2010年代に入ってインターネット利用の高齢者は60代で4人に3人、70代で過半数になっているといいます。
旦那さんが急死してスマホの中の思い出写真を奥さんがログインできずに見られない。機種によってはパスワードの入力ミスが続くと工場集荷状態に戻ってしまうものもある。
SNS、ブログ、ホームページ、ネット銀行、証券、FX、株・・IDとパスワードは増える一方で本人でも古くて使用頻度の少ないものは探せなくなるケースも。メモもすぐには見つかりません。まして何も知らされていないと遺族は困ってしまうでしょうね。
有料サービスに加入しているものは連絡がない限り料金が発生しつづけます。死後に遺族が簡単にログインできるようにIDとパスワードは「遺書」に入れておく必要があります。
『デジタル遺品』(技術評論社)では巻末・付録にデジタル遺品・資産の整理シートがついていて役に立ちそう。本書では、死後に役立つ「削除アプリ」(Windows用)として「僕が死んだら」=動画参照、と「死後の世界」が紹介されています。笑ってばかりいないで真剣に準備しないと。
【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔
ここが知りたい! デジタル遺品 デジタルの遺品・資産を開く! 託す! 隠す! (これで安心!) | |
古田雄介 著 | |
技術評論社 |
千原ジュニア 爆笑!「僕が死んだら・・」というフリーソフトを