カルテ番号 と・8(10)
そんな風に自分の今までの感情を思い出して当てはめてみた。
すると自分が本当は何をしたかったのか、がアイマイになっていた。
不正を告発する、しないよりも、自分が目指すものが不明だった。
間違い探しも大切かもしれない。
だが、間違い探しばかりしていて、本当に目指すものを見失っていた。
感情だけで動いていたのかもしれない。
気がつくと、肝臓の痛みが消えていた。
自分でも身体が軽くなっているのがわかる。
「先生、肝臓が原因で身体が重かったのですか?」
「どこまでを原因に含むかで、原因というのは違ってくるのですよ。
肝臓が原因、その肝臓を負担にした感情が原因、その感情を起こした本人、あるいは対象。
もっと掘り下げれば、性格、その性格を形成した環境、あるいは遺伝かもしれませんね。
つまり、原因探しは皆さん、結構いいかげんなところで決めてしまっているわけです」
その言葉もショックだった。
今まで自分は表面の不正を問題にして追求していた。
その背後、原因なんて考えもしなかった。
院長の話は続いた。
「肝臓が不調だと、確かに疲れやすくなります。
ですが、身体は全て繋がって、協力し合って作られています。
何処かが不調なら、全てに影響があるのですから、肝臓だけを問題にしないで下さい。
身体は全て、大切な愛おしい、本当の自分のパートナーなんですよ」
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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