yamanba's blog

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くじゅう指山~登山道で出会った花たち

2023-06-06 14:16:16 | 山・火山

この季節、主役はミヤマキリシマだけど、忘れてならないのがドウダンツツジ(灯台躑躅)。くじゅうには、ツクシドウダン、ベニバナドウダン、シロドウダンと3種類のドウダンツツジがある。色も濃淡あって、木によって微妙に色が違う。今回、登った指山にも(三俣山ほど多くはないけれど)、登山道脇にツクシドウダンが咲いていた。山頂には中央にドカンと一本咲いていた。私も見てねと言わんばかりに。初夏から夏には花を付け、秋には葉が真っ赤に色付く。その頃、また指山に登ってみたいな。

※ドウダンツツジ(灯台躑躅)は、花が釣り下がっている様が、灯明台(灯台)に似ていることからこの名が付きました。

 

撮影日:2023.6.4

ツクシドウダン(ツツジ科/指山山頂)淡いピンク色

 

 全体の姿

 

 

ツクシドウダンの群生(山頂下、登山道から少し離れたところ)濃いピンク色

※遠くから撮影しているのでボケています。

 

 

ボケの花と実(バラ科/山頂下)

 

 

 

日陰に咲く(5合目あたりの登山道脇)白っぽい

 

 

 

アズキナシ(バラ科/硫黄山道路脇)

 

 

 全体の姿

 

 

エゴノキ(エゴノキ科/硫黄山道路脇)

 

 

 


くじゅう指山、ミヤマキリシマ2023

2023-06-05 21:11:50 | 山・火山

九州北部は、5月29日に梅雨入りし、異常な早さで大雨のシーズンがやってきた。今年は春から雨が多く、畑の作物に異変が生じているが、これは下界に限ったことではないようで(多雨のせいかは不明ですが)、くじゅう連山では、害虫被害が深刻になっている。

ようこそ九重連山へ」の永松さんによれば、ミヤマキリシマ群生地では花芽や葉が食い荒らされ、特に、三俣山は壊滅的な被害を受けているとのことだった。もしかして、高温多湿が続いたことで、シャクトリムシが異常発生しているのだろうか?昨年もかなり酷かったが、それ以上のようだ。そんな中、猟師岳や涌蓋山、指山は比較的良好とのことだったので、短時間で登れる指山へ行ってみることにした。

実は、くじゅうの山には30年近く登っているが、指山は初めてだった。存在は知っていたが、何となくスルーしていた。ところが、これが想像以上に良い山だった。登山道は綺麗で歩きやすく、植生も豊富で、指山・雨ヶ池分岐点まではゆったり散策できる。分岐点から先は急登が続くが、程良い距離(長者原から約1時間)で山頂に到着する。山頂は開けて見晴らしが良く、平治岳や星生山、遠くに由布岳も見える。ミヤマは群生こそしていないが、十分見応えがある。すでにピークは過ぎていたが、綺麗に咲いていた。(今週一杯は大丈夫そう)

先週末、体力的にも精神的にも、ぎりぎりな状態で福岡へ戻って来て(滞在時間も短いので)、直前まで登山するかどうか悩んでいた。が、行って良かった。さまなくば、精神的に追い込まれた状態で山口へ行かなくてはならなかった。やっぱり、くじゅうは最高、感謝😊

 

 

撮影日:2023.6.4

指山山頂、背後に三俣山北峰

 

 

 

ここからスタート(硫黄山道路脇の臨時駐車場)

指山(一番左)が見える もしかして、くじゅう連山で一番はじめに目指す山という意味でこの名が付いたのかな?

