ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

なぜ今また、「須永好」なのか

2013年08月04日 | 須永好 研究

 

 

 
“組合造り”の名人・・東毛義人 須永好(2)
大正デモクラシーから昭和の軍国主義に向かいつつあった時代、保守的な風土のここ上州群馬の一角で須永好は、よくぞ農民(小作農)組合をつくったものだと思う。組合は必要、つくるは至難...
 

上記は1年前の「ポポロの広場」です。参考にしてください。
きょうの本文は以下です。

『須永好と強戸農民運動(1)』

新しいシリーズを始ます。前回お話した西毛の文化誌『かぶらはん』の連載を紹介する形で、随意にピックアップして論評させていただきます。群馬県内の方はもとより県外からお越しのポポロの広場のみなさんにも興味を持っていただけるように努力いたします。

2013年7月の参院選 群馬選挙区、定数1に4候補
当選 580,144 自民現職
    123,725 民主新人
      91,905 共産新人
      11,200 諸派新人

「1強自民」を象徴するような群馬県の選挙結果です。自民以外の3候補は法定得票数にも満たず300万円の供託金は没収。何とも情けない革新・リベラル陣営の対応です。
太田強戸の農民運動家、須永好が戦後の総選挙で当選した1946年(昭和21)の22回総選挙は2名連記制でしたが以下の通り。リベラルな社会党の健闘が顕著です。

1位 当選 127,007票 野本品吉 無所属(国民協同党系)
2位 〃    71,419票 最上英子 進歩党
3位 〃    69,870票 飯島祐之 進歩党
4位 〃    67,871票 須永好 社会党
5位 〃   62,431票 鈴木強平 進歩党
6位 〃   47,787票 山田悟六 進歩党
7位 〃   46,287票 町田三郎 社会党
8位 〃   42,955票 武藤運十郎 社会党
9位 〃   40,793票 滝澤浜吉 進歩党
10位〃   36,700票 小峯柳多 自由党

果たして群馬は保守王国だからこの先どうにもならないのだろうか。しかし封建的といわれたの風土の中でも日本で初めて小作人組合を組織し、強戸村(現群馬県太田市)を“革新自治体”の解放区としたリーダーがいた。須永好その人だ。未来の状況を好転させるためにも須永好の足跡から学ぶことは少なくないと感じます。
「1強自民」の政治現状は政権党自民にとっても良くないこと。信頼できるブレーキ役が存在しないことで、今回の「ナチスの改憲手口を学ぶ」と発言した麻生副総理のような権力者のおごりや政策がこれからも醜く出てくると思えるからです。

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