ここ2年ほど残暑が厳しく、東北とは思えない夏っぷりでした。今年も5月からの高温で、このままだと凄い猛暑になるかと思われていましたが、台風とか何とかで冴えない天気が続き、8月に入ってから夏らしい日はたった二日間と寂しい限りとなりました。
24日は晴れでしたが、雲が多少多くてスカっとしません。
いつもの風景では何なので、山田線の快速リアス号をいれてみました。
先週から天気予報がかなり当てにならない状態になっています。大気が不安定だったり、盛岡マジックが働いたりとかなり読みにくい天気でした。この状態で金曜日からずっと泳いでいたのですが、金曜日はどう見ても午前中以外は曇りか雨だったのが晴れて、土曜日も怪しかったのに晴れました。
お日様恋しさに、屋外プールで泳いだ結果かなり焦げました。とはいえ8月下旬の光です。参議院選の時の石破幹事長ほどは焼けていません。とはいえあれより焼けてみようかと言うのもあったのですが、今年の天気はムリでした。
さてこの4日間で泳いだ距離は、たったの8000メートルです。なんでこんなに泳いでいないのかと言えば、はっきり言って年だからです。もう休み休みでないとムリです。そんな事を言えば、毎日2000メートルとか3000メートル泳いでいる人もいっぱいいるだろう、80歳でもがんばっている人はいっぱいいるぞ!そうお叱りを受けるともいます。昔に今の私と同じ年齢で、50メートル45秒で、連続3000メートル泳いでいた人も知っています。元選手でなおかつ現役ですからと言い訳しますが、選手でもなくて10年ブランクがあるんだからと更に言い訳します。
間違いの元は、クロールのキャッチをはっきりと解った事。こんなの小学生だって解っている!と怒られるかもしれませんが、フォームをキチンと練習していれば逆に解りにくいかもしれません。どうゆう事かと言えば、キャッチは作る事が出来るからです。フォームはそのための解りやすい形で、キャッチを無理なく作れればその方がいいのですが、10年前にはこちらからお迎えに行っていたと言うのが解ったわけです。
問題は左手が気がついたと言う事です。右手は従来通り、左手が解っているわけでバランスが崩れたのです。そうすると右手をどうするのかとなります。で、それを修正すると今度は左肩の可動域が小さいと言うのに気がつきます。そこを更に直して行くと。左肩甲骨の裏側が痛みだして、そこが痛まないポイントを捜すか、逆にそこをどううまく動かすのかと言う模索になります。で、右手の水を押し出す過程と左手の過程の違いがあって、肘の動きとかを注意しながら修正かけて行くと、今度は25メートルで30センチ曲がって進むようになります。それをどうするのかとやって行くと、かなりのハイペースになって行きます。遅く始めても、500メートルの最後は全力になるわけです。これを間に休憩を大幅にはさみながら3本から4本。真面目に疲れます。頭も疲れるし、体も頭からのわけの解らない命令で疲れます。
実際これが腰痛の遠因だったと思われますし、確実にオーバーワークになっています。とはいえ50メートルだったら30歳の時と同レベルのタイムになりましたし、ダラダラと泳いでも50メ0トルラップタイムが5秒縮まったわけで、それはいい事なのですが、フト思い出しました。30代の時に、キャッチを作るという動作を追求した事があったのですが、あの時はこれではムリと考え直して止めてしまったフォームです。自然に作るのと、作るのとでは大きな差がありますが、あのとき止めた理由もきつかったからだったと思い出しました。あの時よりは多少は知恵がついていると思いたいですが、なぜ年を取った方が、チャレンジングなのかはわかりません。
確実にムダとムリなのですが、やっぱり速いほうが楽しいです。
ということで、今年のプールサイドのまとめをしたいと思います。
まずはネガティブな所で、昨年より子供が泳ぎに来ていないと言う事です。少子化と言うのはあります。最近では代々木ゼミナールの縮小が言われていますが、この原因を少子化とマスコミは言っています。でも私から見ればこの分析は大幅に間違っています。まずマスプロダクトタイプの予備校より、個別指導のM進などの新興勢力が台頭しているということがあります。少子化で競争が激しいわけです。次ぎに大学の入学レベルが下がり現役合格しやすくなったと言えます。そして現役高校教員の分析能力、パソコンの力が大きいと思いますが、が的確な現役合格指導をしているのです。入学枠が相対的に広がったわけで、現役合格率を上げられない進路指導の高校教員は必死になって取り組んでいるわけです。でないと無能と言われるわけで、それは避けたいわけです。
更に子供達の変化もあります。具体的な目標を持つ子もいますが、大体の所は大学に期待を持っていません。大学に入ったら親から自由になれるという昔っからの期待はありますが、それだったらどこでもいい、となりがちです。それでいながらそれなりにキチっと勉強して卒業してしまうのも彼らの凄い所です。なので現役合格が基本です。予備校にまで進む理由はありません。そんな金があるならもっと上の大学院に入った方がいい、そう考えたほうが人生設計上有利です。
さてプールに子供がいない理由ですが、わかりません。この2年師か観察していないのですが、飛び込みプールの入場者数が昨年に対して三分の一でしょうか。今年の天候を考えても少ないものでした。
