鶴岡地区医師会だより

三原一郎目線で鶴岡地区医師会の活動を配信しています。

No.211  (紅葉の月山)

2013-10-24 15:28:40 | 日記



昨日は、年に1回の健診日でした。いつもながら、健康管理センターでは、優し
く、丁寧で、スムースな対応をして頂き、気持ちよく健診を受けることができま
した。ありがとうございました。

健診後は、父もお世話なった隣組の方の葬儀に出席してきました。脳卒中の後遺
症で9年間も不自由な生活を余儀なくされた後に亡くなったそうです。脳卒中発
作3回目で準寝たきりになったそうで、脳卒中後はその再発をしっかり予防する
必要性を感じました。

昨日は天気がとても良かったので、昼過ぎから、月山へ紅葉を撮りにでかけてき
ました。米の粉の滝ドライブイン、梵字川渓谷、田麦荘ななかまど亭を通って、
志津温泉の五色沼まで足を延ばしてみました。車はオープントップ、寒くもなく、
気持ちよいドライブでした。

実際の景色より、きれいに撮れていたので、ちょっと驚いています。米の粉の滝
では、丁度日が当たって虹がきれいでした。

ご笑覧頂ければ幸いです。

写真集


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No.210  (みずばしょう運営委員会)

2013-10-24 15:28:01 | 日記
22日は、みずばしょうの運営委員会でした。
報告しておきます。

1、開会

2、会長あいさつ
まず、会長挨拶として、これからの国の施策のなかで、老健施設のあるべき方向
性について私の考えを述べました。

国が議論していること<在宅医療の・介護の推進について>
・理念
できる限り、住み慣れた地域で、必要な医療・介護サービスをうけつつ、安心し
て自分らしい生活を実現できる社会をめざす

・背景
65歳以上の高齢者は、2025年には3657万人、2042年にピークを迎える予測
(3,878万人)
世帯主が65歳以上の単独世帯、夫婦のみ世帯が増加していく
国民の60%以上が自宅での療養を望んでいる
ケアマネジャーの50%近くが医師との連携が取りづらいと感じているなど医療・
介護の連携が十分とはいえない

・方向性
国民の希望に応える療養の場(=自宅)の確保は、喫緊の問題。
病院・病床機能の分化・強化と連携、在宅医療の充実、重点化・効率化、地域包
括ケアシステムの構築等を着実に実現していく必要があり、2025年のイメージを
見据えつつ、あるべき医療介護の実現に向けた策が必要。

・施策を総動員し、「在宅医療・介護」を推進
 予算での対応
  平成24年度補正予算、25年度予算により、在宅医療・介護を推進
 制度的対応
  平成25年から5か年医療計画に、新たに「在宅医療について達成すべき目標、
  医療連携体制」などを明記
 診療報酬・介護報酬
  24年度同時改訂において、在宅医療・介護を重点的に評価
 組織
  省内に「在宅医療・介護推進プロジェクトチーム」を設置し、在宅医療・介
  護を関係部局で一体的に推進」

以上の国の施策とは別に、個人的にも、人生の最期を介護力がないというだけで、
施設に入れて、そこで死んでもらうということが、先進国の姿なのだろうか、と
いう思いがある。私は自身、絶対自宅で死にたい。皆さんも、老後をどう過ごし
たいのか、超高齢社会はどうあるべきなのか、自分のこととして、一人称で考え
てほしい。

人生の最期まで自宅で過ごしたいというのであれば、それなりの制度、仕組みが
必要であり、その実現のためには住宅を基本として、医療、介護、健康、生活支
援などが包括的に提供できるしくみが必要であり、それが地域包括ケアシステム
であると考えている。

このような国の施策や超高齢社会のあるべき姿から、私は老健施設は本来の機能
である、生活リハビリを介して地域へ戻す、すなわち、在宅復帰を目指す、ある
いは在宅医療・介護を支援する施設であるべきだと思っている。

3、内容

1,事業計画の進捗状況
1)実績報告
 概ね順調

2)在宅復帰への取り組み
 25年度上半期の在宅復帰率 26% (昨年度同時期:20%)
 これは、おもに軽症の入所者を優先したことによる、
  一方、軽症者の入所が減収に繋がっている

私見

どこの病院でも在院日数を短縮することに注力している。それは入院患者を制限
することではない。入院時から退院後をどうするか、地域との連携を図りつつ、
スムースに退院へつながるよう努力している。

また、OPTIによる在宅緩和ケア普及のためのプロジェクトにおいては、従来病院
で看取っていた患者を積極的に在宅へ戻す努力をしてきた。それは、在宅で看取
ることが患者、家族にとって、幸せなことだからである。

老健施設においても、患者、家族の希望を叶えつつも、老健施設の地域での役割
を理解してもらい、次の療養先へ誘導する努力が必要なのではないか。在宅復帰
には、患者・家族の理解とともに、安心できる療養先の確保が必要だと思う。こ
のような後方連携については、湯田川温泉リハ病院などの病院がより先駆的に取
り組んでいると思う。地域のリソースの把握やスムースな退院へのノウハウを教
わりながら、在宅復帰率向上へ向けて、積極的に取り組んで欲しい。

3、ヒアリハット、アクシデント報告
 アクシデント件数43件と昨年度(71件)より減少しいている
 一方、骨折は4件と増加(昨年0件)

4)施設修繕状況
  自家発電機高張工事を延期とした

以上

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