私は儒教が嫌いだ。正確に言おう。国家が飼いならした儒教が嫌いだ。そしてあの礼節が嫌いだ。形式ばかりで本質が無い。
それを国家運営に使っちゃう、北朝鮮って何だろうと思う。天子様のそばには悪い奴はおけないと言って、失脚した人や反体制派を全部殺したり地方に追いやった上に、強制労働させているんだろうな。李氏朝鮮と同じ事をやっているに違いない。中はもうグズグズだろう。
さてミサイル発射実験が成功し、お次ぎは核実験と言われて来たがそうなりそうだ。
実はあまり関心が無いのだ。ミサイルもそうだった。もうどうでもいいのだ。あまりにも予想通りだと一切関心を引かない。
多分3.11以前だったら核実験に対してもっとナーバスになっていただろう。ただフクイチがあって、60年代の太平洋での空中核実験と、80年代の中国の核実験で核に汚染されている事が解って、何かが壊れた。だからヌーとかというキャラを作ったりしてしまう。
この積み上げの上にもう一枚積み上げるだけの、そんな実験にしか見えない。
なぜ核が大国しかもてないのか?確かに疑問だ。パキスタンなんてもっている。イスラエルだってもっている。インドももっている。それでも大国以外は持つ意味の無い兵器だ。
使った後どうするのかが難しい兵器だからだ。相手がその一発で屈服すればいいのだが、屈服しなかった場合とんでもなくめんどくさい事になる。基本戦争は占領するまでが戦争だと言うことだ。もちろん相手が先に降参すればいいのだが、そうそう何発も同時には打ち上げられない兵器でもある。その上落としたら落としたで、その地域に兵士を送り込む事が出来ない。
例えば北朝鮮がアメリカ・ワシントンに議会が行われている時に、核を正確に落としたとする。これでアメリカのトップは全滅だ。所がどっこい各州があっという間に連係を組むだろう。その前に軍が自動的に動く。作戦を立案してしまうのだ。連邦議会は消滅しても、新たに出来るだけだ。その間あっという間に他の国が宣戦布告する。韓国は当然だ。日本は今の憲法下では出来ないが、間違いなく物資支援を約束するだろう。
小国は使ったら最後、消滅する運命にある兵器なのだ。
もちろん抑止力はある。それも限界がある。正直な所、首都陥落の際に敵を巻き添えに爆発させる程度だ。
まあだから抑止力なのだが。だが実際の所はどうなのだろうか、既に抑止力の効果は薄れているのではないのか。あの冷戦時代での抑止力とは、大国同士の抑止力だ。互いに打ち合ったあげくに人類が滅びると言うものだ。この愚だけは避けなければ行けない。戦争する意味が根本的に無くなるからだ。
ところが小国の2~3発だったらどうなのだろうか。例えば全部日本に落としたとしても日本人はある程度生き残る訳で、占領も出来ないのなら全く意味がない。その上周辺国からアメリカまで含めてフルボッコにされるのだから割にあわない。
多分イスラエルだってそうだ。イランに核を打ち込んだら、あのアメリカまで敵に回すだろう。
小国はプライドにかけて作っているだけに過ぎない。そして外交上のカード、しかも決して切っては行けないカードを持ちたいだけだ。だがそのカードももう古びている。
冷戦時代だったら、北朝鮮が核を打ったらアメリカが呼応し、ソ連が呼応し、中国が呼応し、ついでにインドとパキスタンが打ったかもしれない。こっそりとイスラエルもだ。
だが今では、北朝鮮が打った瞬間に通常兵器が北朝鮮にわんさか落ちるだろう。世界核戦争にはならないのだ。
そんな事は北朝鮮も解っているだろう。なのになぜ実験をするのだろうか。孤立もここまで来れば開き直りなのだろうか。
その上で、なぜ中国は北朝鮮を甘やかすのだろうか。確かに北朝鮮は中国の保護国だ。しかしもうそろそろ愛想をつかしてもいい頃だ。プラグマティストの中国とは思えない。儒教的な建前があるのは解るが、そういった配慮をチベットやウイグルに向けないのも不思議だ。
