「いる社員、お払い箱社員」プレジデント誌最新号の特集、厳しい標題ですね。リストラ恐怖心を突き付けるイヤな言葉です。
目に止まった記事は、40代後半で役員になる人、なれない人の分岐点(経営幹部の条件)を小山昇氏(武蔵野社長)が語る。
(1)幹部になる人は「イエスマン」である。
経営幹部になる人は社長が決めたことは忠実に迅速に実行する。上司の決定を1カ月で実行できたら課長。同、一週間で部長、同、一日でできる人が経営幹部。社長が間違っていると思っても実行する・・。なるほど監督の命令に忠実な体育会系の人がもてはやされるわけか・・。
(2)実力とは失敗の量と質。過去に失敗した経験のある人。
失恋経験の多い方が幹部に向く。・・これはちょっとうなずける。世襲の二代目、三代目は公私ともに失敗の経験が足りない、ゆえに経営幹部に向かない・・。しかし現実は、そうした幹部が後を絶たないのはなぜか。
(3)ボーナスを全額妻に渡す人は出世しない・・(笑)
野田総理も立派な“イエスマン”
それにしても誌名の「プレジデント」らしい特集内容だった。考えてみれば、この国の最高経営幹部の“プレジデント”野田さんも、財界に対してはかなりの「イエスマン」。そうでなくてはここまで出世はしないものなのか。いる社員とお払い箱社員、本当は逆じゃないの?世の中これでいいのだろうか。
野田総理 マニフェスト 書いてあることは命懸けで実行