※長者原駐車場はどこも超満車状態で、どうするか悩んでいたところ、臨時駐車場の看板が目に留まり、タイミングよく1台出ていった所に止めることができました。臨時駐車場は2ヶ所あります。

 

 

硫黄山道路は工事中のため、700m先から通行止めに

※3年前の令和2年7月豪雨で大きな被害を受けたため、今も災害復旧工事が行われています。

 

 

土石流の跡

 

 

 

ここから登山道へ

 

 

 

上部に工事車両が見える

 

 

 

自然観察路だけあって植物ラベルが多い

 

 

 

指山分岐点、ここから急登がはじまる

 

 

 

少し登るとお目見え

 

 

 

5合目あたり(遠くに涌蓋山)

 

 

 

ツクシドウダンもお目見え

 

 

 

山頂下あたり、少し開けたところ

 

 

 

山頂手前、右に硫黄山

 

 

 

左に由布岳(写真中央)

 

 

 

正面左に平治岳

 

 

 

平治岳山頂、うっすらピンク色に

 

 

 

指山山頂は岩の上だった、、

 

 

 

突如、ツクシドウダン現る

 

 

 

下山する頃になって青空が、、(名残惜しいけど時間がないので下山)

 

 

 

アセビの巨木 下山中、思わず振り向いた😲 

 

 

次項、「今回、登山道で出会った花へ」と続きます。

 

 

《関連記事》

九州北部~東海地方が梅雨入り 近畿・東海地方では「5月の梅雨入り」は10年ぶり(tenki.jp 2023.5.29)

 


脊振縦走路、コバノミツバツツジ見頃

2023-04-24 08:28:00 | 山・火山

脊振では、コバノミツバツツジが咲いているだろうな(来年から見ることができないな)と思い様子を見に行った。時間がなかったので、脊振山下から椎原峠手前までを探索した。縦走路では、コバノミツバツツジが予想以上に咲いていた。陽当たりの良い場所では、満開のものも見られた。先週、気温が高かったので、一気に咲いたのかもしれない。通常、見頃は4月末から5月連休頃と言われているけれど、今年は少し早めかもしれない。今週は気温が下がるようなので、(雨が降らなければ)当分楽しむことができるのでは。

 

撮影日:2023.4.22(土)

今が見頃のコバノミツバツツジ(中央に見えているのは金山)

 

 

 

ここからスタート(脊振山公園線沿い)※帰路撮影

 

 

 

自衛隊専用道路脇のコバノミツバツツジはすでに満開

 

 

 

ここから九州自然歩道に入る(左の白い建物は福岡管区気象台・脊振気象レーダー観測所)※帰路撮影

 

 

 

芽吹きはじめ

 

 

 

いきなり見事なコバノミツバツツジに出会う

 

 

 

縦走路に入る、コバノミツバツツジがお出迎え

 

 

 

勢いよく

 

 

 

蕾もたくさん

 

 

 

ユニークなコバノミツバツツジの葉(葉が小さいことが名前の由来となっている)

 

 

 

足元に、、タチツボスミレかな

 

 

 

花が散ったあとのショウジョウバカマ

 

 

 

縦走路に「脊振の自然を愛する会」の標識

※福岡市立背振少年自然の家に「素晴らしき脊振の四季」の写真ギャラリーが出来ているようです。

 

 

唐人の舞へ

 

 

 

ここを少し登ると

 

 

 

唐人の舞に到着(標高911m)

 

 

 

いつの間にか看板が設置されていた(ずいぶん来ていないので)

 

 

 

巨石の上へ(舞ってはいません)

巨石の上から見る脊振山(写真中央)

 

 

 

金山方面を見る

 

 

 

眼下に福岡市早良区が広がる (ここでお昼ごはんの後、ふたたび縦走路へ)

 

 

 

唐人の舞の分岐点に見事なコバノミツバツツジが咲いている、そこから少し下ると、、

 

 

 

眺望の良いところに出る

 

 

 

レスキューポイント(設置までの経緯はこちらで)

 

 

 

正面に金山(967m)

 

 

 

福岡市内も良く見える

 

 

 

ベストポイント

 

 

 

満開超え

 

 

 

蕾も

 

 

 

ふっくらとした蕾

 

 

 

椎原峠へ ここから少し下ったところでUターン(前を行く相方)

 

 

 

白い花びら

 

 

 

見上げると、、オオカメノキ

 

 

 

登山道を振り返る、またいつの日か、、(来年、40年以上過ごした福岡を離れるので😢)

 

 

 

美しい脊振山系がいつまでも変わりませんように、、(脊振風力発電計画が白紙になって本当によかった)

 

 

《参考》

唐津Λ糸島の山の未来を考える会facebook

 


