今日は、震災から10年の節目です。
10年前の出来事ですが、あの時の様子を鮮明に思い出すことができます。
群馬でも震度5強で、強い揺れを感じ、マンションの中にいる方がいいのか、外に出た方がいいのか、右往左往した記憶があります。
ちょうど幼稚園バスが帰って来るころだったのですが、もちろん来ない。
電話しても繋がらない。
幼稚園に迎えに行くと、園庭で毛布をかぶって不安そうにうずくまる子供たちの姿が見えました。
その後も続く余震。
スーパーから物が無くなりました。
輪番停電で、突然ブレーカーが落ちたように電気がおち、暖房が効かなくなりました。寒いので、毛布を被っていました。
ガソリンを入れるのに長蛇の列。
列に割り込んだとかで、大騒ぎして喧嘩になったりもしていました。
みんな、心がささくれ立っていましたね。
原発の水素爆発以降、雨が降ると、黒い雨だから絶対に浴びてはいけない・・と聞かされました。
毎日、福島から群馬への風向きを気にしました。
サッカーの試合で屋外にいる時には、ちょっと不安になったり・・。
震災から1か月は、本当に何が何だかわからない様子で、毎日、不安でいっぱいでした。
新聞を読んでは、泣いていたような・・。
実際に震災被害を受けていない私でさえも、これだけ不安に思い、鮮明な記憶があるのですから、実際に体験された方々の今を思うと、心が痛みます。
いつまでも、傷が癒えることはないのだろう・・と。
今、私は、悩みはあるものの、幸せな日々を過ごしています。
毎日、この幸せに感謝しています。
そろそろ、この幸せを違う形で恩返しをしなければいけない時なのかもしれません。
家族や身近な人以外へ、何らかの形で何かできないかな?
そうすることで、巡り巡って、また幸せが倍になって戻って来るのかもしれません。
震災に遭われた方々の傷が少しでも軽くなりますように・・。