ある気功師・1052
「異との遭遇」
森の中で私は迷っていた。
目の前に小さな泉があった。
イキナリ、美女が・・・
薄い布が濡れて、素肌に張りついている。
わぉ!ラッキー♪
「お前が落としたのは、金のオチか?」
いつも尻切れトンボの文章書きは首を振った。
「いいえ、め、滅相もございません」
結構、己を知っている・・・
「では、銀のオチか?」
ブンブン(首を振る音)
ゴクリ(美女の姿を見て、生唾を飲む音)
「お前は正直者だな。褒美をやろう」
そう言って、美女は光輝くオチを取り出した。
「これはクリスタルのオチだ。存分に使うがよい」
駄文書きのオッサンは、ヨダレを拭きながら受け取った。
こうして水上陽平の文章には、
時々クリスタルのオチが使われた。
だが・・・クリスタルが透明すぎて、
誰もオチに気づかなかった・・・。
「オチとの遭遇」だったのだが・・・
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