鶴岡地区医師会だより

三原一郎目線で鶴岡地区医師会の活動を配信しています。

No.193 (緩和ケア特別講演会)

2013-10-04 11:36:18 | 日記
昨晩(10月3日)は、鶴岡出身で、現在、青森県立中央病院 医療管理監であら
れる蘆野先生の講演でした。

先生が、20年以上も前から取り組んでこられた「在宅ホスピスケア~在宅ターミ
ナルケア」普及のための「挑戦」を拝聴しました。

いまでこそ、病院から地域へ、専門医から総合診療医へ、キュアからケアへ、延命
から尊厳死へ、ということが当たり前の時代ですが、20年前といえば、まだ、
(開業医より)勤務医が偉くて、専門医志向で、研究が偏重され、在宅医療は奇
特な人がする医療と思われていた時代です。

その頃から、患者を自宅でみること、地域でみることの重要性を認識し、先進的
な活動してこられたことに改めて感服しました。まさに、医療とは、病気をみる
だけではなく、その人やその背景にある生活をみることにあるのだということを
再認識した講演でした。

今、日本は超高齢社会を向かえ、蘆野先生が目指してきたまちづくりが求められ
ています。地域包括ケアシステムもまさに先生が目指してきた新しい地域社会の
創造とも言えます。

鶴岡地区も、誰もが、住み慣れた場所で、安心して、穏やかに自分らしく生き、
そして死んでいけるまちであれるよう、皆さんとともに努力していきたいと思い
ました。


配布資料

http://www.evernote.com/shard/s44/sh/4f5b3e65-1ae4-485b-9b6a-e95fd8f6dcb1/597bf623215bbd4d2c83342c17b918bc

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