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福岡市、1月クラスター29ヵ所~高齢者施設 過去最多

2021-02-04 15:45:45 | 新型コロナ

福岡市の1月のクラスターは29ヵ所、過去最多だった12月とほぼ同じで、横ばい状態だった。ただ、緊急事態宣言が発令されて、営業時間の短縮効果なのか、飲食店でのクラスターは減少している。一方で、高齢者施設がこれまでで最多の10ヶ所となっている。重症化しやすい高齢者が急増しており、それとともに死者数が増えるなど、懸念していたことが起きはじめている。

29ヵ所の内訳は、多い順に、高齢者施設10ヶ所、学校関連(保育園含む)9ヵ所、民間企業4ヵ所、病院3ヵ所、飲食店2ヶ所、警察署1ヵ所となっている。高齢者施設の次に多いのが学校関連である。学校での感染者は11月頃から増えはじめていたが、福岡市教育委員会のホームページを見ると、1月は小学校と中学校のあわせて48校で感染が確認されており、過去最多。感染者数は児童生徒46人、職員11人の計57人となっている。報道によれば、大半が家庭内感染だという。(57人は掲載分のみで、実際にはもっと多いようだ)

こうした中、福岡県では緊急事態宣言の延長が決まった。高島市長は3日の臨時記者会見で、非常に残念だと悔しがっていたが、今の状況では当然の結果だろう。経済のことばかり口にしているが、どれだけ高齢者が亡くなっているのかわかっているのか。そもそも1月に入って、急激に感染拡大していたにもかかわらず、自粛要請も出さずに呑気なことを言っていたから、このような状況になっているのではないか。小川知事とともに猛省すべきと思うが。(そういえば、小川知事は今月12日に復帰されるとか)

福岡県は、緊急事態宣言の延長を受けて、宣言の解除を国に要請するため独自の判断基準を新たに設けた。直近1週間の新規感染者数の平均が7日連続で180人未満。病床使用率(最大確保するとしている病床760床の使用率)が50%未満というもの。県は2つの基準をどちらも満たせば、3月7日の期限を待たずに国に宣言の解除を要請するという。これに対し、県医師会は、1日の感染者数が100人を切ること。福岡市にあてはめると、50人を切る状態が7日以上続くこととしている。もしもここで見切り発車をすれば、三度、宣言を出すようなことになるかもしれない。そうならないためにも、県は医療現場の声に耳を傾けてほしいのだが。

 

 

福岡市1月クラスター 一覧表 

西日本新聞の情報をもとに、各施設等のホームページを確認の上、作成しています。なお、発生日は福岡市が発表した日です。

医療機関でふたたび出始めた

 

 

 

福岡市内の感染動向

緊急事態宣言から2週間後、28日頃から減少している 効き目はこれからか、、

 

 

 

 

福岡県内の発生状況

病床稼働率は8割近く、重症者は40人で過去最多 解除には程遠い、、

 

 

 

《関連記事》

福岡市で死者倍増、1週間で13人 新型コロナ感染者は減少(西日本新聞 2021.1.26)

市医師会「解除は厳しい水準で」(NHK福岡ニュース 2021.2.3)

西日本新聞・新型コロナニュース ※随時更新

 

《関連資料》

福岡市教育委員会・新型コロナウイルス感染症の患者発生による休校等のお知らせ ※随時更新