それでは10年前と現在を比べれば、飛び込みプール抜きでも10分の一でしょうか。この間に閉鎖したプールは、高松と仙北の公営プールそしてつなぎのプール、私設ではけんじワールドとサンフィッシュでしょうか。青山ダイエーもそうでしょう。新しく出来た所は把握していませんが、2件ほどでしょうか。フィットネスクラブ系です。子供が遊ぶ場ではありません。
そうすると焼却場のゆぴあすあたりが人気なのかもしれません。とはいえ昨年と今年の、総合プールの飛び込み台の人気のなさが良くわかりません。今年も飛び込みたかったのですが、腰痛が勃発して諦めましたが、あれは面白い。子供だったらもう楽しいだろう。
とりあえず、子供は水で遊ばなくなった可能性が高い。もしかすると教育制度の問題かもしれない。昔はテストの点数で成績が決められていたが、今では内申点が大きく取り上げられている。授業への積極的な参加や、自主的な発表、そしてクラスでのまとめやボランティア活動、そう言ったものの比重が大きくなっている。だが逆説的に、成績を付ける教員の判断が大きくなり、それに適した子供達が作り出されてると言われている。その中では、自己目標達成した子がより評価されるわけで、遊ぶというのがどんどん失われているように感じる。
24日の夕焼け。このすっきりした所のなさが、夏と秋の境目だ。
さてプールサイドには様々な人が集まる。で、この中でどうもいなくなったのがサーファーだ。どこにいったんでしょうか。盛岡は内陸なのですが、サーフボードショップがあるくらいです。それなりの人口がいるはずなのですが、安く日焼けするために屋外プールに来ていた人たちがいません。多分可能性としては、ラッシュガードかウエットスーツが普及して、肌を焼く習慣が薄れたからかもしれません。後タトゥーの問題もあるかもしれません。ラッシュガード着用でプールに来れるようになりましたが、10年前だとサーファーのタトゥーはそんなにはやっていなかったので、プールサイドにいたのかもしれません。
その前に焼きに来ていた人が、かなり減りました。総合プールはスポーツ施設なので堅苦しい所があります。それで焼く人がこないだけかもしれません。しかし昨年より減っているように感じます。
ということで、焼いて泳いでの私でしたが、少し面白かったお客さんの話を。
70歳の老夫婦なのですが、男はブリーフタープより少しビキニよりの水着。奥さんだと思うのですが、ビキニなんです。互いに泳ぐタイミングとかを尊重しつつ、一緒に泳ぐ事のない夫婦でした。男性の帽子が印象的でした。
70歳のビキニと言えば、遠慮したい所がありますが、この奥さん、立ち居振る舞いが凄いんです。盛岡市総合プールが赤坂プリンスホテルに変貌するくらいに、動くときれいなのですよ。歩いたりプールサイドに腰をかける仕草とかとてもきれいなのです。泳ぎはさほどですが多分同年代の女性で水泳経験者でも少しムリ。あの隔絶した空気が凄かったです。
次は昨年ウワサに聞いていた70歳のボディービルダーでしょうか。多分そうだとしか言えないのですが、6つに割れた腹は見事でした。どうも焼きに来たようですが、少し遅かったです。7月からこないと。
でも昔はもっと変な人がいっぱいいたのですが。寂しいです。
24日は子供連れが多かったのですが、それでもまあ少ない。
泳いでいたら、隣で凄くがんばっている小学校2年生の男の子がいたのですが、まあどうしましょう。2年生にクロールは出来るけど体脂肪率とか、水になれていないとかでかなり難しいものがあります。なので私もこのスピードにあわせてどう泳ぐのかと言うのを考えて、並走するようにします。するとチョイチョイで25メーターなんとか出来るようになります。そこでおもしろがって「ビート板借りて来たら」といったら早速借りてきます。小学校2年生です。もう夢中になっています。
そこでこちらもかなり面白がって、腰に付けるフロートを借りてきます。盛り上がって「道具無しでもう一度25メーター泳ぐ!」と言い出しまして、お父さん困っていました。なおお父さん、そこまで他人を信用していいの?と言う疑問が残っています。
最後は子供ならではですが、ビート板自分で持って来た時には感動しました。
そこにお世話になった方の子供が来るわけで、さてどうしましょう。なので同じ事をします。ビート板はいらない子なので、フロートですか。でお父さんと私もフロート付けあったりして遊んでみます。並走したりして遊んでみます。すると意外な事に気がつきました。
子供に水泳を教えたいお父さん、腰に付けるフロートを付けると子供と並走して泳げます。スピード調整楽勝です。手を使ってバっクも出来ます。
陸で分け解んない事を言うより確実に見えます。その前に隣に人がいると言うのがどうも大きいようです。短期育成を目標にするより、隣にどういるのかが大切かもしれません。
遅く泳ぐ技術と言うのも考えているので丁度良かったです。ただ私に子供がいたらこんな考えはしなかったと思う。子供を前にあ~だこ~だいって出来ない事を押し付けるのだろう。
25日の天気は、気象衛星からの水蒸気データー通りにぼんやりしています。午後には日差しが強くなりました。
太平洋高気圧が消えたり現れたりと、かなり弱い状況です。北からの高気圧が強くなっています。この傾向は前からなのですがかなり顕著になっています。
夏はもう終わりです。
8月の気温変化と24日以降の予想気温変化を書き出してみました。今週はもう暑くなる事は無さそうです。9月にはいくらかありそうですが、30度を超える日がどの程度あるのか解りません。かなり悲観的になっています。
秋が始まりました。