ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

「佐川事件」決着でよいのかな?

2018年03月27日 | 政治

焦点:佐川氏喚問、証言拒否多く「疑惑」解明に距離 今後は世論次第(ロイター)

 

開票速報並み、瞬時に失望

佐川氏の証人喚問、最初から注意して見ていましたが、開始から20分も経たないうちにガッカリしてテレビを消しました。
選挙速報で開票直後に当落がわかったような感じ。「ああ、佐川さん・・・」

どアップに映し出された佐川氏の表情。TBSテレビではコメンテーターの「佐川さんやせたかな」などつぶやく声が聞こえましたが、とても見続ける気になれませんでした。

佐川さんには日本の官僚の底意地をみせてほしかった。加計学園問題の時の前川さんのように。ましてこの件、理財局の職員さんが良心に苦しんで亡くなっているではありませんか。勇気をもって真相を語ってもらいたかった。財務省が泥をかぶってこのまま「佐川事件」で終わらせていいのでしょうか?

国家公務員は「公」に、国民に、仕えるのが正道です。時の政権中枢にのみ目を向け隷従することは許されないこと。残念です。

ノーマルな石破さんの感覚

ロイター通信は「一件落着」か「逆風加速」──。その動向を大きく左右するのは、世論の動向だという見方が与党関係者の中に広がっている、と解説。たしかに同じ政権党でも石破茂さんは「“誰が”、“なぜが”一切分からない、証人もそれを認めるという極めて異例な喚問だ」と疑問を呈している。与党内有力者にそうしたノーマルな感覚が残っていることが救われます。これからの世論の高まりに期待したいところ。何だか気の抜けた一日でした。全国の良識ある公務員の皆さんもきっと同じ気持ちであったのではないでしょうか。

 

 

佐川さん、つろうござんす~背広姿の渡り鳥 (佐川ミツオ)

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