
27日は快晴になりました。最低気温が - 7.3度と冷え込みました。夜もかなり降っていたので軽く雪かきをしようと思います。
しかーし11時時点で2.3度、急に気温が上がってきました。こうなると圧雪はがしが出来ます。

わりと順調なのですが、やはり最低気温が低かったせいか、路面からバリバリとはがれてゆく感じではなく、表面の柔らかい所をこそげ落とすような感覚です。
さて情報リテラシー教材として、全国ニュースの天気の話しがとてもいいのではないのかと、思いつきました。天気のニューース映像はえてして誇張があります。
天気の場合は、話しにあわせて撮影します。しかし曖昧な映像だと解りにくくなります。はっきりと解る映像が必要です。例えば大雪の場合ですと、どうですかこの雪に埋もれたスクーターは。スクーターの高さまで雪が降り積もったと誰もが思うでしょう。ところが実際はウラがあります。このスクーター、あるアパートの放置スクーターなのですが、交差点の角側におかれています。もともと除雪で雪が除けられてくる場所にある訳です。今年はこのアパートの管理がかなり改善されアパートの通路から入り口からきれいに除雪されています。その雪がここに集まっている訳で、例年より埋まるのが早いです。確かに今年の盛岡は雪が多いです。しかしこれが累積降雪量というグラフで見ますと、平年よりやや多いと言う程度なのです。
答えは、今年の1月上旬の寒さが厳しくて雪がなかなか溶けなかった、だから雪が多い、となります。
今年は全体で見ると雪が多いです。しかし以外と昨年並か、少し少ない所が多いです。青森や秋田市あたりだと、まあこんなもんだと言うレベルです。
全国天気のニュースでは、特に特異値を話題に出す事が多いです。全国で一番雪が降ったとか雨が降ったとか、結構その印象で東北は大変なんだとか、九州水浸しなんじゃないのかと思ったりします。ただその時に、なんと気象庁が生データーを公表しているのですよ。これを突き合わせると、けっこういろいろ見えてきます。
雪に関しては、気象庁の東北の降雪状況がグラフ化されてとっても見やすくなっています。
リテラシーで最も重要な、信頼あるデーターがあると言うのが味噌です。
さて映像で一番難しい自然の表現は何でしょうか。風です。写真は相当難しいです。ムービーやビデオでも実は難しいです。風そのものは空気なので写りません。なにかが風で動いている所でないと写せないのです。なので本当にワンパターンの映像ばっかりになります。おまけに危険過ぎる場合もあります。台風映像なんてそうですね。その緊迫感にリアリティがありますが、安全確保をしないとそれはそれで困った映像になります。

さて除雪担当区間の一番北側です。ここを丁寧にやるのが肝です。ここはなぜか圧雪凍結しやすいのです。理由はこの間口でしょうか。車がとても入りやすくて思い思いに入ってきます。そこで全面圧雪になりやすいのです。その上排水溝が2カ所以上あるのですが、その上に雪で路面が見えない車が、フリーダムで走ってしまうのです。
その上南側にはアパートがあり常に日陰です。
その上更に、実は少し下りになっています。この撮影地点から溶けた雪がここに流れてゆくようなのです。
さてこの近くにドイツ人の子供がいます。それが除雪していると見に来るんですよ。もう可愛い。なのでここで思いっきり雪を吹き上げたりして喜ばせていたのですが、今年は一回しか見に来なかった。
チと寂しい。

除雪車の回転する部分、オーガと言うのですが、それを固定しているボルトが、なぜか緩みやすいと言うのが判明しました。どうもこれがピン切れの原因なようです。使っている機械はもう廃盤商品なので、純正のボルトではなくホンダの除雪機のボルトが来ているのですが、やや短いようです。動かす前のチェックが大切だとよくわかりました。
さて「通るな」と言う親父に対して、通らね~よと啖呵を切ったのはいいのですが、真面目な所町内会に報告をしなければ行けません。このために経路変更の図面を作成し、経緯を書いて今日出しておきました。といっても経緯の方は、「この近辺は私が除雪するから無理して通らなくていいと申し出がありました。」と善意で言っているように変更。さらに「今回のルート変更は、地域意識の高まりからのものです。」として賛美して、更に今まで時間の都合やこの親父のせいで不定期にしか入れなかった、本当はやらなければ行けない場所を定期的に入る、と変更。
さあ、外堀は埋めたぞ。
とはいってもこれは私にとって都合がいい。実はこれで往復200メートル短縮になったのだ。時間にして10分から20分短くなる。
そこで計算した。なんとこの除雪作業、時速1キロから700メートル!遅すぎる。
圧雪が問題になってこのスピードなのだが、多分最高で時速1キロ。燃費は計算していないが多分リッター500メートル。ベンツのウニモグ真っ青な数字だ。
計算しなければ良かった。

さて、除雪作業を終えて買い物に出かけます。上田通りはこんな具合。車の摩擦エネルギーが雪を溶かします。それでも日当りのいい所と悪い所ではかなりの差があります。
さて帰り道、あの親父度の程度立派にやったのか見てやろうじゃネーのかと、見に行きました。
あの親父の管轄外の所で、屋根からの落雪が道を塞いでいる箇所が2カ所あります。今日の気温のせいです。もう一度除雪機を出します。

と言う事で、今日も無事に終わりそうです。

圧雪をどうやってはぐのか。まあ表面の2~3センチを削るだけなのですが、地面と圧雪の間が密着していなければ小型機械でもかなりはがせます。
特に地温が高く、地面と圧雪との間に隙間がある場合、面白いようにはがれてゆきます。
この場合の圧雪はぎは、ただ機械を持ち上げてローターを無理矢理雪面に接触させるように、機械に密着して体重をかけながら腕で操作すると言う、かなりな力技です。小型の非力な除雪車ならではのものですが、かなり疲れます。
先の親父ですが、考えている事はよくわかるのですが、あなた方の出来ない事をやっていると言うのが理解されていない、と言うのがよくわかってキレました。

まあそれはこれ、後はなんとか。
今回二日間で21センチ雪が降ったはずだが、ウチの近所でも除雪車が出ない。上田小学校の脇を少し除雪した程度で全然こなかった。他の地区でも同様なようだ。主要道のみ、それも今日時点で本当の主要道で、重要な道はイロイロなようだ。
ウワサでは、盛岡市の降雪10センチ基準での除雪費用を使い切ったと言うのがあります。ただこれは無いと。2010年から、盛岡的には豪雪です。気象庁の平年値のみで予算編成したならともかく、昨年度、一作年度を参照しつつ予算を組んだハズなのですから、あり得ないでしょう。あったとすれば、よっぽどのバカです。
あるとすれば、重機のオペレーターが不足していると言う事です。こちらかなと思います。年末年始には工事が停止するのでオペレーターが確保出来たが、年が明けて現場が動き出すと、市内からオペレーターがいなくなった。
そういった事なのでしょう。
そう介考えておきます。

オマケ
クマモンやっぱりいいわ。この3日間のおやつとして買ったが、まだ食べていない。
というかクマモン展開がうますぎるよ。ほんと、クマモントートバック付きの本なんて買う寸前まで行きましたから。もう寸前で思いとどまりました。
もはやご当地キャラでもなく、ゆるキャラでもなく、この独立感がいい。
さすが日本でもトップクラスのプロの技なのですが、解っていてもまあメロメロで買っちゃいますな。