久しぶりに天気がよいので粘土採りのため遅めの昼食を自転車で川口まで食べに行ってきました。土手には残りの桜や芽吹いた木々が見えていかにも春といった風情です。
土手には「すかんぽ」の葉っぱもあちらこちらに葉を広げています。図鑑などでの正式な名称は「ギシギシ」だったと思いますが、家の父は山形出身で昔この草を「馬のすかんぽ」と呼んでいて、それを憶えてしまったわけですが、山形以外では別の呼び方があるのでしょうか。
この草の茎の部分をかじってみると酸っぱい汁がたっぷりと溜まっていて、喉が渇いたときこれをかじって汁を吸えばよい、と教わりました。
この酸っぱさ、最近は日本でも時折売られている英語の「ルバーブ」、ドイツ語の「ラバーバー」の酸っぱさに似ているような気がすのですがどうでしょう。ただ見た目では同じ種類の植物ではないかもしれません。昔ドイツではじめて「ラバーバー」を食べたとき、農家のお母さんは、これは果物だと言っていましたが、見た目は日本のフキのような茎だけ赤っぽいものでした。茎を小さく刻んで砂糖に一晩漬けておくと、ピンク色のジュースのようになり、味は白桃のような感じになるのです。ラバーバーはジャムのようにして瓶詰めで売られる以外は露天のマーケットなどで季節に手に入るだけです。 話は脱線してしまいましたが、すかんぽも酸っぱい汁なので、ラバーバーのように砂糖に漬けたらどんなだろう、、と思い、今度実験してみたいです。
川口から赤羽への帰り道、荒川大橋から観た景色です。
芝桜で植え込んだもののようです。植えるのが大変だったろうと思いますが、好みで言うと色がケバすぎるように思います。むしろ色の淡く見える桜の木々の色や柳の芽吹いた色、手前の芦の枯れた色のほうが目にやさしくきれいだと思いました。
スイバは生でおいしいのだから茹でてもおいしいかと思いましたが、とろとろ溶けてだめでした(笑)。
いまどきさんは、人工的な芝桜より、素朴な野草の方がお好みなのですね。
ウリ坊は、エノコログサが好きで、子供の頃は振り回しながら歩いていました(笑)
中学生の頃、食べられる雑草、つまり山菜の延長で摘んできて調理して食べることにハマっていたので、イタドリは天ぷらにして食べた記憶があります。でも生ではまだ食べていません。ギシギシはとにかく喉が渇いたら茎をかじればよい、という知恵?を父から授かったので生でかじって、確かに水気がたっぷりありますね。今回は別に怖がって手を出していないという訳でもないのですが、この写真を撮ったときにすぐにかじるという発想に至らなかったので酸っぱいと思っていたのを確認していません。また川口に食べに行くのもそう遠くないのでかじってみて酸っぱければ砂糖で実験してみます。