さてようやく駅のホームからの風景です。最初のインパクトも大切なのですが、なぜか私には嘘くさく感じて、下をさまよって来たわけです。たった30分ですがそれでも少し違います。
さてホームにはいっぱい人がいます。何でしょうか。実はバスツアーの合間に来たようです。これもホームに立った時の違和感の一つでしたね。
お客さん、黄色い線より前に出ちゃぁ、ダメだよ。
あの先の岩を、津波が乗り越えたわけだ。
この雨の中自転車で旅行ですか。オツカレサマです。
Kenji号、5分ほど遅れて入線です。防潮堤バックにいれました。
この車両は展望シート付きの車両と、このおおきなコンパートメントといった感じの部屋が二つ着いた車両が着いてます。変わった車両です。30年くらい前からあるようです。
宮古駅で、通常車両とナイスミーツ。
宮古駅の大漁旗です。サケが何とも言えない味を出しています。
さて悲報です。列車の運休が決定しました。12時から14時の間に区界で46ミリ、盛岡で39ミリのドシャぶりです。東北本線も止まったようです。
これから八戸に向かうバイカーです。心が折れそうだと言っていました。
これから大槌に向かうサイクリストです。がんばってください。
確かに停滞前線上に低気圧が発達しながら近づいていました。とはいえここまで大雨になるとは思ってみなかった。
お盆なので代替運送のバスの運転手が見つからないと言うハプニングが起きています。もうどうでもいいと開き直って盛岡ー宮古の106急行バスに乗る人も現れてきました。
そして代替のバスも来るのですが、一台づつしか手配できません。
先頭の展望車両です。運転手に話しかけているのは乗り鉄です。これをチャンスに運転手と会話を楽しんでいます。とはいってもこの方、ちょっと特殊能力の持ち主です。ほぼ誰とでも仲良くなれるのです。列車の中でも、こうして待ち合わせの駅でも、バスの中でも、そうバスの中ではフツーのおじいさん(東北人だ!)とずっと話をしていました。ちょっと面白い関西人だからと言うわけでは無さそうです。製薬会社のMRとか、酒造メーカーの営業さんでしょうか。実は物腰がすごく低いんですね。
この頃には時間に余裕のある人か、諦めの悪い鉄ばかり残っています。その典型とも言えます。「どうせ今日中に盛岡に帰らなければ行けないんだから、いつかは出発するでしょう。」そう言われればそんな気になってくる。そこでギリギリまで待ってみます。
しかし世の中の鉄が、これほどコミュ力があったら。偏見は無くなるのにな…
そして諦めの悪い面々も、ついにバスに乗ります。JRバスでなくてリアス観光バスなのは、宮古にはJRバスが
無いから。
千徳の当たりの仮設住宅です。もう3年になりますが、災害公営住宅の建設が進んでいないので、まだこうして残っています。
実はこの時点で大渋滞に巻き込まれております。宮古駅から30分以上経っているのですが、まだ宮古市郊外を出ていません。
本当ならKenji号からの閉伊川を撮りたかったのですが、バスの車窓からとなりました。とはいっても通路側の席なので自由が利きません。サイレントモードで撮影して回りを驚かせないようにしています、って隠し撮りか?
我々がバスでノロノロ移動しているのに、列車が現れるんじゃないのかとドキドキしながら鉄道を眺めています。
さて観光バスの運転手なので、路線バスの運転手と違ってサービスが微妙です。どこの道の駅に寄るとかアナウンスしないし、ましてや休憩時間10分で、何時何分に出発しますとかそういったアナウンスがありません。なので慌ててトイレにいて、道の駅を眺める事無く急いで戻ります。
どうも運転手も急な仕事で、早く帰りたいようです。お盆ですし。
雨は小振りになってきました。
予定より1時間遅れでしたが盛岡に帰り着きました。今回は出発にタクシーを使ったので、乗り物4種類となかなかの旅になりました。
なおコミュ力の高い鉄ですが、彼もまた鉄道が走ってくるんじゃないかと気が気でなかったそうです。みんなそう思ってるんだな~と。今日は無事花輪線を乗れたでしょうか。
なお家に帰ってから真っ先にJRの運行状況を確認した所、山田線は終日運休でした。ここでホっとするとは何かが間違っている気がしますが、水曜どうでしょうのイベントに向かった198と170はどうなったのでしょうか?
次は田老に、もう少し長くいたいものです。