スイセンのつぼみがどんどん膨らんでゆく。春の訪れは心躍らせるものだが、内心ビクビクしている。どう考えても2週間も早い春なのだ。これ以上早い春というのは今までなかった。そうすると仕事のスケジュールが一気に前倒しになる。一気に全部を撮影するとなればそれだけの気力・体力を消耗するわけだ。年だからというわけではないがそういった中距離走の撮影はもともと苦手だ。少数の短距離か、ジョギングでどこまでも遠くに行くというのが得意なのに、走りっぱなしが1週間続くとなればチト壊れるだろう。
気象台は梅の開花を宣言した。平年より21日早い開花宣言だ。そして長期予報も来週の高温を予想している。
しかしカエルは帰ってこない。岩手大学農学部の北水の池では昨年浚渫作業を行った。コンクリート池ではないのに浚渫作業ができるというのが、この池を作った岩大工法の利点だ。言ってしまえば単純な工法だ。池の底を攪拌して叩き締めるだけだ。だが爆発を使って叩き締めるのでコンクリート以上の低い透水性と岩盤並みに固く厚い土層ができる。30年以上たった池でも底が固く、ポンプを使った浚渫ができるのだ。
ただもしかすればと思っているのは、カエルがなぜ生まれた池に帰ってこれるのかということだ。なにか作用するものがあると思うのだが、水の匂いみたいなものだったりすればかなり激変しているはずで、それでなければいいのだがと考えているところです。
一週間早いだけだとありがたいのだが。
そして紅梅が咲いている。3分咲きだ。この木は早咲きなのだが白梅とほぼ同時という時期で咲いていることになる。
この前まで雪が残っていたところに福寿草が咲いていた。この花は確かに早いのだが雪が溶けると同時に咲き始めているのが少しおかしい。
どうも12月から1月の低音はあったし積雪もあった。だがその後雪はなくなりドカ雪はあったが気温も高く、地表面が出ていた時期も多かった。重い雪で溶けるのが早かったというのもあるかもしれない。そのため地温が高めで推移していたのではないのかと考えている。そうすると植物の動くのが早いというのが説明できるわけだ。
だがそれでは冬眠のガマガエルは地温に影響されている?という仮説は否定されるわけだ。そうすると積算気温かもしれないという私の考えは正しそうな気もするが、それもおかしいような気がする。
何だろう。
黄砂が降った。少し息苦しかったがPM2.5はさほどでもなかった。