《木工老人さんたちの年金会話=場所:前橋駅》
「去年の11月に年金削減法というのが成立していたんの知ってたん?」
「えっ?知らね、知らねーなあ。そんな法ができてたんきゃ?」
「その頃ってまだ民主党政権の末期だよね。やってくれたんなあ民主は」
「うん。でもその減額法に賛成したのは民主党のほか自民、公明、維新もだよ」
「なんだ、そうなん。民主党は汚れ役を最後の最後までやってたにすぎねんか」
「まあ、そういうことだいね」
「2000年を100%とするなら、2005年には98.8%、今現在は97.5%、参院選挙終わって今年10月にはさらに1%下がって96.8%、来年4月は95.8%・・2015年4月には95.3%とスローダウンだよ」
「ゆっくりだけど、どんどん減ってスローダウンかあ~」
「ビートルズのスローダウンが聞こえてくるんみてーなあ♪」
「もうひとつ知ってた?2004年に年金は法律でそれまでの物価上昇率に応じてスライドさせてたんを賃金上昇率に基準を変えたんさ」
「これって年金生活者には悪くなったってことだんべ?」
「そうだいね。物価が上がっても賃金は据え置き傾向だから損だいな」
「介護費も医療費も値上げして、それに使途いい加減な復興税までとられて・・」
「年金生活者も賃金労働者と一緒になってだまされないよう勉強しねーとな」
「上毛かるた風に言うなら、力を合わせる年金生活者・・だいな」
「そうだいね、労働者と年金生活者の味方の政党にがんばってもらわなきゃな」
「そうだ!」
「まっさか悲観してばっかししていねーでがんばるっきゃねーよな」
【写真】木工:矢嶋秀一 撮影:田口大輔
Slow Down-The Beatles