ここからは私の妄想なのだが、北朝鮮が最大の仮想敵国にしているのは、中国なのではないのだろうか。日本とアメリカ、韓国が仮想敵国と言われているが、実際の所アメリカを仮想的にするほどの国力は無い。せいぜいがんばって韓国だが、これこそ核を使えない相手だ。使ったが最後同胞殺しの汚名を着る事となる。朝鮮半島統一という野望にとって最大の障害だ。
核の抑止力が最大に発揮されるのは、実は攻め込まれたときだ。本当の自爆テロがあると思わせる。その狂気を持てるかどうかが問題になる。
さてニュースで、北朝鮮では人肉が食べられている、と言うものがあった。ホントかいなと思うのだが、少なくともそういったウワサが立つほどに飢餓状態にあるようだ。
日本では、江戸時代の天明の飢饉の時に人肉食の伝説が残っている。ただ史学的には否定されているもののようだが、そういった伝説が残るほどに酷い飢饉だったのは間違いが無い。確実かも知れないというのに、日本陸軍の人肉食の伝説だ。これはもしかするとそうかもしれないという話しだが、一応否定はしておく。
ただそこまで民衆が追い込まれているのは、確かなようだ。
儒教の問題は、本来は民を豊かにする政治学なはずなのだが、衒学的に論述され都合のいいように変化し、本来の目標を失う事だ。民のために天子が汗をかくのではなく、礼節の美名のもと天子のために民が滅びる、そういった逆転を許す事にある。
今北朝鮮が、イチイチ言われてプライドを傷つけているのは、アメリカではない。多分中国なのだろう。
ただ、これも歪んだ儒教的発想だ。
私が興味が無い理由は、ここにある。
PS
儒教国家ではないキューバがなぜかある意味、堯とか舜であるのが面白い。
あと日本も韓国も中国も、準備万端にしている。何を?地下資源探索のためだよ。
それを国家運営に使っちゃう、北朝鮮って何だろうと思う。天子様のそばには悪い奴はおけないと言って、失脚した人や反体制派を全部殺したり地方に追いやった上に、強制労働させているんだろうな。李氏朝鮮と同じ事をやっているに違いない。中はもうグズグズだろう。
さてミサイル発射実験が成功し、お次ぎは核実験と言われて来たがそうなりそうだ。
実はあまり関心が無いのだ。ミサイルもそうだった。もうどうでもいいのだ。あまりにも予想通りだと一切関心を引かない。
多分3.11以前だったら核実験に対してもっとナーバスになっていただろう。ただフクイチがあって、60年代の太平洋での空中核実験と、80年代の中国の核実験で核に汚染されている事が解って、何かが壊れた。だからヌーとかというキャラを作ったりしてしまう。
この積み上げの上にもう一枚積み上げるだけの、そんな実験にしか見えない。
なぜ核が大国しかもてないのか?確かに疑問だ。パキスタンなんてもっている。イスラエルだってもっている。インドももっている。それでも大国以外は持つ意味の無い兵器だ。
使った後どうするのかが難しい兵器だからだ。相手がその一発で屈服すればいいのだが、屈服しなかった場合とんでもなくめんどくさい事になる。基本戦争は占領するまでが戦争だと言うことだ。もちろん相手が先に降参すればいいのだが、そうそう何発も同時には打ち上げられない兵器でもある。その上落としたら落としたで、その地域に兵士を送り込む事が出来ない。
例えば北朝鮮がアメリカ・ワシントンに議会が行われている時に、核を正確に落としたとする。これでアメリカのトップは全滅だ。所がどっこい各州があっという間に連係を組むだろう。その前に軍が自動的に動く。作戦を立案してしまうのだ。連邦議会は消滅しても、新たに出来るだけだ。その間あっという間に他の国が宣戦布告する。韓国は当然だ。日本は今の憲法下では出来ないが、間違いなく物資支援を約束するだろう。
