ある気功師・591
帰り道、私は落ち込んでいた。
こういう時の連絡ミスは仕方ない。
亡くなった人、その家族に対して何もしてやれなかった。
私は何の役にも立たなかった。
3日後、治療院を訪ねてきた女性がいた。
初めての人には、どこから知って来たのか訊く。
すると、あの患者さんの妹だという。
あの日、私の治療後に病室を訪れたのだという。
そして私への連絡が出来なかった欠礼を詫びた。
だが来院したのは理由があった。
亡くなった姉には毎日お見舞いに行っていた。
二人きりの姉妹だから、その姿を克明に憶えていた。
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