どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

2015ガマ合戦勃発

2015-03-29 03:12:17 | ガマ合戦

 

昨年までの予測方法が使えないまま、観察を続けました。そして今日3月28日、岩手大学北水の池でガマ合戦の開始を報告します。

いや~長かった。今年は見るしかない。ひたすら見るしかない年でした。天気が無茶苦茶すぎてどうなっているのかわからないし、植物の開花も指標にならないとなれば、何を基準に観察開始をすればいいのかわからないわけです。

 

 

ここ2週間の天気とその予報で大雑把に今日あたりと睨んでいたのですが、ようやくきました。

 

 

とはいえ個体数が少ない。午後6時50分から7時20分まで池を2周して観察した結果、池には一匹、地上には6匹とものすごく少ない。

 

 

アメリカザリガニ発見!

 

 

冬眠地の観察などは出来ていないので憶測でしかないのだが、家の軒下で冬眠している例が多いのではないのかと考えています。あとは土が柔らかいところです。そういった意味ではこの竹林が良い場所なのです。今回3匹見つけました。

 

 

今年も帰ってきてくれたのかと、感謝しています。

 

 

個体数減少がなぜ起きているのか全くわかりません。ただわかっているのは環境変化です。とはいえそれもファクターが多すぎて簡単には語れないものだと思います。

 

 

多分なのだが、池に落ちた音を聞いたのが一つだけだったので、これが最初の個体かもしれない。

池はまだ静かでした。ガマ合戦は29日か30日あたりにピークが来ると予想されます。


春の訪れ

2015-03-29 01:22:48 | 日記

 

最高気温17.2度と大変暖かかった。今日は大道りに行く用事があったので岩手公園に寄ってみた。外で子供と遊ぶ親子連れが目立つ。

 

 

 

今日は少し嬉しいことがあった。テルデックが出していたバイロイトフェスティバルのライブ録音、ワーグナーの「ワルキューレ」が届いたのだ。しかも1992年のバレンボイムだ。確かこのシリーズは1988年からだったと思う。その1988年が一番欲しかったのだが、ないよりはマシ。というか絶対出ないだろうと思っていた録音だったからだ。それがあるというのは素晴らしい。瞬殺です。

いややっぱり素晴らしい。ルバートがチロっと入るデロデロでありながら綺麗にまとまった音と歌手のクッキリした佇まいがいい。もうウォータンのティムリンソンの苦悩がたまりませんわ。私としてはリングでヴォータンとハーゲンが強烈であればあるほど好きなんですね。弱いジークフリートでもいいんです。あとはブリュンヒルデが良いのは当然です。とはいえこの録音ワグネリアンからあまり評価を受けていないように感じています。

これは演出のクプファーが過激だったといいうのが理由です。レーザー光やら巨大すぎる金庫みたいな装置とか、衣装は現代風すぎるとか、そうサングラスをかけたヴォータンというのはかっこいいと思うのだが、まあ思いっきり現代に引き寄せた演出だったわけで、観客の中には拒絶反応する人が多数出てしまったわけです。坊主憎けりゃ袈裟までもと言いますが、これで結構足を引っ張られているかと思います。

 

 

紅梅も咲き、アセビも咲き、コブシも咲きそうです。黄砂のない春です。

そうそう、バイロイトフェスティバルのチケットというのは取るのが超困難で有名です。抽選なのですが、今年初めて応募した人でもチャンスはあるわけですが、毎年応募してくれる人に優先順位がくるようになっているというウワサがあります。で、そのようです。だからバイロイトに行きたくとも、抽選に当たるまで応募しなければいけないわけで5年以上待っている人もいるわけです。下手すりゃ10年以上という猛者もいます。毎年9月に応募用紙に記入して翌年の1月に発表され、6月と7月の予定をガバっと開けなければいけない。そういったときに限って親の死に目とかに当たってしまったら目も当てられません。なので当たってバイロイト詣でできる人というのは艱難辛苦を乗り越えてきた人たちです。

ただ結果10年待ったら流行が変わってしまっているわけです。バイロイトは常に最先端です。古い演出を見たければメトロポリタンに行けばいいだけですが、バイロイトは聖地です。だから行かないわけには行けません。なので10年のその期待が積み上がる、オソロシイ観客しかいないわけです。

なおバイロイトではダフ屋問題があったのです。抽選で当たったのを高値で売りさばくとかとです。それを集めて超高額のツアーなんかあったりしました。今でもあると思います。でもそれでは抽選のお客さんからクレームが来るわけです。そこでスポンサーやワーグナーの普及に貢献している団体などに渡していた優先チケットを止めてしまいました。ダフ屋が出る状況を絶対なくするという方向なので仕方がありません。なので日本ワーグナー協会に所属していたとしても優先チケットは入手できません。残るはバイロイトの放送権を買った放送局だけだろうか。

そしてバイロイトはヨーロッパの社交の場です。すると…服ですね。それをあつらえなければいけなくなります。わかりやすい所ではウイーンフィルのニューイヤーコンサートの観客席が映された瞬間です。カジュアルはダメなのですが、ちょい外しのフォーマルはいいんです。するとスーツ姿を見れば黄色人種ばっかり。それでも頑張っているのですが、バイロイトだとリングだけでできれば2週間の滞在経費、航空運賃、そして長期休暇、そしてリングだったら最低4枚の服。安いんだけど最低オーダーの品のいいやつ。

ということで最低200万円のコースです。

そういったのが積み重なっているので初年度の観客の反応は常に悪いというのが基本です。しかし5年も同じプログラムだと客も慣れてくるので反応はよくなるものです。

 

 

ところがこの公演は確か最終年度までものすごい賛否両論だったのです。

なのでこのCDでもったいないのは、あのブーイングを残さなかったことなのかと。ホントすごい。NHKの録音で聞く限りものすごい足踏み、そしてブーイングとブラボーが競い合って加熱する観客席がすさまじいのです。始まりそうになって静かになった直前にブーという声が出て大爆笑が起きます。そういった流れが本当に面白いものでしたのに、スッパリ切りやがってコノヤローというのが私の感想です。

ただ昨年でジークフリートがカラシニコフをブッ放すのはどうかと思うのだが、クプファー以降観客に耐性ができたのか、あそこまで酷いブーイングは無いと思います。

ある意味一体化した舞台でした。

その断片を手に入れたのです。ああこれぞ春。

 

 

さすがにツツジが咲き始めるとは。

 

 

今日はさらにいいことがありそうな気がする。