昨晩(9月2日)は、南庄内緩和ケア推進協議会の主催による表記勉強会が行われ
ました。
■事例発表「ALS患者の在宅療養支援の経験」
ケアプランセンター ふきのとう 菊池麻子 氏
症例:
65歳、女性、
H13年 ALSの診断
H19~23年から、在宅療養。
H23年5月、呼吸状態悪化してA病院入院
入院中に在宅での痰吸引が可能な訪問介護事業所や訪問看護、また、ALS
協会や市、保健所へ相談も、適切な対応が得られないままH23年8月 退院、
院後1か月後から、精神状態不安定 「死にたい」と訴えるようになり
夫も介護を負担と感じるようになる
再度喀痰吸引ができるヘルパー体制を調整、
個人契約で痰吸引サービスの利用開始
レスパイト入院先、ショートステイ利用先を調整も、受け入れ困難
さまざまな交渉の末、現在は、A病院で2か月に1回、平日5日間のみ、G病院で3か
月に1回、1週間程度のレスパイとを受け入れてもらっている。
課題:
・痰吸引可能なヘルパー不足
・レスパイト先の不足
荘内病院、丸谷先生のコメント
関わっている多くの皆さんの苦労を理解する
荘内病院でレスパイトが難しい理由
自院の患者だけで手一杯
ツールを使うが、コミュニケーションをとることへの困難感
マンパワーが必要
環境が変わると夜眠れないなど人格が変わることもある
この事例は、事前の準備があり、比較的楽に受け入れられた
2-3回と続けるなかで、病院スタッフも慣れてはきている、
佐久間先生(在宅医)
主治医を探すのにも大変だった
経過が長いので、介護する側が大変 →介護者へのケアが不可欠
在宅医療を考える会で、話題にしてからレスパイト先がみつかるなど進展が
あり良かった
■講義「終末期の意思決定支援を考える とくに高齢者を中心に」
荘内病院 内科・健和ケアチーム 和泉 典子氏
・終末期医療のあり方と背景~過去の判例
・終末医療に関する言葉の整理
安楽死、尊厳死
アドバンス・ケア・プランニング
リビングウイル・事前指示書
・「人生の最終段階における医療に関する意識調査」結果の概要
・終末期意思決定に関する指針について
・地域と病院で支援した終末期患者の事例
について、分かりやすく、講義頂きました。
まとめとして、
本人・家族と、より早い時期から、今後をどう過ごしたいのかを話し合える信頼
関係を構築し、本人の意思表示が困難になっても、本人の意向を尊重しつつ、家
族だけではなく、医療・ケアチームのメンバーも一緒に代理決定に参加すること
が重要。
ました。
■事例発表「ALS患者の在宅療養支援の経験」
ケアプランセンター ふきのとう 菊池麻子 氏
症例:
65歳、女性、
H13年 ALSの診断
H19~23年から、在宅療養。
H23年5月、呼吸状態悪化してA病院入院
入院中に在宅での痰吸引が可能な訪問介護事業所や訪問看護、また、ALS
協会や市、保健所へ相談も、適切な対応が得られないままH23年8月 退院、
院後1か月後から、精神状態不安定 「死にたい」と訴えるようになり
夫も介護を負担と感じるようになる
再度喀痰吸引ができるヘルパー体制を調整、
個人契約で痰吸引サービスの利用開始
レスパイト入院先、ショートステイ利用先を調整も、受け入れ困難
さまざまな交渉の末、現在は、A病院で2か月に1回、平日5日間のみ、G病院で3か
月に1回、1週間程度のレスパイとを受け入れてもらっている。
課題:
・痰吸引可能なヘルパー不足
・レスパイト先の不足
荘内病院、丸谷先生のコメント
関わっている多くの皆さんの苦労を理解する
荘内病院でレスパイトが難しい理由
自院の患者だけで手一杯
ツールを使うが、コミュニケーションをとることへの困難感
マンパワーが必要
環境が変わると夜眠れないなど人格が変わることもある
この事例は、事前の準備があり、比較的楽に受け入れられた
2-3回と続けるなかで、病院スタッフも慣れてはきている、
佐久間先生(在宅医)
主治医を探すのにも大変だった
経過が長いので、介護する側が大変 →介護者へのケアが不可欠
在宅医療を考える会で、話題にしてからレスパイト先がみつかるなど進展が
あり良かった
■講義「終末期の意思決定支援を考える とくに高齢者を中心に」
荘内病院 内科・健和ケアチーム 和泉 典子氏
・終末期医療のあり方と背景~過去の判例
・終末医療に関する言葉の整理
安楽死、尊厳死
アドバンス・ケア・プランニング
リビングウイル・事前指示書
・「人生の最終段階における医療に関する意識調査」結果の概要
・終末期意思決定に関する指針について
・地域と病院で支援した終末期患者の事例
について、分かりやすく、講義頂きました。
まとめとして、
本人・家族と、より早い時期から、今後をどう過ごしたいのかを話し合える信頼
関係を構築し、本人の意思表示が困難になっても、本人の意向を尊重しつつ、家
族だけではなく、医療・ケアチームのメンバーも一緒に代理決定に参加すること
が重要。