くじゅう三俣山~登山道で出会った花たち

2022-11-01 10:30:00 | 山・火山

くじゅう三俣山登山。つい紅葉に目を奪われてしまいがちだが、足元を見ると、秋を代表する花、リンドウが見頃を迎えていた。春に咲くハルリンドウに比べ、花の先が尖っているところが違う。かと思えば、日中の温さで春と勘違いしたのか、ミヤマキリシマが咲いていた。葉は紅葉しているのに蕾がたくさん。今にも咲きそうな感じだった。それでいて、今が見頃のはずのイワカガミの紅葉は遅め。コケモモの実は少なめ。やっぱり、温暖化や台風など自然災害の影響が大きいのかな。

 

撮影日:2022.10.28

リンドウ 登山時、大きく開いて(三俣山西峰付近)

 

 

 

下山時、しぼんで(同じ場所)

 

 

 

イワカガミの紅葉(三俣山Ⅳ峰付近)

 

 

 

これから見頃(小さい葉はコケモモの葉)

 

 

 

コケモモの実(三俣山Ⅳ峰付近)

 

 

 

ミヤマの蕾 春じゃないよ~(大曲登山道)

 

 

 


くじゅう三俣山、紅葉2022

2022-10-31 21:35:00 | 山・火山

今年はいつまでも気温が下がらず、くじゅうの紅葉も遅めかと思いきや、10月に入り気温が急激に下がったこともあってか、先週初めには早くも紅葉終盤との(延岡の山歩人Kさんの)情報が。これはもう色褪せてしまったかな、と思いつつ、先週末、定番の三俣山へ。

紅葉見頃は過ぎているので、登山者は少ないだろうと高を括っていたら大外れ。今年6月のミヤマの時より多かった。いつもの場所(大曲)から入山しようとしたところ、道路脇は延々と車の列。旧やまなみ料金所の駐車場に車を止めて、そこから歩いて登山道入り口へ向かう。登山道では、小学生やご婦人など団体登山者が多く見られた。コロナ制限緩和で全国から登山に来る人が増えているのだろうか?

紅葉終盤。それでも十分綺麗だった。何より登山が出来ただけで大満足。介護のため、福岡の滞在日数も少なく、登山をしようとすると、どうしても手軽な三俣山が多くなってしまう。その分、山の変化がわかる。どんな植物が紅葉しているのか。三俣山にはツクシドウダンやコケモモの群生地帯があって、そこが赤く色付いていたり、赤い実を付けていたり。自然は本当に面白い。

 

 

撮影日:2022.10.29/2022.6.4(ミヤマ季節の写真と比べてご覧ください)

 

三俣山本峰~北峰

紅葉終盤

 

 

 

大曲登山道からスタート

大曲駐車場上、車の列が見える(大曲駐車場下もこの状態)

 

 

 

ミヤマキリシマ!蕾もたくさん、うそみたい。

 

 

 

硫黄山、このところ落ち着いている

 

 

 

生憎、山上はガス模様

 

 

 

Ⅳ峰南斜面 手前にツクシドウダンの紅葉

 

 こちらは今年6月

 

 

西峰山頂 多くの登山者で賑わう

 

 

 

西峰からⅣ峰へ ミヤマ休眠中

 

 こちらは今年6月

 

 

南峰南斜面、枯れたノリウツギが一面に広がる

 

 

 こちらは今年6月

 

 

 

南峰テラスから 正面に大船山、下に坊がつる

 

 

 

紅葉降下中

 

 

 

坊がつるも紅葉

 

 

 

土曜日なのでテントも多い

 

 

 

大鍋(写真下) ここもノリウツギが繁殖しているのかな

 

 こちらは6月

 

 

小鍋(写真右) 手前に葉を落としたベニドウダン(遅かった、、)

 

 こちらは今年6月(アップ写真ですが)

 

 

北峰 

 

 こちらは6月

 

 

三俣山本峰山頂から 大鍋と小鍋を見る

 

 

 

ガスを覆う

 

 

 

ガスが上がるのを待つ人たち

 

 

 

すがもり越、ようやく晴れてきた

 

 

 

駐車場から三俣山を見る (また来年、、旬の紅葉が見れたらいいな)

 

 

次項は今回出会った花たちです。(少なめですが)こちらです。