どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

2万個おにぎりマネージャーだが

2014-08-24 03:55:50 | インポート
実のところ、なぜ野球部にマネージャーが必要なのか、これはマジメに考えた方がいい。というか男子体育会系部活になぜ女子マネージャーが必要になっているのかは、考えた方がいい。


更にその前に、女子体育会系部活に男子マネがいるケースを聞いた事が無い。ここも考えるべきだ。


まず私は男なので、男視点のみで考えて行く。

まずブッチャけ言って、高校レベルだと女子マネのやる事が少なすぎる。


それはおかしいと思うだろう。いやマネージャーって何やるのかと言う話だ。あれはマネージャーの仕事ではない。誰でもできる仕事だ。男子だけで出来るはずだし、その実例は知っている。岩手大学硬式野球部だ。練習の段取りはみんな知っているし役割分担も可能だ。ただ彼らもとても疎い所がある。渉外管理だ。これはさすが大学生なのでちょっと苦しい。それでも何とかなる。それが人生経験にもなるので、苦手だが出来ない事はない。

大学レベルだと、ます一番レベルの低い所から花が欲しいから、というもの。次が恋愛対象募集というもの。そして高校からの雑務をやってくれるありがたい人、自由恋愛が公認されている大学だからこそだが、次からが突然ハードルが上がる。怪我等の緊急時に氷の用意などすぐに段取りを組めるか、まあこれはそれなりに講習を受けていれば大丈夫だろう。エクセル打ち込み出来るか?管理上必要です。タイム計測の結果を監督に伝えるだけではなく、それを計測ごとにまとめて選手に見せられるように整理しなければいけません。ここまで来ればマネージャーではなくコーチの領域に達してきます。選手の異変を察知したりその情報を集めたりツイッターのチエックやLINEのタイムラインチェックまで必要になります。


怪我や故障のために、生理学や解剖学の基礎は理解しなければいけませんし、監督の指示も理解出来る能力が必要です。そして心理学も必要になります。


それでは高校だとどうなるのかと言えば、渉外はほとんどない。特に有力校なら全くないだろう。監督と部長が全部やる。緊急事対応も何とかなるだろう。でも大体男どもがやってしまうだろう。何しろ人数が多いからだ。
エクセル打ち込みも出来るだろう。しかしデーター整理まではさせてもらえない。密かにする事は出来るが、そのデーターを元に口を出す事は許されない。生理学や解剖学を学んだとしても、高校生の領域のものだ。最新ではないし、実体験したものでないから誰からも信用されない。



そうなればおにぎり2万個にぎるしかないわけだ。



彼女はとても可愛い。だから幸せだと思う。
高校野球部男子のあのレベルから見れば、可愛いと言うレベルでない女の子の悲劇がある。はっきり言って苦役でしかない。嫌がらせばかり受けてもそれでもがんばれば、どんどん要求が上がってくる。お母さん以下に成り下がるのだ。パンツ手洗い?というレベルだ。セクハラなど下級生でもありえる世界だ。


奴隷。この一言に尽きる。


それでも生き残った女の子を知っているが、彼女は高校野球部の部長になる、野望を持っていた。つまり究極のマネージャーになると考えていたから、男のバカさ加減に真摯に向き合っていたのだろう。



そして今現在、高校野球部の父母会の対応に今の女子マネは繰り出されている。おにぎり2万個は多分こういった例だろう。お母さん達を遠ざけるために、彼女はおにぎりをにぎったのだろう。

下手な口出しをされないためだ。かなり面倒な事になっている。


昔から女子マネでも硬式野球部はある意味過酷であった。それが渉外決定権もなく何もない状況で、存在意義をどう高めるのか、いかに雑務を引き受けるかで成り立っていたと思う。


だから、そういった優秀なマネージャーのいる部活では一部の男が気がついていたはずだ。

「あいつ、なんでここにいるの?」「俺ら見て、そんなにたのしいの?」
「あいつこそ、野球やった方がいいんじゃないのか?」



私の見ている範囲では、「優秀で美人のマネージャー」はとても嫌われます。「優秀で万人受けしないマネージャー」は下僕扱いです。男はそう言った判断をしがちです。特に集団だとそうなります。



最後ですが、自分の事は自分で出来ないといいスポーツマンになれません。アスリートには当然なれません。もちろん自分の力を高めるために他者の力を借りたりするのは当然です。でも限界はあります。マネージャーも人です。

