昨日は初午でした。王子稲荷さまと装束稲荷さまはかなりの人出で賑わったことと思います。
王子稲荷さまは火伏せの凧市で知られていますが、古くからの土産として有名なものに紙と竹ひごで作られた紙からくりがあります。昔から東京を代表する郷土玩具のひとつに数えられるものです。
現在でも王子稲荷さまで授与している「暫狐」の類ですが、古い錦絵などに描かれているところから種類はいろいろあったようです。道行風の「相合傘」などどういった仕掛けになっていたのか伝世品があったら観てみたいものです。
画像のものは、わが家にある明治時代のものを手本として自分で以前作ったものです。本当なrば実物をご紹介したいところですが、どこにしまってしまったのか、すぐに出てきません。
寸法や意匠は忠実に写したつもりですので、こんなものが明治にあった、というイメージとして観ていただければ、と思います。
竹ひごを動かすと、おいらんの頭が回転して狐の頭に替わります。
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