あの大震災から、今日で1年です。私にとっては、あっという間の1年だったように感じますが、被災された方にとっては、どうでしょうか・・?先日、NHKのドキュメンタリー番組を見て、改めて、津波のすごさを見せ付けられました。その番組は、NHKの特派員の方が、震災直後の津波と被災者を38分間記録し、そこに映っている人たちのその後を追ったものでした。その映像に映っている方は、避難したにもかかわらず、高齢の母親を助ける為に、自宅に戻り、結果、津波に飲み込まれてしまった・・という解説がありました。その映像を撮った方は、「私が、インタビューしなかったら、もっと早く自宅に帰れて、津波に襲われなかったのではないか・・。」と話していました。確かに、いろんな方が、「あの時、ああしていれば、こうしていれば・・。」とずっと後悔するのでしょうね・・。とても、苦しいことだと思います。自然災害だから、仕方ない・・と思う反面、もっと、何とかできたのでは・・?とも・・。娘さんが、行方不明のままだという両親も出ていました。父親が、毎日、手帳に「今日も、娘と連絡取れず。」と書いていました。母親は、「娘は記憶喪失になって、わからないだけで、今もどこかで生きている・・。」と思うようにしていました。あまりにも、悲しすぎます・・。そして、娘の誕生日に、区切りをつけるため、死亡届を提出しました。この震災で、行方不明の方は、未だに3000人を超えています。その家族の方は、みんな、同じような気持ちで、毎日を生きているのでしょうね・・。私自信、あの当時のように、被災者の方を思いやる気持ちが薄れているのは、否めません。でも、また、1年の節目として、大震災を振り返り、被災地の現状に目を向けて生きたいと思います。