でもそうなっていないというのが、そしてそうならないのが、とても残念な事です。


もちろん今回の2万個のおにぎりに、部員は感謝していると思います。


男はそう言った環境にすぐに甘えてしまうものです。自戒を込めて書きました。



PS
書き忘れたが、お金の計算が出来ない男子と言うのも、どうかと思う。マネージャーは会計管理でもあるからだ。女子が特に得意と言うわけではない。


二日連続晴れ

2014-08-24 02:24:13 | インポート
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8月2・3日以来でしょうか、二日連続晴れです。強いて言えば13・14日もそうだったのですが14日は雲が多く、そんな感じではなかったです。日照時間も5.4と6.3時間でしたが、まとまって晴れている時間があるのがうれしいです。




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昨夜の嵐の名残です。



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23日午前3時の気象衛星写真です。なにか雲の形が、人が全力でものを投げた後のような感じです。この時点ではそんな快晴ではないと思っていましたが、なんとか晴れました。


本当にうれしい。



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さて太田の田んぼです。この2枚で品種が違うようです。小さい農家ほどリスクヘッジは大切です。



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穂が垂れている方の田んぼですが、実が入っていない所が散見されます。まああの低温では。とはいえ遅れて出て来ている穂もあります。真面目に今年の農家は大変だ。


全国的に悪天候が続いているので野菜も高めになっている。とはいえ輸入野菜もあるので暴騰するわけでもなく、ちょっと高いだけ。野菜は昔たまに暴騰するときがありまして、その時に安定していた地域はウハウハな訳で、それが畑作農業のうまみだったのですが今ではすっかり影を潜めています。


そう言えばドラマ「北の国から」で、農家がアズキ相場に手を出して破産すると言う下りがありました。これは全国的に小豆が不作が予想され、なおかつ富良野地方では豊作を予想して、先物取り引きを使い高値で小豆を買ったのでしょう。それが全国的に豊作、そして富良野は平年作以下だったのでしょう。このエピソードはネガティブに演出されていますが、畑作農家にとってはそこまで知恵を出さないと、当時でも大変だったということです。




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久しぶりの晴れで、屋根の工事を急いでいます。




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材木町よ市で、岩手大学が大槌産と陸前高田産のクッキングトマトを販売していました。そこで購入して、福耳と言う甘とうがらしとナス、豚コマと炒めて頂きました。味付けはブイヨン一つと、塩コショーです。



なぜ国立大学がこのトマトを売っているのかと言えば、被災地支援なのですが、もうちょっと複雑な理由があります。岩手県の一部沿岸被災農家なのですが、国の補助もあり一斉に施設栽培に移行しました。しかし作物が無いわけです。施設園芸で、高付加高価格と言えばトマトとイチゴですね。で、大体がそれを狙うのですが独自色が無さ過ぎて、現在模索している段階です。
そこでニッチな作物ですが、クッキングトマトでも東北にあったものを東北農業センターが開発していました。「すずこま」がありました。一応露地栽培もオッケーなのですが、施設栽培の方が収量が安定します。そこで大槌町と陸前高田市の農家が導入したものがこれで、技術支援もしているのが大学と言う事です。



「すずこま」ですが、以前試食した時にも感じたのですが、グルタミン酸のうまみも強いのですが、甘さと酸味のバランスがとてもいいクッキングトマトです。特に生で調理した場合、このバランスが生きてきます。そしてなのですが、皮がとても柔らかいです。皮付きでいきなり調理しても気にならないと思います。


生食用の桃太郎の皮の硬さに慣れた人には、驚きかもしれません。


とはいえマイナーな品種で、まだ産地と言うほどにはなっていません。なので流通希少品でしょう。おいしいので見かけたら是非食べてみてください。


そうそう、今回超マニアックな販売がされていたのですよ。大槌産は4日前に収穫して常温保存。陸前高田産は冷蔵保存となっているのですが、大槌産はグルタミン酸濃度と甘さが最大になるように出荷、陸前高田はフレッシュな酸味感を残す形になっています。実は調理用トマトはこの二つの使い分けが出来ます。収穫直後はクエン酸の酸味が強く出るのですが、収穫3日以降はグルタミン酸濃度が上がって行き1週間後にピークに達します。この二つの味を比較出来る内容でした。なお陸前高田は冷蔵施設が復活しているのに大槌はまだ出来ていないと言う現実もかいま見られるわけです。
クッキングトマトはこの意味でも流通上有利なのです。常温流通で最大のうまみを届ける事が出来ます。更に実が硬いので日持ちしやすいのが特徴です。

なお通常の生食用トマトも、購入後はフレッシュサラダに使い、残ったのは常温に置き、食べる前に冷蔵庫に入れてシーザーサラダにするとチーズのうまみに負けないしっかりとした味になります。