
やあ、ヌーさんだよ。11月の発表はさぼったけど12月速報を見てみようね。
一昨年11月には月間降下物が13.2bq/㎡あったけど、昨年11月は1.13bq/㎡とかなり少なくなったね。12月も1.07bq/㎡と相当少なくなったよ。やっぱり土壌中にあったセシウムが舞っていたみたいだ。一年経ってセシウム君、土の奥に引っ込んでしまったようだね。
これと大気浮遊塵だけど、盛岡では不検出だったよ。ただ一関では10月から12月の間0.000053bq/立方メートル検出されているね。もしかするとこれから一関の降下物量が、推定出来るかもしれない。盛岡で一昨年の7月から9月の間の月間降下物中のセシウム君が18.66bq/㎡で、大気浮遊塵が0.000083bq/立方メートルだから、一関では月間降下物中のセシウムが3.97bq/㎡くらいかもしれない。盛岡での一昨年の4月から6月のデーターを使っても似たような値になったよ。
水道水も盛岡で、0.00157bq/?検出されているよ。安全かどうかはヌーには判断出来ないけど、多分大丈夫。とりあえず60年代から80年代を通り越して、90年代にガンが激増したと言う事は無いと思うよ。
11月には米も発表になっていて、滝沢村産のお米から3.18bq/kgが検出されているね。環境水準調査だから、かなり正確に測定しているよ。岩手県の他の産地のお米は、大体大丈夫。詳しくはここ
を見てね。
お米の話しがあったけど、農地のセシウム汚染状況も発表になっているよ。農地の表面から15センチの土をとって測定しているから、実際の作物の根の張る範囲だということだね。細かい所はここからダウンロードしてね。岩手県内160カ所を調査しているよ。ただサンプルをとったのが一昨年の10月31日から11月25日っていうのが気になるけど、雨に流されたりしていないサンプルだから、実際より高めに出ていると思うよ。一関市川崎村で756bq/kgが最大。100bq/kg以下の土地が50%以上、400bq/kg以下だと98%の農地が当てはまるよ。国の基準が5000bq/kgだからその10分の1がほとんどだよ。安心してもらってもいいと思うよ。
一番汚染されていると思われている一関市と奥州市の前沢・胆沢・衣川、そして平泉の平均値は326bq/kgだよ。この濃度でどの程度お米にセシウム君が引っ越すのかはヌーにはよくわからないけど、滝沢村のお米のデーターと滝沢村の農地の汚染状況から計算すると、8.26bq/kg程度になるようだよ。実際の本年度産のお米のデーターをみればほとんど不検出だし、検出限界も大体7bq/kg以下だから理屈では検出されるはず。やっぱりセシウム君は地面に潜ったか水に流されたんだろうね。
月間降下物の中のセシウム君が減ったのは、やっぱり地面から来ていたからな様だね。
まあでも解らない事ばかりだけど、確率は低そう。
そうそう、まだ良く解らないけど2月の盛岡は暖かくなりそう。もしかすると地面からの埃が今年は早くはじまるかもしれない。昨年の3月4月に飛散量が増えているけど、まだ少し注意した方がいいと思うよ。
それじゃさよなら。もうヌーは飽きたよ。