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どんなにモラールハザードを起こしても責任を取らずに一国の宰相に留まりつづけることができるのが政治家稼業であることを示してきたのが「安倍一強政治」。教育上も子ども孫世代に対し、示しがつかない政治状況が続いています。
そのような中での自民党総裁選。まずは野田聖子が立候補に必要な20名が確保できないところからがっかりさせられた。おまけにその野田聖子が安倍支持に回ったのにはあきれた。旗印がめちゃくちゃだ。
小泉進次郎の態度表明の遅さも情けなかった。なんとも若者らしくない老獪な対応で青年政治家に対してのわずかな期待値もすっとんでしまった。
マスコミは総じて「石破氏善戦」と報じているものの、その基準は事前の「予想」を上回っただけのこと。そもそもその「予想」のハードルの低さがふがいない。
都道府県地方票でも37対10で安倍票が石破票を圧倒した。ただ石破票が多かった10県の中で、わが群馬が入っていたのには慰められた。
しかし群馬県内の得票内容を見ると、今回の石破7847票対安倍6802票は、前回2012年の石破6774票対安倍2224票よりその差は縮まっている。(2015年は無投票、2012年は他に石原、町村、林らが立候補)
小渕優子に注目していきたい
それでも北毛を中心に竹下派の小渕優子の地盤が強い群馬。野田聖子には期待できなくなった今、これからは小渕優子にがんばってもらいたいと思う。小渕優子は原発震災後の2014年、経産大臣に就任した時に原発問題を真摯に取り組もうとしていた=動画。私はその姿勢を忘れない。初の女性宰相が群馬から出てもいいと思っています。
失望させられるばかりの自民党総裁選でしたが、群馬県内票が安倍票を上回ったことで、ちっとんべ(少し)よかったんな~でした(笑)
(文中敬称略)
【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔
小渕優子経産相、就任会見 原発問題など 2014.9.3
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