お昼頃取引先の社長から電話があって、お昼をごちそうになった。その足で二人で「響」にゆく。幸い社長は気に入ってくれたようだ。紹介した甲斐はある。というか普通気に入るだろう。そこでちょっとブラジルの味を確認する。
そう、ブラジルは重層的なのだが特徴がこれと言ってない。すべてがよくてすべてが弱いという印象がある。それでいてブレンドのベースでもあり、単体で飲んでも無難な味になる。そう言った意味で自家焙煎コーヒー屋は必ず揃えなければいけない豆でもある。だが特徴がはっきりしないと言う事は、技術力が問われるし、店の好みに振られやすい豆だ。その意味では店の比較のちょうどいいものだ。
社長は先に帰って、「響」でダラダラしていると、ボッケリーニの曲を流してくれた。ウ!となってジャケットを見ると、ビルスマとクイケンの組み合わせだ。さすがに名演と言いたい所だが、何か良くわからない。スペインの王室直属の音楽家だった。その当時の王室の好みを色濃く残していると言われているが、曲を覚える事が困難なのだ。だから別な演奏と比較するのが困難だ。
つまり究極のBGMなのだ。スペイン王室では鳴っていても苦にならないし気が向いたら踊れる曲が欲しかったのではないのか。それは現代でも通じる。ちょっとした発見だった。
2月下旬と言うのにすでに紅葉の枝先が赤くなりはじめた。春の予兆だ。
勢いで自家焙煎コーヒ屋を2件行く。一応定評のある店だ。無難だった。それでは昨日は何だったのだろうか。
いつのまにかびわの花が咲いて終わっていた。
昨日の強盗事件のせいで、小学校の下校時には角角に人が立ち、子供達が集団下校していた。少し街の景色が代わっていた。
ただ本当に盛岡市に自家焙煎コーヒー屋がどの程度あるのか解らない。その実態も解らない。ただもしかすると明日4件回っただけで結論が出せるかも知れない。
そこまでも底の浅い世界だ。