した。
おかげで数字が残っているが、20発殴ったは無いだろう。
ちなみにバスケットボール部では、詳細な記録は残っていないようだが、バレー部の記録とゴッチャになっているように思える。ネットでの言論には注意したいと思います。
体罰と言うのは、旧日本陸軍から来ているとも言われています。この説はあながち間違いではありませんが、少し違います。
旧陸軍では上に行けば行くほど体罰はしないものです。なぜでしょうか。体面が悪いからです。エリートなのにと言う事です。エリートは言葉で戦うしかありません。
体罰は、下部で行われている現象でした。しかも思いっきり理不尽な事ばかりです。
中略
軍隊での体罰はある程度容認されます。理由は誰もが死にたくないからです。そういった直接的な意味もあって、濃厚な人間関係からイジメや体罰が出てしまいます。もちろん言葉によって指導した例もあります。自分の部隊からはじめると言ってがんばった例があります。
軍隊は一人のために5人死んでいいのかという問題があります。軍隊での正義は5人生きて一人死ぬ事です。この倫理無くしては、軍隊での問題では語れません。
スポーツでの死亡事故はあってはならないものです。戦地ではないのです。
とはいえ、旧陸軍の話しはそれこそ有象無象が来る徴兵制の時代の話しです。最も単純なのが鉄拳で、単純に効果があったと言うだけの話しです。生活もかかっていました。
スポーツで死ぬのも、もちろんそのスポーツに添い遂げるのは個人の自由です。ただ後輩に強いるのはどうかと思います。それが指導者としての器です。
自分がされたから、そうする。そういった負の連鎖と対峙できるかどうか、指導者としてそこを見極められない、悲しさを感じます。
少し前から、スポーツで言われている言葉があります。「同じ身体能力だったら、頭がいい(賢い)、同じ頭だったら、美男美女が勝つ」という言葉があります。これは間違いなくそうです。コーチの言う最新体育理論を理解し、すぐに自分に適用してゆく能力が重要になっています。あわない場合、なぜ自分とその理論が合わないのか説明出来なければいけません。美男美女と言うのは、コーチがチヤホヤしてくれるとか、監督が何となく見てしまうというのもあります。えこひいきじゃないのかと言われますが、能力が同じだったら、スポンサーがつきやすいと言う点で美男美女が勝ちます。その上で、意図的に美男美女が選択される場合もあります。
多分なのですが競技人口が減る中で、少しでも増やしてゆこうと思ったら、メディアでの露出を増やす必要があります。そこで美女のペアを作り、コーチ陣営を集中強化するということで実力も高め、メディア露出度を高くして競技人口を増やすという事もあるようです。
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さてなぜ日本陸軍では体罰が容認されたのでしょうか。
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なおこれは明快に言います。有名な内務班問題、理由のない制裁とイジメを一掃出来た部隊もあるのです。鉄拳をほとんど使わなくとも可能だったのです。出来た上司と、出来ない上司がいただけです。
人を育てるためだったら、何でもありと思います。体罰もありです。
ただそれで人が死んでしまったなら、つまり死地でないなら、問題があります。
ルール上、死なないはずの、バレーボールではなおさらです。
さてこの項最後に。
実は、高校スポーツでの死亡事故を考えて欲しいです。自殺の件とあわせて語るのは問題があります。でも私の直感ではこれは一致しています。死亡事故が起きるスポーツには構造的な問題があります。例えばラグビー(本当に解りやすいんですよこのスポーツは)の花園問題があります。レベル差が大きすぎても勝つためにガムシャラなプレーの結果、ラックで死亡するのです。なおこれは審判の責任でもあります。
世界を夢想しすぎて、目の前の現実を理解していないと思います。
柔道も非難されるべきスポーツです。
簡単に言いますが、強ければいいのか?中にイジメとかそういったのが多いのが解っているのかどうか。最近の柔道選手は芸達者です。なぜでしょうか。
生き残るためです。
スポーツと言うものは、本来身もふたもなく言えば、貴族の道楽か貧民の救済手段です。貴族はイザと言う時のために身体を鍛える義務があります。彼らは戦うためが前提で貴族なのですから。ただちょっと娯楽性が欲しいなと言う所で出来たスポーツがあります。ヨットとか乗馬です。
中間でラグビーがあります。
貧民層の娯楽としてサッカーがありました。ただ貧民層が経済的に有利になり、元々の人口構成から言っても大きいので、経済の勃興でサッカーがラグビーよりメジャーになりました。
美男美女の話しではありませんが、大衆を無視してのスポーツは難しくなります。
最後ですが、こういった事件を起こさない方法はあります。まず競争を緩和する事です。
競争をおさえると言う意味で、体罰とイジメが発覚した競技は、全国大会を3年は開催しないと言うものです。
最下位のチームでも体罰とイジメがあったら、全競技停止します。全国大会がないから、大会に向けた強烈な指導法が出来なくなります。その中で有効な方法を指導者同士考えればいいだけの話しです。
3年は厳しいと思うかもしれません。でもイジメや体罰を一掃するなら、学年が一回りするくらいの冷却期間が必要です。出来れば先輩後輩のサイクルが止まる4年がベストでしょう。それくらいのペナルティーは必要です。一校が出場停止程度では抑止力にならないからです。
さて今後の問題ですが、バレーボールメモの公開で部員たちの新しい、顧問に対する方法論が出来ました。顧問に対する不満は常に記録する、多分もうこの時点ではじまっているでしょう。
今後のスポーツの指導法は、かなり変わると思います。
なお私から見ても、とってもダメなのが今回の件です。