どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

誕生日が成人の日

2013-01-14 17:47:51 | インポート
Dsc_1273


ラッキーマンデーで今年の成人の日は1月14日になった。いつも思うが、ラッキーマンデーと言うのはどうも座りが悪い。自分の誕生日の次の日が休日と言う方が、私にとってはいい。とはいえ成人式を執り行う市町村に関しては、こちらの方がいいのだろう。


さて今日で、また年を食った。


「門松や 冥土の旅の 一里塚 めでたくもあり めでたくもなし」
「世の中は 起きて稼いで 寝て食って 後は死ぬを 待つばかりなり」

一休宗純作とされる狂歌だが、怪しいと言う説もあるが、いまの気分はこんな所。


ああ、全国の新成人のみなさんおめでとう。こんな糞袋オヤジにはなるなよ。ならない?あっそ。

Dsc_1275


そういいつつも、いつものメレンゲクッキーを作る。今回はヘーゼルナッツ・プードルで作ってみた。皮付きのプードルなので荒さが程よくし上がった。一度絞ってからチョコを乗せ、もう一度上から絞って焼き上げて、チョコチップを上に載せて40度で20分で溶かして出来上がり。


Dsc_1274


午後1時頃からパウダースノーが降り始めた。乾いたいい雪だ。5時時点で3センチ積もった。
雪かきをしたい所だが、もう暗い。危険なので出来ない。明日の朝になるのだろうか。
明日をまたぐ頃に、止むかもしれない。

熱帯低気圧は結局低気圧と合体し、今頃関東沖にいるようだ。984hPaと台風並に成長した。それでいてシベリアにある高気圧は1044hPaとこれまた強大だ。今日の最高気温は-2.3度でこれまた寒い。

まあそれでも明日は来るのだろう。


カメラマンと写真16

2013-01-14 02:50:11 | 写真の話し
ヨーロッパでは、店などの光に制限があると聞いた事がある。白熱電球ばかりで、ネオンとかは制限されているらしい。蛍光灯とかも事務所では見かけるが一般家庭にはとても少ないと言う。本当だろうか。
アメリカ人だと多少違うような気がする。YouTubeとかの海外の映像を見ていると、室内で蛍光灯臭い感じの映像があったりする。ただ誰もがいうのは、日本みたいにいろんな色が溢れかえってはいない。特にネオンは少ないと言う。

多分そうなのだろう。

日本の照明が天井メインなのは、多分壁が暗かったからだと思う。天井も暗かった。そういうより黒かったと言うべきだろうか。黒いから間接照明なんてムリ、反射しないから。ランプも天井から吊るしたら壁ばっかりが明るかったろう。その意味では電球はまさしく文明の光だった。

ヨーロッパもそうじゃないのか?多分答えは簡単。壁紙がランプやガス灯が出来る頃にはあったからだ。もちろん上流階級での話しになるのだろうが、そういった「お手本」があるかどうかは大きい。

なにしろ日本は文明開化以降、一気に来てしまったものだから「お手本」が少ない。本格的な洋館を建てられればともかく、旧来の家屋ではマネできない。逆に昔通りにしようとすると、例えばだ、行灯と一曲の屏風(2枚の板だけの屏風)で行灯の光を反射させてとか、電球の光は強すぎただろう。


まあ「文明」の光だったからしょうがないのか、何でもかんでも光を受け入れて使ってしまったと言うのが、日本だろうか。これに対してヨーロッパは、生活に対しての保守性があるせいか、電球にこだわっているのかもしれない。


光を出す光源については、2種類ある。熱を使うものと、原子物理を使うものだ。おおざっぱにいえば、熱系は、光がリッチだ。原子物理系はプアーとなる。
少し詳しく話そう。


熱系は、実は太陽がそうだ。あの火の玉は核融合で光っている。人類誕生以前からあるので、あの光に慣らされていると言うのもあるが、プリズムで光を分けて出来る虹色、スペクトルともいうが、ほとんど切れ目なく各色グラディエーションを描いている。たった一つだけない色があるのだが、ほぼ誤差の範囲だ。

熱系の光はそういった特性がある。連続したスペクトルをもつのだ。ローソクもランプも、薪も炭も、石炭もコークスもそうだ。ただこの順番なのだがローソクよりランプの方が燃焼温度が高い。薪より炭の方が燃焼温度が高い。高いと何が起きるかと言えば、青い光の成分が増える。石炭は赤々と燃えると表現するが、コークスは青白い光と表現するだろう。

炭だと普通だと1000度程度だろうか。コークスなら1200度以上は簡単に作れる。この少しの温度の差が光の違いになる。どちらにしても明るさのためには燃料の量が重要になる。また空気量も問題になる。ランプの芯を上げると明るくなるのは、燃料の供給量が増えるからだ。

電球の場合もそうだ。太陽の光に近くなるよう、熱を高くする必要がある。通常の白熱電球の場合、その熱源になるフィラメント、極細いタングステンの針金をコイル状に巻いたもの、その密度で熱源としての質が変わる。緩く巻いて熱が集中しないようにしたものは、寿命が長くなるが明るくない。熱が集中しないからだ。これを密に巻けば青い光が増えて色がよく見えるようになる。写真用電球なんてそうだ。カラー用の青い電球は、更に密度を高くして電球も青く着色して、太陽の光に近づけたものだ。だが簡単に切れる。写真用の青電球の寿命は以上に短い。10時間だ。タングステンは高温で蒸発し、付けている間に蒸発して細くなって切れる。
このためハロゲンを密封し更にフィラメントを密に巻いた電球がある。ハロゲン電球だ。蒸発したタングステンがハロゲンと化合して、またフィラメントに戻って循環する。実はこの電球も、フィラメントの温度で寿命が相当変わる。温度がたった300度違うだけで、1000時間と100時間になる。おまけに取り扱いが難しい。電球内での対流がうまくいかないとすぐ切れる。表面を素手でさわらないようにと取扱説明書で書いているが、放熱条件が変わると電球の中のハロゲンの流れが変わって、循環にむらが出来てしまうからだ。


リッチな光の最大の欠点は、太陽の場合時間限定だと言う事だ。天気にも左右される。次に電球系だが、消費電力が大きすぎる。ほとんどのエネルギーが熱に変わってしまうのだ。使われている光はほんの少しだ。

次は原子物理系の話しになるだろう。ただその前に、一つだけ変な光源があります。原子物理系なのですが、ストロボです。ストロボとネオン管は基本的に同じ構造です。キセノンと言う希ガスを密封した石英管に、思いっきり電気を流すと、アラ不思議連続スペクトルではないけど相当きれいなスペクトルになるのですよ。なにしろ孤高の存在である希ガスの中でも、イロイロと化学反応する変な物質でもあります。そういった特性がいいのでしょう。
だが何か解らないのですが、多分キセノンを駆使するための電圧がとっても高いためか、原子物理系の中では寿命がイマイチな光源でもあります。
パワーは凄いけど。