



10月6日放映の夢の扉+は、ご覧になったでしょうか。
慶応大学先端生命科学研究所 富田所長の13年におよぶ鶴岡での挑戦の記録でし
た。
富田所長らが開発した「メタボローム解析技術」は、唾液や血液、尿などから、
代謝物を一度に数百種類も分析することで、がんの早期発見や確定診断、うつ病
の病勢を数値化して示すことなどを可能としました。
当初、周囲からは「鶴岡で富田くんがいくら頑張ってもそこにあるうちは絶対に
うまくいなかよ」といわれたそうです。「一軍は東京にいる」という、そんな雰
囲気が「鶴岡にしかない研究」をしようと決意させたといいます。
富田町長がパートナーとして選んだのが、当時分析機器メーカーに勤めていた曽
我教授。「俺と一緒に鶴岡に来ないか?俺たちの研究で鶴岡を世界が振り向くよ
うな場所にしよう!」と口説いたそうです。
後半では、高校生がノーベル賞級の研究者を目指す前代未聞のプロジェクト、さ
らには当地区医師会が共同研究者でもある、鶴岡市民1万人を巻き込んだ“未来
の健康調査”につても触れられていました。、
http://www.tbs.co.jp/yumetobi-plus/backnumber/20131006.html
さしたる産業もなく、衰退の一途をたどる鶴岡にとっては、まさに救世主的な存
在ですが、われわれ市民も、ただ感嘆し、依存しているだけではなく、それぞれ
が与えられた仕事をしっかりやっていかなければと決意を新たにしました。