図書館で借りてきて読みました。
自由診療の歯医者さんで、初診料が10万円もするそうです。
初診だと3時間かけてじっくりと歯を調べて丁寧に治療をしていき、一日に診る患者さんはたった2人。
なので、普通の歯科のように、治療に数日かける必要もないそう。
そうですよね!ちょっとした虫歯治療でも3回は必ず通いますからね~。
歯石除去も、必ず上顎と下顎で日にちを分ける。
これは保険の点数の関係で歯科医が儲けるためだ・・と聞いたことがありますが・・。
一般人が10万円をポンと払えるとは思わないのですが、お金がそこそこあって、歯も残したくて、何日も通いたくない人であれば、行く価値があると思います。
そして、この本で何よりも驚いたのは、歯周病のメカニズム。
歯にプラークが付着して汚れてくると、そこに細菌がすみつき、病魔を切り捨てるべく、歯を支えている骨が歯を外そうするそうなのです。
だから、骨が勝手に自分で自分を溶かす・・。
そして、骨にくっついておけなくなった歯がポロリと取れる。
これが、歯周病で歯が抜けるメカニズム。
なので、気づいた時には、歯がグラグラしていて、骨が結構溶けている状態だったりする。
そして、その骨は元には戻らない。
怖いですね~。
骨折しても骨は再生するけれど、これは、歯を外すために自分で溶かしているので再生しないのだそうです。
トカゲのしっぽ切り・・とは、ちょっと違うみたい。
しばらく、フロスを使っていなかったけど、真面目に使おう・・と改めて思いました。
できるだけ自分の歯を残すぞ~。