小国は使ったら最後、消滅する運命にある兵器なのだ。
もちろん抑止力はある。それも限界がある。正直な所、首都陥落の際に敵を巻き添えに爆発させる程度だ。
まあだから抑止力なのだが。だが実際の所はどうなのだろうか、既に抑止力の効果は薄れているのではないのか。あの冷戦時代での抑止力とは、大国同士の抑止力だ。互いに打ち合ったあげくに人類が滅びると言うものだ。この愚だけは避けなければ行けない。戦争する意味が根本的に無くなるからだ。
ところが小国の2~3発だったらどうなのだろうか。例えば全部日本に落としたとしても日本人はある程度生き残る訳で、占領も出来ないのなら全く意味がない。その上周辺国からアメリカまで含めてフルボッコにされるのだから割にあわない。
多分イスラエルだってそうだ。イランに核を打ち込んだら、あのアメリカまで敵に回すだろう。
小国はプライドにかけて作っているだけに過ぎない。そして外交上のカード、しかも決して切っては行けないカードを持ちたいだけだ。だがそのカードももう古びている。
冷戦時代だったら、北朝鮮が核を打ったらアメリカが呼応し、ソ連が呼応し、中国が呼応し、ついでにインドとパキスタンが打ったかもしれない。こっそりとイスラエルもだ。
だが今では、北朝鮮が打った瞬間に通常兵器が北朝鮮にわんさか落ちるだろう。世界核戦争にはならないのだ。
そんな事は北朝鮮も解っているだろう。なのになぜ実験をするのだろうか。孤立もここまで来れば開き直りなのだろうか。
その上で、なぜ中国は北朝鮮を甘やかすのだろうか。確かに北朝鮮は中国の保護国だ。しかしもうそろそろ愛想をつかしてもいい頃だ。プラグマティストの中国とは思えない。儒教的な建前があるのは解るが、そういった配慮をチベットやウイグルに向けないのも不思議だ。
ここからは私の妄想なのだが、北朝鮮が最大の仮想敵国にしているのは、中国なのではないのだろうか。日本とアメリカ、韓国が仮想敵国と言われているが、実際の所アメリカを仮想的にするほどの国力は無い。せいぜいがんばって韓国だが、これこそ核を使えない相手だ。使ったが最後同胞殺しの汚名を着る事となる。朝鮮半島統一という野望にとって最大の障害だ。
核の抑止力が最大に発揮されるのは、実は攻め込まれたときだ。本当の自爆テロがあると思わせる。その狂気を持てるかどうかが問題になる。
さてニュースで、北朝鮮では人肉が食べられている、と言うものがあった。ホントかいなと思うのだが、少なくともそういったウワサが立つほどに飢餓状態にあるようだ。
日本では、江戸時代の天明の飢饉の時に人肉食の伝説が残っている。ただ史学的には否定されているもののようだが、そういった伝説が残るほどに酷い飢饉だったのは間違いが無い。確実かも知れないというのに、日本陸軍の人肉食の伝説だ。これはもしかするとそうかもしれないという話しだが、一応否定はしておく。
ただそこまで民衆が追い込まれているのは、確かなようだ。
儒教の問題は、本来は民を豊かにする政治学なはずなのだが、衒学的に論述され都合のいいように変化し、本来の目標を失う事だ。民のために天子が汗をかくのではなく、礼節の美名のもと天子のために民が滅びる、そういった逆転を許す事にある。
今北朝鮮が、イチイチ言われてプライドを傷つけているのは、アメリカではない。多分中国なのだろう。
ただ、これも歪んだ儒教的発想だ。
私が興味が無い理由は、ここにある。
PS
儒教国家ではないキューバがなぜかある意味、堯とか舜であるのが面白い。
あと日本も韓国も中国も、準備万端にしている。何を?地下資源探索のためだよ。