今回の写真は16日のものだ。17日は引きこもっていた。
本当は16日に舟っこ流しを取材しようと思っていたのだが、15日の大雨、台風通過の時より19.5ミリ多い一日68ミリの雨だった。増水で翌17日に順延したのだが、17日も市内で7ミリの雨と決していい状態ではなかった。のろし花火の音を聞けば決行したようだ。とはいえ16時に1.5ミリ、17時に2ミリ、以降20時まで1.5ミリの雨が降ったわけで、昨年の観客動員数に比べれば60%ダウンのようだ。
私もいかなかった。
この夏なのだが、今の所晴れた日がとても少ない。日照時間が3時間以上の日は5日しか無い。そのうち11時間以上は二日しか無い。そして気象庁の記録では快晴の日は無い。
停滞前線が早くから現れているのが原因だが、おかげで最高気温が23度以下の日が4日もある。うち15日の21.1度から2.4.22.3度と寒い日が続いている。18日からは気温は平年並みに戻るようだが、日照が足りなくなる可能性がある。
お盆のこの時期に、低温があると言う事は米の作柄に影響があると言う事だ。不稔率が高くなる可能性がある。気温は7月まで高かったわけで、株の成長は充実していたし、今後の気温推移の平年並みとなれば、大凶作とはならないと思う。だが1等米の割合は減るかもしれない。
あとはイモチ病の発生が予測される。だが6月にエルニーニョ発生の予測が出ていたので、多分施肥量を減らした農家が多いと思う。まあそう思いたい。薬剤散布も大切なのだが、イモチ予防にはチッ素メタボにならない稲の健全育成が大切だと、解っているはず。なので大丈夫だとは思うのだが。
無農薬を実践している農家には、厳しい年になるかもしれない。
それでは不作になったとしても、米の価格は上がるのか?だが、それはなさそうだ。農協を中心とした在庫がかなりありそうだ。農協は2年間ムリヤリ米の集荷価格を高めに維持した。しかし米の消費量は上がらないわけで、販売価格に集荷価格を転嫁した結果、かなりの在庫を抱えてしまったようだ。民間の米問屋の在庫量もかなりあるようだ。
なので米の価格が下がる可能性は少ない。ただ新米の供給量が少なくなる可能性があるので、銘柄米を中心に一時的に高くなる可能性はある。ただ昨年度の米がダブついているので、新米に古米を混ぜる偽装が行われるケースが出てくると思う。このケースでは、全くの偽装(全部古米)でない限り多分普通の消費者は味が解らない程度になると思う。低温貯蔵と言うのは凄いのですよ。
豊作になった場合、米価が暴落する可能性があった。農協はもしかするとホっとしているかもしれない。
とはいえこの天気、どうも解らない。早すぎる秋だからだ。