カルテ番号 も・6(35)
茂木滋はその夜、宿に泊まって、温泉を愉しんだ。
今まで、何十回となく温泉には入った。
だが、温泉を愉しむなんて無かった。
それが、愉しむ、ということが実感できるのだ。
いろいろが新鮮に感じられる。
何も、解って、いなかった、のだ。
次の日、帰ってから公園に向かった。
あの婦人に経過報告をしようと思った。
昼過ぎ、天気もいい。
やがて、婦人がやってきた。
太極拳を始める前に、茂木滋のベンチに来た。
挨拶をして、隣に座った。
「どうでした?感想は?」
明木礼子は、茂木滋の表情から、大きく変わったと感じた。
きっと、茂木滋にとって、とても大きな何かがあったのだろう。
あの、三木裕子も一度で変わったのだ。
その人、その人の何かが変化する。
ある意味、生まれ変わったようになる。
その変わった表情を見て、礼子は嬉しくなる。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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